関西電力の社内ベンチャー「TRAPOL」、旅前に現地の人とLINEでつながる旅行サービス

TRAPOL

　関西電力は、10月1日に設立したTRAPOL（トラポル）合同会社において、個人向けの旅行サービス事業を開始した。

　TRAPOLは、関西電力の社内ベンチャー制度を活用して設立された会社。同社の旅行サービスでは、ベトナム・ホーチミン市への旅行を申し込むと、旅行の前からLINEで「ローカルフレンド」と呼ばれる現地の人とチャットして交流できる。

　さらに、日本のお菓子や化粧品など3000円以内の物品をお土産としてローカルフレンドに届けることで、現地の人が日常的に利用するレストランやお店などに案内してもらうこともできる。

　同社では、ホーチミン市以外のベトナムの都市や東南アジア諸国に対象エリアを拡大していく予定。

サービスのイメージ

　TRAPOLでは、ローカルフレンドを紹介するというサービスの安全性について、「現地でのトラブルを未然に防止するという観点においては、ロ－カルフレンドを選定するにあたって、現地の委託会社とも連携し、身分証の提出や面談を通じたコミュニケーション能力などの確認を実施し、TRAPOLが設ける基準を満たす方のみをローカルフレンドとして正式に承認し登録することとしている」と説明。

　そのうえで、「ローカルフレンドとして登録された後には、現地の委託会社が実施する文化や風土の違いに関する知識付与やコンプライアンス意識の醸成に向けた講習プログラムを受講いただき、トラブル発生を未然に防ぐよう取り組んでいる」としている。