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1~2月のゲレンデは外国人で激混み? JATAが推す「春スキー・スノボ」の先取り予約

2026年10月8日 発表
一般社団法人日本旅行業協会 国内旅行推進部 部長 野浪健一氏

 JATA(日本旅行業協会)は10月8日、霞が関の本部で定例会見を開催し、「春スキー&スノボは先取りがお得!3月出発キャンペーン」について説明した。登壇者は国内旅行推進部 部長の野浪健一氏。

 特設サイトにて、旅行会社9社がスキーシーズンの締めくくりとなる3月出発の宿泊プランやツアー(JR・飛行機+宿泊)情報を一斉に告知する取り組みで、今回が初となる。

 ターゲットは、春休み中の学生や1~2月のトップシーズンを避けてゆったり滑りたい層。事業者ごとに特典の内容は異なるが、シーズンが本格化する前の「先取り予約」によって、特別価格や割引クーポンを適用するとのこと。

 対象出発日は2027年3月1日~31日。申し込み期間は航空ツアーが2026年10月31日まで、JR・新幹線ツアー、バスツアー、宿泊単体の予約が2026年12月31日までとしている。

参画旅行会社(9社)

ANA X(ANAトラベラーズ)、オリオンツアー、クラブツーリズム、JTBガイアレック、ジェイトリップ、ジャルパック、T-LIFEホールディングス(トラベルインツアー)、東武トップツアーズ、ビッグホリデー

 本施策は一見すると春スキー・スノボの需要喚起施策に映るが、その背景には国内のスキー・スノボ人口減少と、急増する訪日外国人(インバウンド)の影響によって「日本人旅行者が予約を取りづらくなっている」という深刻な課題がある。

 野浪氏によると、日本人のスキー・スノボ人口は、1990年代後半の1800万人強をピークに減少が続いており、2024年~2025年は400万人前後に留まっているとのこと。

 一方で、インバウンドのスキー・スノボ人口は、コロナ前の2019年が90万人程度に対して、コロナ明けの直近は推定150万~200万人と急増。外国人客は長期滞在かつ早期に予約する傾向が強く、需要の平準化がすでに進んでいるという。

 これに対して、日本人の旅行者は直前の予約や週末・大型連休への集中傾向が根強く、直前に計画を立てても「予約が取れない」「航空券や宿泊費が高騰している」といった事態に直面しやすくなっている。

 JATAが今回の施策で3月出発に着目したのは、ハイシーズンの1月~2月と比較してインバウンドの予約で埋まり切っていない枠がまだ残されており、受け入れ態勢に余力があるため。また、春スキー・スノボについては以下の魅力・メリットを挙げている。

快適なコンディション: 天候や気温が安定しており、吹雪などのリスクが低い
ゆったり楽しめる: ゲレンデやリフト、施設周辺の混雑が緩和される
春休みの学生需要: 卒業旅行や春休みを利用した若年層を取り込みやすい

 野浪氏は「どのタイミングで休みを取り、どういう旅行のスタイルにしていくのか。グローバルな観点にあわせて、日本人も少しずつ意識や行動を変化していく必要がある」と強調。

 本キャンペーンを通じて、春スキーの魅力を訴求するだけでなく、「早期予約」および「平日利用」を促すムーブメントの第一歩としたい考えを示した。