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国営飛鳥歴史公園のキトラ古墳周辺地区が9月24日開園

壁画で知られる飛鳥時代の重要文化財を公開

2016年9月24日 開園

壁画の公開イメージ

 文化庁は、奈良県明日香村の「国営飛鳥歴史公園」内で整備が進められてきた「キトラ古墳周辺地区」を2016年9月24日に開園することを発表した。2001年に飛鳥地方の歴史的風土や文化財の保存のために公園整備が決定されてから、13.8ヘクタールの土地が国土交通省によって整備してきたもの。開園に合わせて「キトラ古墳壁画体験館四神の館」で、キトラ古墳壁画の実物が公開される予定。

 キトラ古墳とは、1983年に壁画が発見されたあと、星宿図や四神の精緻な壁画が確認された学術価値の高い古墳。2000年11月24日に特別史跡指定されるなど、高松塚古墳に匹敵する飛鳥の重要な文化財だ。

キトラ古墳壁画(朱雀)

(編集部:塩野入香菜)