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Ryzen AI PRO採用で仕事も遊びも充実のスペック! 旅や出張のお供に最適な長時間駆動「LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)」
- 提供:
- NECパーソナルコンピュータ株式会社
2024年12月27日 06:00
ビデオ会議しながらオフィス系のアプリを使っても処理が遅くならない優れた基本性能、動画編集やエンコードなどクリエイティブワークもこなせるパワー、長時間の移動・出張でも安心のバッテリー駆動時間、薄型軽量でもゲームを遊べる3D性能、今後活きるであろうローカルでの高いAI処理性能、そんなワガママとも言える要望にすべて応えてくれるのが、NECパーソナルコンピュータの14型ノートPC「LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)」だ。本稿では、仕事用のメインPCから旅のお供までマルチに活躍できる本機を詳しく紹介していく。
LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)の最大の特徴は、“仕事でもプライベートでも快適に使えて持ち運べるサイズのノートPC”として非常にバランスがよいことだろう。サイズは313.6×222.9×19.8mmとA4に近く、重量は1.39kg。ディスプレイは14型で見やすい大きさが確保されており、解像度は1920×1200ドット。画面比率は主流の16:9に比べてと16:10と縦に長めなので、Webブラウザや文章ファイルなど縦長のデータを見やすいのがメリットだ。
CPUには、AMD最新の「Ryzen AI 7 PRO 360」を搭載。8コア16スレッドで最大5GHz動作と、コア数も動作クロックもノートPCとして十分ハイレベルで、幅広い処理で活躍できる。GPUは、CPU内蔵の「AMD Radeon 880M」を利用。CPU内蔵型としてはトップクラスの性能を持っており、ゲームも楽しめる。さらに、AI特化型プロセッサのNPUも内蔵しており、その性能は50TOPS。Microsoftが推進する40TOPS以上のAI処理性能を求める「Copilot+ PC」の条件をクリアしており、今後増えていくAI対応アプリへの準備も万端だ。
メモリは標準で32GBと大容量なので、複数アプリの同時利用やクリエイティブワークにも対応しやすい。ストレージは512GBあるので、当面困ることはないだろう。
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen AI 7 PRO 360(8コア16スレッド、最大5GHz、TDP 28W) |
GPU | AMD Radeon 880M(CPU内蔵) |
メモリ | 32GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 512GB(PCIe 4.0 x4、NVMe M.2 SSD) |
ディスプレイ | 14.0型IPS液晶(1920×1200ドット、sRGB 100%、非光沢) |
インターフェース | Thunderbolt 4×2基、USB 3.2 Gen.1×2基、HDMI出力、ヘッドフォンマイクジャック |
通信機能 | Wi-Fi 7(320MHz対応)、Bluetooth 5.4 |
カメラ | 500万画素(Windows Hello顔認証対応) |
サウンド | ステレオスピーカー |
セキュリティ | 指紋センサー(電源ボタン一体型、Windows Hello指紋認証対応) |
同梱品 | ACアダプタ(最大65W) |
カラー | ルナグレー |
仕事も動画エンコードもゲームもいける!
LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)は、基本ビジネス向けだ。それだけに、まず気になるのがオフィス系アプリの快適度だろう。
ここでは、比較対象として2022年の春モデルとして発売されたCPUにCore i7-1195G7(4コア8スレッド)を搭載する当時ではハイエンド仕様のノートPC「LAVIE NEXTREME Carbon XC950/DAG」を用意した。メモリはLPDDR4X 16GB、ストレージに512GBのSSDを搭載するモデルだ。ディスプレイは同じ14型で1920×1200ドット。約2年10か月でノートPCがどこまで進化したのか参考になるはずだ。
まずは、PCの基本的な性能を測定する「PCMark 10」、MicrosoftのWord、Excel、PowerPoint、Edgeを実際に動作させてオフィス系アプリの性能を測定する「PCMark10-Applications」を実行する。
それほど負荷の高い処理ではないので、どちらのPCでも高いスコアを出している。オフィスなどビジネス系のアプリなら不満を感じることはないだろう。ちなみにPCMark 10はEssentialsで4100以上、Productivityで4500以上、Digital Content Creationで3450以上が快適度の目安。LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)は、すべて2倍以上のスコアだ。
では、趣味や遊びではどうだろうか。実際にAdobeの動画編集アプリ「Premiere Pro」を使って編集やエンコードを実行するベンチマーク「Procyon Video Editing Benchmark」を試そう。
LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)のGPU「Radeon 880M」には、ハードウェアエンコーダーが搭載されており、高速なエンコードが可能だ。比較対象のLAVIE NEXTREME Carbon XC950/DAGと比べて約1.5倍のエンコード速度となっており、9499というスコアもノートPCとしてはかなり高い。動画編集もこなせるパワーがあると言える。
実ゲームも実行しよう。ここでは、定番FPSの「Apex Legends」、人気格闘ゲームの「ストリートファイター6」、描画負荷の高いオープンワールドゲームとして知られる「サイバーパンク2077」を用意した。Apex Legendsは、射撃訓練場の一定コースを移動した際のフレームレート、ストリートファイター6はCPU同士の60秒間対戦させた際のフレームレート、サイバーパンク2077は内蔵ベンチマーク機能を実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で計測している。
LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)なら、低画質設定ではあるがApex Legendsとストリートファイター6は快適に遊べるフレームレートが出ている。サイバーパンク2077もプレイは可能だ。旅先や出張先でもゲームの続きを遊べるのはうれしい。一方で、LAVIE NEXTREME Carbon XC950/DAGは、快適に遊ぶのが難しいフレームレートになっている。ビジネス向けのノートPCでゲームプレイは厳しいのが当たり前だったが、それが変わったのは大きなポイントと言える。
10時間超え! 長時間バッテリー駆動を実現
出張先や移動中にノートPCを使いたい人にとって、バッテリー駆動時間はトップクラスに気になるところだろう。ここでは、MicrosoftのWord、Excel、PowerPoint、Outlookを動作させて実作業に近い動作でバッテリー駆動時間を測定する「Procyon Office Productivity battery life」を実行した。電力の設定はデフォルトの「バランス」にしている。
画面の輝度は50%で、バッテリー残量100%から2%になるまで10時間36分と、かなりの長時間駆動を記録した。これなら長めの外出や移動があっても安心だ。また、LAVIE NEXTREME(X1475/JAS)には、性能は少し抑えめになるがバッテリー駆動時間を延ばす「ロングバッテリー」モードも用意されている。
1時間のバッテリー消費量を測定する「Procyon Office Productivity One Hour Battery Consumption」を実行したところ、デフォルトのバランス設定では1時間でバッテリーは6%の消費だったが、ロングバッテリー設定では5%の消費に抑えられた。これが長時間のバッテリー駆動になれば、大きな差になる。性能よりも駆動時間を延ばしたい場合には有効だ。
Webカメラの背景ぼかしもAIで快適に
Ryzen AI 7 PRO 360は、その名前にも入っているとおり、AI処理に強いのも大きな特徴だ。AIと言えば画像生成が知られているが、どうやってローカル(PC本体内)にその環境を作れるのか分かりにくい。そこで、AMDではRyzen/Radeon向けの生成AIアプリ「Amuse」を用意している。これをインストールするだけで、ユーザーが入力したプロンプト(キーワード)や手描きスケッチから画像を生成することが可能だ。社内資料の素材作成も手軽に行なえる。入力したプロンプトから1024×1024ドットの画像を4パターン生成するのに約14秒と、かなり高速で実用的だ。
このほか、Ryzen AI 7 PRO 360内蔵のNPUを活用する方法として「Windows スタジオ エフェクト」が挙げられる。Webカメラの映像から背景をぼかしたり、自動的に自分を中心にするフレーミング、視線をカメラ方向に補正するアイコンタクトといった機能をNPUで処理をするのが特徴だ。処理された映像はそのままビデオ会議アプリに反映される。
例えば、ビデオ会議の定番アプリ「Zoom」にもWebカメラ映像の背景をぼかす機能が用意されているが、有効にするとGPUに負荷がかかる。その点、Windows スタジオ エフェクトならNPUが処理を担当するので、CPUやGPUをほかの処理に回す余力が生まれるというのが大きなメリットだ。
使いやすいポインティングデバイスに必要十分なポート類
キーボードはクセのない日本語配列でスムーズな入力が可能で、右下にはWindowsのAIアシスタント「Copilot」をワンタッチで呼び出せるCopilotキーを搭載している。また、使い勝手のよさとしてタッチパッドに加えて、スティックでカーソルを操作できるトラックポイントをキーボード上に備えている。キーボードに指を置いたまま、サッとマウス操作を行なえるので、文書入力の効率を高めることができる。
インターフェースは左側面にThunderbolt 4が2基、HDMI出力、ヘッドセット端子、右側面にUSB 3.2 Gen 1が2基と必要十分だ。電源はThunderbolt 4経由で接続し、65W出力のACアダプタが付属する。ネットワーク機能はWi-Fi 7(最大5.7Gbps)で有線LANは備えていない。
このほか、ディスプレイ上部のWebカメラはWindows Helloの顔認証に対応。さらに、電源ボタンはWindows Helloの指紋認証に対応する指紋センサーを内蔵と、仕事用マシンに欠かせないセキュリティも充実している。
また、性能が高いと膝上でも安心して使える温度なのか、キーボードが熱くならないか気になる人もいるだろう。CPUに最大負荷がかかるCinebench 2024のMulti Coreテストを10分間連続で実行した際の温度をサーモグラフィーで撮影してみた。
温度が高くなっている箇所でも40℃前後で実際に触っても少し温かいというレベルだ。高い負荷がかかった状態でもこの温度なら、普段使いで熱が気になることはないだろう。それでいてファンの音は大きくなく、効率よく冷却できているようだ。
高性能に長時間バッテリー駆動、長く付き合える相棒になる1台
Ryzen AI 7 PRO 360は、オフィスワークはもちろん、クリエイティブワークにも対応できる高い性能があり、多くのゲームを遊べるGPU性能も備え、AI処理にも強いと非常に汎用性の高いCPUだ。そこに見やすい14型のディスプレイに使いやすいポインティングデバイス付きのキーボードを組み合わせ、長時間バッテリー駆動も可能と、用途や場所を選ばず使えるノートPCに仕上がっている。仕事、趣味、旅のお供としても長く使える1台を求めているならぜひともチェックしてみてほしい。