週末駅弁
「海鮮美食」
富山の銘品「ますのすし」の「源」の駅弁
(2015/12/4 21:24)
弁当名 | 「海鮮美食」 |
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価格 | 1400円 |
販売駅 | JR東日本 富山駅ほか |
購入場所 | 東京駅 駅弁屋 「祭」 |
購入日 | 2015年12月4日 |
北陸新幹線 長野駅~金沢駅間が3月14日に開業し、北陸は東京から新幹線1本で気軽に行けるようになりました。北陸地方富山県の駅弁といえば、「ますのすし」が有名です。富山駅や新高岡駅などで売られているほか、車内販売でも見かけることがあります。このますのすしを製造している「源(みなもと)」の駅弁の1つが「海鮮美食」です。ますのすしは記者も好んで食べる駅弁ですが、いかんせんマスだけという構成のため、美味ではあるものの飽きてくることがあります。それに対し海鮮美食はマスはもちろん、様々な海の幸が詰まった押し寿司の駅弁です。
海鮮美食は長方形の木製の箱に入っており、ますのすしと同じく蓋の上と底面に竹の棒を渡し、その棒をゴムで留めることで上から押した状態を維持するスタイルで売られています。蓋を開けるとフィルムに包まれ、笹の葉が上に敷かれた押し寿司が姿を現わします。そして中身はすし飯のうえにマスとホタテ、マスのはらみ、ブリ、カニ、玉子、甘エビと7種類ものネタで構成されています。なお、食べやすさを考慮してか、箸のほかにヘラも付属しています。
実際に食べてみると、押し寿司特有の寿司に近い味でありながらネタのうま味が凝縮された濃い味を楽しむことができます。特に「マスのはらみ」は、サケ系の脂の美味さが凝縮されており、7つのネタの中でも特に気に入りました。もちろん、他のネタも美味さに関しては甲乙付けがたいレベルです。単一のネタに飽きるどころか、どのネタも物足りないぐらい“食べたい”と思わせてくれる味でした。また、カニは見た目には小さいですが、実は大ぶりの実が押されて凝縮されており、思わぬ贅沢感を味わうことができました。おつまみのような濃いうま味は、間違えなく日本酒やワインを美味しく頂くことができるでしょう。分量は大人の男性にはやや少なめですが、十分満足できるレベルです。