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東京タワー、高さ250mの特別展望台をリニューアルして「トップデッキツアー」開始
1月23日から予約受け付け。333mにちなんで平成30年3月3日から営業
2018年1月12日 06:00
- 2018年3月3日 営業開始
東京タワーを運営する日本電波塔は1月11日、これまで「特別展望台」として知られていた高さ250mに位置する展望台をリニューアル、「トップデッキ」と名称を変えて3月3日から展望ツアーを開始すると発表した。入場は事前予約制で、1月23日12時からWebサイトで予約を受け付ける。
この展望ツアーは「トップデッキツアー」と名付けられ、予約制による行列や待ち時間の廃止、13言語対応のガイドシステム/景観案内の導入、ホスピタリティの強化などをうたうほか、トップデッキツアー専用レーンの新設、高さ150mの「大展望台」からトップデッキまでのエレベータ、内装リニューアルなどハード面でも全面的な刷新を行なう。また、この営業開始に合わせて、3月3日から大展望台の呼称を「メインデッキ」へ変更する。
東京タワー トップデッキツアー
入場時間:9時~22時15分(15分おき)
料金:大人2800円、子供(小中学生)1800円、幼児(4歳以上)1200円
Webサイト:トップデッキツアー
発表当日は記者会見を開き、トップデッキツアーの具体的な内容や予約方法の説明を行なった。日本電波塔 代表取締役の前田伸氏は、2018年で開業60周年であること、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてインバウンド対応を強化していくことを挙げ、トップデッキツアーの概要を説明した。
ツアーでは、事前予約で発行されるQRコードを使用し、トップデッキツアー専用の入場レーンを設けることで、スムーズな入場を行なう。トップデッキへのエレベータを待つ「プラットフォーム」(メインデッキの2階部分)をはじめとする各所ではアテンダントが待ち受けており、ホスピタリティを感じられる上質なツアーに仕上げるという。
また、音声とテキストによるガイドシステムはスマートフォンタイプで、日本語、中国語(繁体/簡体)、韓国語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語の13言語に対応。Web予約も同じ13言語に対応するという。日中韓英に止まる場合が多いのに比べて対応言語数が多いことについて前田氏は、「世界的な標準に合わせた。2020年のインバウンド増加に向けたもの」であるとした。
トップデッキは内装リニューアルをKAZ SHIRANE氏が手掛け、ジオメトリックミラーとLEDによる演出を行なう。ツアーは15分単位で入場を行なうが、退場時間には特に制限を設けないとのことで、各自が退出時に下りエレベータを呼び出し装置(ページャー)を受け取って予約するシステム。なお、トップデッキツアー参加者はメインデッキにも入場できる。
続いて、東京タワー名誉観光大使の金ヶ江悦子氏が予約システムについて説明した。すでにトップデッキツアーのWebページは公開されているが、1月23日12時からはここでWeb予約の受け付けを開始する。決済はクレジットカードのみで、予約枠に余裕がある場合のみ、現地で現金/クレジットカードによる当日販売を行なう。
なお、詳細は明かされなかったが、3月3日のオープン初日は来場者全員に記念品を贈呈するという。