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東京消防庁本部庁舎と丸の内消防署の建て替え工事の基本計画を策定。2032年度末に移転・運用開始予定
2024年3月29日 14:23
- 2024年3月29日 発表
東京都は、東京消防庁本部庁舎と丸の内消防署の建て替えに向けて基本計画を策定した。
皇居を望む大手町の一角に1976年に建築された東京消防本部庁舎と丸の内消防庁舎は、まもなく築50年を迎える。建物の老朽化が進み消防行政需要が増大していることに伴い、庁舎の狭あい化などの課題を抱えているという。今回の計画では、今後発生することが予想されている首都直下地震などのあらゆる災害時の中核拠点として東京の街と都民を守り、22世紀の未来の東京に安全・安心をつなげることを目指す。
これまで、本部庁舎の機能分散や建物の改修によって機能を維持してきたが、これらの課題を根本的に解決し、防災拠点施設として最大限に機能を発揮するために新たな本部庁舎の整備が必要とされている。新本部庁舎建設予定地の敷地面積は最大5300m2で、現庁舎の約4300m2よりさらに広くなる予定。2028年度から2032年度にかけて建築工事を行ない、2032年度末の移転・運用開始を計画している。
東京消防庁本部庁舎 建築概要
階数: 地下3階、地上22階+免震層
延床面積: 6万3000m2
高さ: 100m程度