横浜市、IR誘致の取り組みや背景など市長による説明動画公開

横浜市はIR誘致の取り組みや背景を林文子市長が説明する動画を公開した

　横浜市は7月14日、IR（統合型リゾート）実現に向けた同市の取り組みや背景などを、林文子市長が説明する動画を公開した。2019年12月から各区を対象に市民説明会を行なっていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から未実施の6区の開催を取りやめる代わりに公開するもの。

　横浜市では山下ふ頭を全国3か所の特定複合観光施設区域に指定されることを目指し取り組みを進めている。動画でもその方針を改めて説明するとともに、観光の現状を含む横浜市の財政などからIRに取り組む必要性から始まり、地元企業への発注促進や観光客の市内回遊などを、経済的・社会的な効果として提示。

　また、カジノに対しては、施設全体の3％までの定められ、レストランやショッピングモール、ホテル、国際会議場の収益に伴う税収が上がることやカジノ消費の多くが訪日外国人となること見込まれること、マイナンバーカードを利用した入場制限や勧誘広告の制限など、国、横浜市双方の依存症対策や治安対策などを挙げて理解を求めている。