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Airbnb、ユージ監修の「おもてなし自由研究キット」無料公開。小学生が訪日客を英会話で案内できる2つのノート
2018年8月10日 16:03
- 2018年8月10日 実施
Airbnbは8月10日、タレントのユージさんが監修した「おもてなし自由研究キット」を公開した。キットは、小学生が訪日外国人を自宅で“おもてなし”することを主眼に、「ホスピタリティ・ガイドブック」と「ホスピタリティ・ノートブック」の2部で構成している。
ホスピタリティ・ガイドブックには、「ゲストへのあいさつ」「家のなかを案内」「近所を案内」といったシチュエーションごとにイラストと日本語/英語の例文が掲載されており、その例文を自分や自宅の状況に合わせてアレンジ、ホスピタリティ・ノートブックに書き込むことで、自分だけのおもてなしブックができあがる仕組み。また、そのまま夏休みの自由研究として提出できる作りになっている。
「おもてなし自由研究キット」は、AirbnbのWebサイトから無料でダウンロードして家庭で印刷できるほか、プリンタがない場合はコンビニのマルチコピー機で印刷するための手順もサイト上で案内している。
同日、Airbnbは東京・新宿の本社でキットの監修を行なったユージさんらを招き、会見を実施した。登壇したのはユージさん、岡山県倉敷市で外国人観光客を英語でガイドしているという小学生の川上拓土くん、東京都杉並区でAirbnbのホストを行なっているAkemiさんと、その娘で小学1年生のJumiちゃん。
ホスピタリティ・ガイドブックの監修において、ユージさんは自身の子育て経験や英会話スキルを活かして、各シチュエーションごとに形式的な表現に止まらないアドバイスをしており、例えば「ゲストにあいさつ」のシーンでは、「自分の紹介と日本の紹介を混ぜてみよう。身長を“渋谷のハチ公と同じくらい”とか“東京タワーの何分の1”のように」という具合に、ユーモアや日本らしさが伝わるアイディアを盛り込んでいる。
会見でユージさんは「子供の目線に戻って作業するのは懐かしく、楽しい作業でした。このキットを通じて日本中の子供たちにおもてなしの心を学んでもらいたいです。2019年にはラグビーワールドカップ、2020年にはオリンピック/パラリンピックが開催されて、たくさんの外国人が日本を訪れます。この機会に、Airbnbのホストにチャレンジしたいという人が増えれば」と期待を述べた。
川上拓土くんは、倉敷の自宅周辺の英語地図を手書きで作成。ユージさんが訪日外国人役に見立てて、自宅や近くのコンビニ、回転寿司店などの案内を流暢な英会話でシミュレーションしてみせた。拓土くんはキットについて、「何でもいいから話してと言われると、逆に何を言えばいいのか分からなくなってしまうけど、このキットはテーマごとに例が書いてあって、とても助かりました」と、ユージさんも「完璧」と絶賛するコメント。
Jumiちゃんは、一足先に「おもてなし自由研究キット」を体験したという。Akemiさんは「ホスティングするにあたり、言葉の壁もあり、娘がゲストを案内するということは積極的に考えていなかった」そうだが、「このキットで英語を交えてゲストを案内したり、地元の阿佐ヶ谷について学んだりできた」と、きっかけになったことを紹介した。