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Go To トラベルで「STAYNAVI(ステイナビ)」の割引手続きをやってみた【使い方説明】

2020年7月22日~2021年1月31日 対象

ホテル・旅館の公式予約サイトでGo To トラベル対象プランを予約してみた。写真は私用で宿泊した「ホテルマイステイズ富士山 展望温泉」の客室

 Go To トラベルを利用して宿泊予約をする際、ホテルや旅館の公式サイトから対象プランを申し込むと、かなりの確率で「外部サイトのSTAYNAVIで宿泊割引の手続きが必要」という文言を目にするはず。

 STAYNAVI(ステイナビ)はピアトゥーが運営するポータルサイトで、公式予約サイトを持つ宿泊施設を検索できるほか、客室の設備やアメニティ、チェックイン/アウト時間といった施設の概要、周辺のレストラン、周辺の観光スポットなどの情報を提供している。

 Go To トラベル事業においては、宿泊施設が公式予約サイトや電話などで直接受けた予約記録を外部の組織/団体として管理し、宿泊の事実の裏付けとして事務局に提出するための「第三者機関」として機能している。この第三者機関は、10月18日時点で471の組織/団体がリストアップされているが、STAYNAVIはGo To トラベル事業の始まったばかりの段階(7月23日)で第三者機関の承認を受けており、オンライン予約と電話予約のどちらにも対応している。広く利用されている理由はこのあたりにあるのかもしれない。

 なお、旅行会社やホテル検索サイトなどから申し込む場合は、その決済の時点で35%の割引が適用されている(さらに現地で15%分の地域共通クーポンを受け取る)ので、STAYNAVIのような第三者機関で割引手続きを行なう必要はない。また、アパホテルや東横インなどの大手チェーンでは、公式サイトからの直接予約でもその場で35%引きを適用する場合があり、こちらも別途手続きする必要はない。

 いずれにしても、Go To トラベルを利用して旅行をする場合、チェックイン時に本人確認書類の提出、マスクの着用や検温、食事中の三密回避などが求められることに留意していただきたい。

宿泊施設の公式予約サイトとSTAYNAVIでGo To トラベルの割引を受ける手順

1. ホテルや旅館の公式予約サイトで「Go To トラベル」対象プランを予約する
2. 予約メールを確認する
3. STAYNAVIにログイン(初回なら会員登録)
4. 予約メールの内容をフォームに入力
5. 割引クーポンの発行を確認する
6. チェックイン時に割引クーポンを提示する
7. 地域共通クーポンを受け取る

 以下、画面はスマートフォンのものだが、手順自体はPCやタブレットのWebブラウザを使っても変わらない。また、宿泊施設が第三者機関にSTAYNAVIを指定していない場合は以下の記述は該当しない。

 スマートフォンだけで操作しようとすると、メールアプリとWebブラウザを行ったり来たりしてコピー&ペーストを繰り返すことになるので、その点だけは面倒に感じるかもしれないが、特に難しい手順はない。

宿泊施設の公式予約サイトで予約する
ホテルの公式予約サイトでGo To トラベル対象のプランを予約する
メールの内容を確認する。予約番号やプラン名はここからコピー&ペーストすることになる
STAYNAVIに会員登録する
STAYNAVIのWebサイトにアクセスする
画面下に並ぶアイコンから「会員登録」を選択、メールアドレスを入力する
仮登録が完了する
届いたメール本文のリンクをクリックする
ニックネームとパスワードを設定する
本登録が完了する
予約情報を入力してクーポンを発行
ログイン状態でマイページを開く
ドロップダウンリストから「Go To トラベルクーポン券発行」→「宿・ホテル」を選択
予約情報の登録画面になる。先ほどの予約メールを開いておこう
都道府県とキーワードで宿泊施設を検索する
チェックイン/アウトの日付、予約番号を入力。予約番号はコピペするのが間違いない
予約日とプラン名を入力。プラン名は大抵長いので、こちらもコピペした方が楽
代表者の居住地、姓名、電話番号、宿泊人数を入力
予約総額を入力したら「予約情報を登録し、クーポンを本発行する」のボタンを押す
クーポンが発行された
チェックイン時にクーポンを提示する
クーポン番号とQRコードが発行されるので、チェックイン時にフロントで提示する。スマホの画面を見せても問題ないが、不安なら印刷しておくと確実。なお、今回は記者がクーポンを本発行したことをホテル側が把握していたため、提示は求められなかった
地域共通クーポンを受け取る
最後に地域共通クーポンを受け取れば一連の手順は完了。地域共通クーポンの有効期限は宿泊日とその翌日なので、忘れずに使っておきたい

 ちなみに、今回の予約総額は1万6600円だったので、旅行代金の割引は5810円(16600×0.35)で、支払い実額は1万790円。地域共通クーポンは2000円分(1000円×2枚)だった。

 念のため端数について説明しておくと、公式サイトのQ&A集(PDF)にも明記されているが、地域共通クーポンは1000円単位で発行するため、1000円未満は四捨五入で処理する。つまり、端数が500円以上ならクーポンが1枚付与されるが、500円未満だと付与されない。

 今回は予約総額が1万6600円だったので、地域共通クーポン対象額は2490円(16600×0.15)で、発行枚数は2枚になる。

ホテルマイステイズ富士山 展望温泉(山梨県富士吉田市新倉2654