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HIS、東京渋谷の「変なカフェ」にラーメン自販機「Yo-Kai Express」設置

2023年7月13日 発表

「変なカフェ」に設置されたYo-Kai Expressの自動調理販売機

 エイチ・アイ・エス(HIS)は7月13日、東京渋谷の「変なカフェ」にYo-Kai Expressが開発した自動調理販売機を導入した。

 変なカフェは、ロボットがドリップコーヒーを提供する無人カフェとして2018年2月にオープン。その後、アイスメニューに対応したり、軽食の提供を開始するなど、ロボットを活用した店舗運営を行なってきた。

 一方のYo-Kai Expressはシリコンバレーのフードテックベンチャー企業としてラーメンを最短90秒で自動調理して提供する販売機を各所に開発。国内では、上野駅や羽田空港、阿蘇くまもと空港、首都高のパーキングエリアなど、20か所に設置してきた。

 変なカフェに設置されたYo-Kai Expressの販売機では、同店限定の「Vietnamチキンフォー」(790円)など、5つの新商品を含め、7メニューが提供される。

(手前左から)Vietnamチキンフォー、喜多方 Shoyu、IPPUDO スパイシー担々麺、(奥左から)桂花 熊本とんこつラーメン、Twiwan牛肉麵

変なカフェで提供されるメニュー

・(新)Vietnamチキンフォー(790円)……変なカフェ限定
・(新)Twiwan牛肉麵(980円)……関東先行販売
・(新)桂花 熊本とんこつラーメン(980円)……関東先行販売
・(新)IPPUDO スパイシー担々麺(980円)
・(新)喜多方 Shoyu(850円)
・一風堂博多とんこつラーメン(980円)
・しみしみお揚げ Dashi Udon(790円)

 変なカフェ以外にも変なホテルなども運営するHISだが、取締役上席執行役員の山野邉淳氏は「変なシリーズは進化して変わり続けることをコンセプトにしているブランド」だとした上で、「旅行会社の中にカフェを設け、旅行商品を買うだけでない体験を提供したい」と変なカフェの狙いを説明。

 変なカフェの来客は日本人と外国人が半々になっているとのことで、「海外の方には日本のラーメンを提供する。日本の方も新メニューのベトナムのフォーを楽しめる」(山野邉氏)という。

 Yo-Kai Express JAPAN General Managerの土屋圭司氏によると、同店限定の「Vietnamチキンフォー」については、Yo-Kai Expressが味の素と共同で開発したメニュー。「Twiwan牛肉麵」は一風堂の協力の下で開発されたもので、「IPPUDO スパイシー担々麺」については実はプラントベースのビーガンメニューになっているという。

 旅行会社という世界への窓口に設置するということもあり、両社では、今後もニーズに応じてメニューを開発し、世界の麺料理を体験してもらった上で、実際に海外に出かけていく流れを作りたいとしている。

HIS 取締役上席執行役員の山野邉淳氏(中央)、Yo-Kai Express JAPAN General Managerの土屋圭司氏(左)、両社の間を取り持ったFood Tech Studio - Bites! Co-Founderの外村仁氏(右)