JR東日本、生成AIで電話案内「どこトレダイヤル」開始。駅係員やコールセンター待たず列車の遅れが分かる

JR東日本が生成AI電話自動音声アシスタント「どこトレダイヤル」サービス導入

　JR東日本グループは、生成AIを活用した電話自動音声アシスタント「どこトレダイヤル」を7月23日に開始する。

　スマホ操作が苦手な人でも、駅係員による案内やコールセンターのオペレータ対応を待つことなく、列車の遅れや走行位置を“電話でスムーズに”確認できるようにしたサービスで、国内の鉄道事業者としては初の試み。地方エリアの在来線の運行情報が分かる「どこトレ」全路線に対応しており、ガイダンスに従って利用路線や駅を音声入力すると、各路線に遅れや運転中止が発生している場合の状況や発車時刻、走行位置などが案内されるという（日本語のみ）。

「どこトレダイヤル」導入前・導入後の比較

利用の流れ

JR東日本の地方エリア在来線を中心に展開する運行情報サービス「どこトレ」導入線区

「どこトレ」表示画面

　また8月1日には、聴覚に障がいのある人や訪日外国人向けに「みえるアナウンス」サービスを試行導入する。専用ボードにタッチ、または専用の2次元コードを自分のスマホなどで読み取るだけで、駅案内放送の内容が画面に表示される仕組み。放送の内容は、利用者のスマホの言語設定に応じて最大13言語の表示が可能だが、今回の試行では4言語（日本語・英語・中国語・韓国語）に対応する。

聴覚に障がいのある人や訪日外国人向けに「みえるアナウンス」サービスも試行導入