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福岡県、福岡県の宿泊施設や体験プログラムなどが実質半額で利用できる商品券「福岡よかとこ旅行券」
9月29日14時発売
(2015/9/30 10:51)
- 2015年9月29日14時発売
福岡県は、9月29日14時より福岡県内の宿泊施設や体験プログラムなどで利用できる商品券「福岡よかとこ旅行券」の第2弾を発売する。発売総額は第1弾の倍の6億円。5000円券(販売価格2500円)、1000円券(販売価格500円)のほか、新たに「体験プログラム」や「観光タクシー」専用の「やってみたい券」として500円券(販売価格250円)が発売される。同商品券は、全国の大手コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、サークルKサンクス、ファミリーマート)約4万9000店の情報端末から購入できる。利用期限は2016年1月31日まで。
「福岡よかとこ旅行券」が利用できるのは、以下のとおり。
・福岡県内の旅館やホテルなど222個所の宿泊施設(1人1泊2万円分まで利用可能)
・福津市「つやざき観光馬車」や飯塚市「陶芸体験」など256の体験プログラム
・「糸島半島工房めぐり」や「太宰府めぐり」「源平と維新の史跡めぐり」「近代化遺産三池炭鉱と旧三井港倶楽部をめぐる旅」などの82コースの観光タクシー(国認可の観光ルート別定額運賃のみ適用)
また、国の交付金を活用した割引助成により、以下の福岡県内の旅行に関する割引が受けられる施策も実施する。
・「るるぶトラベル」や「じゃらん」「Yahoo!トラベル」「日本旅行」のWeb予約サイトの県外発着の宿泊パック(レンタカープラン含む)が最大5割引き(2万円~5000円)。利用期間は2016年1月31日まで。
・食事や観光付きの西鉄電車・バスの「割引観光きっぷ」が最大5割引き。
・「世界遺産をめぐるバスツアー」や「はじめての糸島よくばりツアー」など福岡県内を周遊するバスツアーが最大5割引き。対象期間は2016年1月31日まで。
・福岡よしもと芸人と行く「福岡よかとこバスツアー」を参加費1000円で実施。1回40名、2016年2月までの週末に1コースごと合計65本設定。
さらに、福岡県内の加工食品や農林水産物、工芸品などを販売する「福岡よかもん市場」でも2016年2月22日まで3割~4割の割引きが行なわれている。10月より「楽天市場」(10月14日)やイオン「AEストア」(9月下旬)、「イオンカタログギフト」(10月10日)での商品の販売も開始される予定。
9月16日には、福岡県知事 小川洋氏と、同県の宣伝部長に就任しているよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京の漫才コンビ「博多華丸・大吉」さんらが出席し、「福岡よかもん市場・福岡よかとこ旅行券事業」について記者発表が行なわれた。
冒頭で挨拶した福岡県知事 小川洋氏は「博多弁で『よか』は『良い』という意味です。福岡県には、自慢の品として「よかもん」、素晴らしい観光スポットとして「よかとこ」が多くあります。私どもは全国の皆さんに楽しんでいただこうと、6月から割引き販売『ふるさと割』事業を実施しており、この度その充実強化を図ることにしました。第1の目玉は『福岡よかとこ旅行券』の第2弾の発売です。9月29日より発売し、販売総額は6億円です。新たに『やってみたい券』も発売します。第2は『福岡よかもん市場』の販売チャンネルを『楽天市場』や『AEストア』『イオンカタログギフト』などに拡大します。第3は、豪華賞品が当たる「福岡よかとこフォトハント」キャンペーンの実施です。私どもの宣伝部長をお願いしている「博多華丸・大吉」さんから、皆さんに行ってもらいたいところ、食べてもらいたいものなどが示されますので、実際に行っていただき、その場所やモノの写真を撮って、応募いただきますと賞品が抽選でプレゼントされます。ぜひ、この機会に、「福岡県の魅力」を実感していただきたいと思っております」と語った。
次に「博多華丸・大吉」さんが加わり、嘉麻市や糸島市の観光振興の担当者と観光スポットや名産品の紹介。また、福岡県産米「めし丸元気つくし」や「福岡よかもん市場」で売られている「まんねん亀 ふく刺し・ふくちりセット」や「小倉牛王様サーロインステーキ」の試食などが行なわれた。
嘉麻市は水、米、酒、肉、フルーツなどが名産。国の補助により「ふるさと名物商品割引券」と「ふるさと旅行割引券」を発行しており、「道の駅うすと」と「カッホー馬古塀」にて地元以外の居住を示す身分証があれば、500円で5枚綴りの名産品が割り引きで購入できる「ふるさと名物商品割引券」を1日1人1シートもらうことができる。本割引券は1500円分の名産品の購入で500分券1枚、2000円で同2枚、3000円で同3枚、5000円では同5枚と使用することができる。また、「ふるさと旅行割引券」は、宿泊費と付随する飲食代を含めて1人最大5000円引きになるという。なお、嘉麻市の観光大使はおすぎさんを起用。“カマ繋がり”だという。
糸島市は、海と山の幸に恵まれた土地で、天然真鯛の水揚げ量が3年連続日本一。10月は名産の牡蛎を海辺で味わえる「牡蛎小屋」がオープンする。米や肉、魚などさまざまな食材が生産されており、担当者によると「砂糖以外の食材はすべて揃う」とのこと。
福岡県産米「めし丸元気つくし」は、温暖化に強い米として10年の品種改良で誕生したもの。担当者が「炊きたて美味い」「冷めて美味い」「春夏秋冬いつでも美味い」とアピール。小川知事と「博多華丸・大吉」さんらは口を揃えて「冷えていてもとても美味しい」と語った。また名産のお茶である「やめ茶」も試飲した。
「福岡よかもん市場」で売られている「まんねん亀 ふく刺し・ふくちりセット」は、ふぐ刺しが皿付きの状態で送られてくる。野菜はもちろん「かぼす」など必要な具材、ポン酢などすべてセットにされている。4人前で通常は2万円だが3割引の1万4000円で購入できる。大吉さんは「新鮮で美味い朝の10時45分(発表会が行なわれていた時間)でこれだけ美味いんですから、夜食べたらもっと美味いに違いない」と語った。
「小倉牛王様サーロインステーキ」に使われる小倉牛は年間認定頭数がわずか100頭と地元だけで販売されている流通しない幻のブランド牛とのこと。販売は市内50店舗だけ。関門の塩をつけて食べるのが小倉流とのこと。3人が口を揃えて「これは美味い。柔らかい」とコメント。
また、会場には「福岡よかもん市場」で販売されている特産品が多く展示されていた。