福井県並行在来線準備会社の鉄道事業みなし許可へ。北陸新幹線開業遅延で鉄道・運輸機構が出資・支援

国土交通大臣は、福井県並行在来線準備株式会社の鉄道事業再構築実施計画を認定

　国土交通省は1月19日、北陸新幹線（金沢・敦賀）後に経営分離される並行在来線のうち、福井県内区間の管理・運行を担う福井県並行在来線準備株式会社から申請のあった鉄道事業再構築実施計画にういて、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律（地域公共交通活性化再生法）に基づき、国土交通大臣認定を実施した。

　鉄道事業再構築実施計画の認定により、さまざまな特例措置や税制面の支援を受けることができる。今回の認定により福井県内区間における鉄道事業に関して一括を許可を受けたものとみなす特例が受けられ、2024年春を予定する北陸新幹線（金沢・敦賀）開業と同時に旅客鉄道事業を経営できるようになる。

　また、北陸新幹線開業延期に伴う影響軽減措置として、JRTT（鉄道・運輸機構）が同社に対し出資による支援を行なう旨が確認されており、認定により地域公共交通活性化再生法に基づく出資を受けることが可能となる。

福井県並行在来線準備（株）からの鉄道事業再構築事業認定と、開業遅延による影響軽減方策について