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JAL、羽田~千歳70周年。千歳飛行場滑走路で当時を再現したレアな遊覧飛行を見てきた!
2021年10月29日 07:00
- 2021年10月26日 実施
JAL(日本航空)は10月26日、羽田~千歳線の就航70周年を迎え、新千歳空港で記念フライト、千歳飛行場で記念遊覧飛行を実施した。
羽田~千歳線就航70周年記念フライト
新千歳空港12番搭乗口では、新千歳8時00分発の羽田行きJL500便(ボーイング 777-200ER型機、登録記号:JA701J)の搭乗前に、「本日10月26日は日本航空が千歳空港に就航してちょうど70年となります」と特別なアナウンスが始まり、搭乗口を通過した搭乗客に感謝の気持ちを込めたメッセージカードを配布。「ご搭乗ありがとうございます」と書かれた横断幕でスタッフたちが見送った。
JL500便は92人の乗客を乗せ、12番スポットから7時55分に出発した。
また、羽田空港から256名を乗せて新千歳空港に着陸したJL503便(エアバス A350-900型機、登録記号:JA12XJ)は、駐機場進入時に2台の消防車による約20秒間の放水アーチをくぐり、横断幕で迎えられて9時06分に到着。
スタッフはボーディングブリッジを渡る乗客に手を振り、それに応えるように手を振り返したり横断幕を撮影したりする利用者が多く見られた。
70周年記念遊覧飛行の出発セレモニー
今回の記念遊覧飛行は、JALグループによる地域活性化の事業の1つで、地域への恩返しとして企画されたもの。また、千歳市の2026年に向けた「千歳市空港開港100年事業」のカウントダウン企画でもある。
遊覧飛行の機材はHAC(北海道エアシステム)のATR 42-600型機(登録記号:JA11HC)で、JL4366便/JL4367便の2便を用意して、乗客は千歳市民を対象に事前の応募から抽選で無料招待した。
就航当時を再現すべく、新千歳空港側の滑走路ではなく、現在主に航空自衛隊が使用している「千歳飛行場」のエプロンと滑走路を使用するなど、凝った内容になっていた。
13時10分、新千歳空港201~202番搭乗口前で遊覧飛行の出発セレモニーを実施。千歳市長の山口幸太郎氏は、「今日は当時を偲んでの遊覧飛行ということで、離着陸も通常の民間側ではなく、昔飛んでいた自衛隊機側を使わさせていただきます。大変記念になる遊覧飛行で、今日はちょっと生憎の雨ですけれども、いろいろな景色が見れると思います。楽しみにしています」とあいさつ。
続いてJAL 千歳空港支店長の林浩一氏が登壇し、この日(10月26日)について、「戦後の民間航空の再開した日でもあります。私どもは民間航空を70年間、千歳市の皆さんと一緒に切り開いてきました。これから10年後20年後、あるいは次の70年に向かって、楽しく安全で快適な空の旅をご提供していきたいと考えております」とコメントした。
そして、JALスカイ札幌社員4名がそれぞれ「客室乗務員初代2号制服」「地上職員3代目制服」「地上職員4代目制服」「地上職員5代目制服」を着用して登場。JALが使用してきた歴代制服を紹介し、最後にJL4366便の搭乗客とともに記念撮影を行なった。
セレモニー会場には1950年~1960年代の時刻表やポスター、ダグラス DC-8Cの機体告知パンフレットなどを展示しており、搭乗までの時間で就航当時の雰囲気を味わうことができた。
羽田~千歳線就航70周年記念 遊覧飛行
乗客は新千歳空港の202番搭乗口からバスに乗り、航空自衛隊側の千歳飛行場へ移動。エプロンでJL4366便に乗り込み、14時35分に遊覧飛行へと出発した。
出発時は天候の影響でテイクオフが遅れてしまったが、千歳飛行場東側滑走路を離陸し、支笏湖、登別、洞爺湖・有珠山、羊蹄山・ニセコの上空を飛行。雲の隙間から地上の景色を楽しめたようだ。JL4366便が着陸するころには、千歳飛行場は小降りになっており、うっすら夕日が差すくらいに回復してくれた。
JL4366便から降りてきた搭乗客の乗るバスが新千歳空港へと帰るときに、次のJL4367便の搭乗客の乗るバスがエプロンに到着。JL4367便は登別・室蘭、藻岩山、札幌市内を回るルートで飛行する予定となっていたので、各地の夕景と夜景を楽しめたことだろう。
今回の遊覧飛行へ招待された乗客には、最後に手荷物受取所で特別機内誌と記念品が配布された。