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スノーピーク、二子玉に新店舗登場。同社初の組み立て家具「TUGUCA」を見てきた！

「Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川」

野村シンヤ

2022年5月2日 06:00

2022年4月29日開業

二子玉川蔦屋家電の2階にオープンした「Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川」

　スノーピークは4月29日、二子玉川蔦屋家電に「Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川（スノーピークライフビオトープストア二子玉川）」を開業した。それに先立ち行なわれた内覧会の模様をお伝えする。

　同社のコンセプトである「野遊び」で培ってきたノウハウを活かし、「衣食住働遊」といったさまざまなライフステージのなかで自然を感じながら、自然に対する未来の価値観を育てる試みとして発表した「LIFE BIOTOPE」。

　それを具現化した店舗として登場したのが、Snow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川だ。約103坪の広い店内には、生活にも取り入れやすいキャンプ用品やアパレル、今後登場する新たなLIFE BIOTOPEプロダクトの展示スペースなどが設けられている。そして、スノーピークの家具ブランドとして登場した「TUGUCA」の展示・販売を行なう店舗であるため、近隣でキャンプ用品を主に取り扱う「スノーピーク二子玉川」とは明確な違いがある。

店内は340.50m2と広く、開放感あふれるレイアウトになっている

家庭でも使えるキャンプ用品を取り揃えたコーナー

アパレルは子供から大人までファミリー向け用品をラインアップ

近隣地区はペット連れが多いことからペット向けも陳列している

食のアイテム数はそれほど多くないが、スタッフがオススメする商品を全国各地から取り寄せて置いている

トークショーやセミナー、テント設営体験などを行なうイベントスペース

コンセプトスペース。現在はTUGUCAの説明や設置相談などを行なえる場所になっている

　新しく登場した家具ブランド「TUGUCA」も紹介しよう。TUGUCAは「暮らしのなかにもっと自然を」という想いから生まれたブランドで、自然の温もりを感じさせながらも機能的でさまざまな場所に設置できるよう、同社ならではのこだわりが詰まったパーツで構成されるモジュール式の組み立て家具だ。

　基本となる支柱「TUGUCA Tate」は、4本の木製の柱を金属パーツでつなぎ合わせて1本の柱にしたもので、前後左右から、さまざまな高さ（16段階）にテーブルやウォールなどを設置できるようになっている。目に触れる場所は木材（国産ヒノキ）を用い、連結部分などは金属を用いることで、見た目と耐久性を併せ持っているのが大きな特徴だ。

　テントを張るように誰もが簡単に組み立てられることを念頭に設計されているので、基本は工具不要（付属の専用レンチが必要な部分もある）で設置できるのもポイント。

　パーツは必要なものだけ購入してもよいし、壁際向けの2本の支柱と仕切りなどがセットになった「Wall set」（25万3000円）、部屋の隅に置くことを想定した3本の支柱セット「Corner set」（38万5000円）、自由度の高い支柱が4本セットになった「Square set」（60万5000円）もラインアップしている。

TUGUCAで趣味空間を提案した構成

ホームオフィスを提案した構成

ファミリー向けを提案した構成

基本パーツである支柱「TUGUCA Tate」は4本の木製柱で構成されている。縦スリットがあることで、前後左右につないでいける

カラーは3色ある。写真の下が「ナチュラルウッド」で、木材そのものの風合いが楽しめる塗装なしの仕様。真ん中は「ブラウンウッド」で、上は「チャコールウッド」。使われている木材はすべて国産ヒノキだ

ロッドやテーブルなどのオプションを設置して、自分だけのオリジナル家具を作れる

パーツの固定は金属製のユニットで行なう

支柱のスリットに通す

支柱内側のストッパーに引っかける

ユニットをそのまま支柱の方に軽く押し込み固定する

オプションのツメをユニットに引っ掛けて固定する

TUGUCAのラインアップ。ちなみに店頭在庫は置いておらず、購入したら工場からの直送になるとのこと

　紹介したようにSnow Peak LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川は、新しい家具ブランドであるTUGUCAのフラグシップ店舗であることが大きな特徴だ。TUGUCAに興味を持った人はもちろんのこと、ファミリー向けのアパレルや家でも使えるキャンプ用品も置いてあるので、駅近でもあることからふらりと立ち寄ってみるのもよいだろう。