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NEXCO西日本、集中豪雨・台風時の高速道路での取り組み。24時間以内の通行止め可能性区間を地図で知らせる

2022年6月1日 発表

近年の災害事例

 NEXCO西日本は、近年激甚化・頻発化する集中豪雨や台風などの自然災害への対応を発表した。

 引き続き、防災・減災に資する道路法面の強化などに取り組むほか、通行規制に関する実施状況などの情報を積極的に発信する。また、集中豪雨や台風などによる通行規制を解除する場合は、点検や清掃などの作業を実施し、安全に走行できるよう取り組んでいく。

 2012年~2021年の1時間降水量50mm以上の平均年間発生回数は約327回で、統計期間の最初の10年間(1976年~1985年)の約226回と比べて約1.4倍に増加した。また、佐賀県、長崎県、福岡県、広島県で大雨特別警報が発令されるなど、多くの地域で観測史上1位の記録を更新している。通行止めの総延長は、21路線約1567km(管内総延長の約44%)に及んだ。

1時間降雨量50mm以上の年間発生回数の経年変化
2021年8月前線による大雨の状況
大雨特別警報が発出された県の高速道路における降雨状況
通行止め総延長は21路線約1567km

 これを受け、大雨などの悪天候が予想される場合には、気象会社から詳細な気象予測を入手したうえで、事前に通行止めの可能性について告知する。24時間以内に通行止めの可能性がある区間を地図表示するとともに、予測時間を着色別に凡例表示する。

Webサイト公表の事例
積極的な広報の展開に取り組む
事前準備
課題の抽出と強化に向けた取り組み
災害事例と交通確保への取り組み
交通運用図
応急復旧断面図