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2021年はダブル高気圧で“暑い夏”。ウェザーニューズ「猛暑見解2021」発表

2021年6月1日 発表

ウェザーニューズは「猛暑見解2021」を発表した

 ウェザーニューズは6月1日、「猛暑見解2021」を発表した。2021年の夏(7月~9月)の気温は広範囲で平年並みか平年よりやや高く、全国的に暑い夏になると予測している。

 昨夏は梅雨明けが遅く、7月は涼しい日が続いたが、2021年は7月上旬から梅雨明けする見込みで、平年と比べて暑い期間が長くなる見込み。東日本と近畿地方では平年よりやや高く、北日本や西日本、沖縄の広範囲で平年並みかやや高い傾向で、全国的に暑い夏になる見込み。

 特に東日本から東北地方で7月下旬、西日本から東北にかけて8月下旬にピークが来ると予想している。太平洋高気圧に加えて、広がる高度の異なるチベット高気圧が日本付近に張り出し、上空で重なった“ダブル高気圧”が非常に背の高い1つの高気圧のようになって厳しい暑さをもたらす。35℃以上の猛暑日が続いたり、フェーン現象が起こりやすい場所では40℃前後の酷暑になったりすることもあるという。

 また、9月にかけても暖かな空気が流れ込みやすく、秋の彼岸ごろまでは残暑が厳しくなる見込みとしている。

地域別の見解