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10月投入のデルタ航空のエアバス A350-900型機や空港設備を見学。「成田空港エコキッズ・クラブ2017」開催
51名のメンバーが成田国際空港の環境への取り組みを学ぶ
2017年9月2日 00:00
- 2017年8月22日 実施
NAA(成田国際空港)は8月22日、「成田空港エコキッズ・クラブ2017 第1回エコツアー」を開催。小学5~6年生からなる13期生・51名のメンバーが1日かけてデルタ航空格納庫の見学、騒音測定などを体験。そして手づくりの太陽光を使ったランタンを制作した。その様子が報道公開されたのでレポートする。
「成田空港エコキッズ・クラブ」は小学5~6年生を対象に、成田空港が行なっている環境への取り組みなどを年3回にわたり体験し学ぶプログラム。2005年より活動をスタートし、毎年約50~60名ほどのメンバーを公募により選出。年3回すべてのプログラムに参加できることが応募条件で、普段は立ち入ることのできない空港内のさまざまな場所で、間近にその取り組みを見学できる。
成田空港は2016年から「エコ・エアポート基本計画」として、「周辺環境への取り組み」「資源循環への取り組み」「気候変動への取り組み」そして「環境マネジメント」の4項目に沿って「エコ・エアポートビジョン2030」を実現すべく、エコ・エアポートの実現を推し進めている。「成田空港エコキッズ・クラブ」ではその取り組みを実際に見学・体験し学ぶことができるのだ。
第1回エコツアーでは、デルタ航空の協力による格納庫見学、エージーピーの協力によるエプロンでの作業や設備の見学。そして滑走路周辺での騒音測定体験に、太陽光で光るランタン作りと盛りだくさんの内容。
参加するメンバーは保護者とともにNAAの本社へ集合し、受付にて自宅に郵送された「成田空港エコキッズ・クラブパスポート」を提示。「エコキッズ修了証」ページの第1回の枠に出席を意味する成田空港のマスコットキャラクター「クウタン」のはんこを押してもらう。
この「成田空港エコキッズ・クラブパスポート」には、エコツアーで巡る場所や学習項目が事前に予習、体験後は復習できる仕様となっており、大人でも読み応えのある内容が特徴。出席印を手に入れたあと、終了までは付き添いの保護者の元を離れメンバーだけで参加する。
ガイダンスを受ける部屋では5~7名ずつ8グループに分かれて着席。NAAの新入社員らで構成されたチームリーダーとともに1年間一緒に活動を行なうことが告げられた。ガイダンスまでの時間はグループのメンバー同士やチームリーダーとコミュニケーション。名前、どこから来たのか、そして朝ごはんのメニューなどを話しながら自己紹介。最初は緊張していたメンバーも次第に笑顔に、そして積極的にチームリーダーたちと話をするようになり、ほのぼのした空気が広がっていった。
9時30分を過ぎたころに、ガイダンスが始まり同社の共生・用地部門地域共生部所属の田所氏が13期生にエコツアーの主旨と本日のスケジュールを説明。「このエコツアーは成田空港の環境への取り組みを学んでもらうツアーです。私たちNAAは1社だけでは空港内外の環境への対策はできません。空港に関係する約700社の企業や所属するスタッフ全員が協力しています。
エコツアーは仕事内容や取り組みを間近で見ることができる貴重な機会です。プログラム中、チームワークや話し合いが必要な場合もありますので、同じグループの仲間と意見を交換し合い、色々な考え方があることも発見してみてください」と話した。
ガイダンスが終わるといよいよツアーがスタート。まずは専用バスで最初の目的地であるデルタ航空格納庫へと出発。移動中は、成田空港や環境に関するクイズを出題。チーム対抗戦となっており、白熱した展開となった。
デルタ航空の格納庫で作業の様子や機体の大きさを間近で体験
第1回エコツアーの最初のプログラムは「デルタ航空格納庫見学・整備中の飛行機を近くで見てみよう!」。専用バスに10分ほど乗車し「成田テクニカルオペレーションセンター」に到着。成田空港整備地区に位置する1万3000m2の広さを持つ整備用ハンガー(格納庫)では、太平洋路線で使用している機体の定期整備作業などが日々行なわれており、安全運航を支える重要な拠点となっている。
「デルタ・テックオプス(Delta TechOps)」のロゴ前に集合し、ツアーでお世話になる同社スタッフに挨拶し、ヘルメット着用、絶対に走らないこと、団体行動を全員で約束。1グループに1名スタッフが解説を行なう形で8グループに分かれて見学。メンバーが積極的に質問できる体制だ。飛行機の組み立て動画を鑑賞後、いよいよハンガーへ。
ハンガーへ入ると、なんと7月にデルタ航空に引き渡され、数日前に日本に初飛来した最新機材エアバス A350-900型機(機体記号:N501DN、機体番号:3501)の姿が。同機材は10月30日より成田~デトロイト線に投入予定となっている。
今回は「デルタ・テックオプス」の渡邊氏と8班の5名に同行。まずは目の前の機体が最新であること、そして現在米国のスタッフからアジアのスタッフに向けてのOJT(On The Job Training)を実施中であることが説明された。そしてOJTの前には座学でアトランタの本社にて学ぶことや、テストに合格し承認がおりて、初めて機体に触れることができるなどの過程も紹介。
機体サイズでは、少年サッカー用のコートを例に。そしてメインギアには1つ2500kgのタイヤが装着されているなど、身近な例えと具体的な数字を使った分かりやすい解説を聞きメンバーたちはあっという間に夢中に。
エンジン周辺のカバーが自動で開く場面に遭遇すると、以前は人力であったことなども。また、機体には軽量な素材を採用することで、二酸化炭素の排出削減に一役買っていることなども解説。さらにエアバス A350-900型機が今までの飛行機とは異なるコンセプトで制作され、より軽く、衝撃に対しても強く、硬く、しなやかに仕上げてあると教えてくれた。
また、格納庫では午後に見学予定のGPU(Ground Power Unit:地上動力施設)の予習も。実際に機体に接続され駆動している状態を見ながら、機内で作業中のスタッフを目前に、エプロン地区での駐機時とともに格納庫でも使用されていると知ることができた。また、機体の後方に回りAPU(Auxiliary Power Unit :補助動力装置)を見ながらAPUを使用すると二酸化炭素や大気汚染物質の排出、さらに騒音などが発生するため格納庫でもGPUはなくてはならない設備だと伝えた。
ぐるりと機体を一回りし、続いてはエンジン部分へ。ロールスロイス製の「Trent XWB(エクストラ・ワイド・ボディ)」エンジンを前から、後ろからと眺め、エンジンの仕組みやどこに燃料が投入されるのか、ファンの数や動きについてもじっくり学んだ。ラストには価格を当てるクイズも実施。1基あたり約44億円程度とのことだ。
そして、エンジンとその整備についてもレクチャー。外側が外されたエンジンには点検のためにポイントがあり、スコープをそこから入れ、インスペクターがチェックを行なっていると解説。安全運航のために保守点検は非常に重要な作業であると強調した。
そして、そのまま補給課へ移動。ここではエアバス A350型機、A330型機、そしてボーイング 777型機をはじめとする6機種の機体に使用される約1万以上のパーツを保管しており24時間対応を行なう部署だ。何万ページにも及ぶ整備書のパーツカタログの掲載されているパーツを取り扱っており、日本だけではなくアジア全体の在庫を管理している。
補給課では、ライフベストの体験も。勢いよく膨らむベストにメンバーもびっくり。海水に触れると点灯するライトがサイドに付いていることや、膨らみが足りないときに使う部分から空気を入れる手順も披露。また鮮やかなオレンジ色のブラックボックスの実機を見ながらの解説が行なわれ、ピリッと引き締まった雰囲気に。
そして太平洋路線の運航支援を行なっている「成田コントロールセンター(NCC)」へ。ここでは、成田空港とともに日本国内の4つの空港や、アジア地区の中国、香港、韓国、さらにオーストラリアのシドニーにおける安全運航と出発時刻の正確さのチェック、そして空港内の作業状況を見守っている。
また、航路を確認し台風や火山などを避けながら安全に飛び、目的に到着できるよう、空港を飛び立ち、空の道を進み、そして滑走路に離陸しスポットに到着するまでの一連の流れを監視するセクションも見学。モニターが複数台設置されており、天気のモニター画面には雷雲を示す紫色や台風の渦巻きなどが表示中。見学した際は日本と東南アジアを結ぶ混雑地帯に台風が接近中の状況だった。
たっぷり約1時間45分かけて、エアバス A350-900型機についてや環境への取り組み、作業内容を格納庫で、補給課でのパーツの種類の多さやライフベスト体験。そして「成田コントロールセンター(NCC)」での見守り作業などを学んだ「デルタ航空格納庫見学・整備中の飛行機を近くで見てみよう!」。広大な格納庫内を歩きながら最新型機の大きさや技術力、そして働くスタッフの情熱を肌で感じメンバーが食い入るように話を聞いていたのが印象的だった。
格納庫での見学後は「成田エアポートレストハウス」にてランチタイム。事前に参加者のアレルギーについてのアンケートを保護者から受け取っており、全員が笑顔で頬張れるメニューとなっていた。ランチボックスを開けるとカラリと程よく揚がった唐揚げに、具沢山ミートソースのペンネ。そして春巻きにお肉のレンコン挟み揚げ、サラダなどボリューム大。デザートにキウイとオレンジもイン。午後のプログラムに向けてパワーを生み出せるガッツリ系メニューを頬張るキッズたちからは、「美味しい!!」の声があちこちから上がっていた。
「A滑走路脇」で「騒音とは?」を学習。大声コンテストと飛び立つ飛行機で音を実感
午後のプログラムは「A滑走路脇」で実施。離着陸する飛行機を間近に見ることのできる場所ということで、参加者の顔にも期待の表情が。測定エリアまでは午前中同様にバス移動。車内では、空港と周辺環境にまつわるクイズとともに、チームリーダーによる駐機中の機体、貨物専用機や貨物ターミナル地区についての解説で大盛り上がり。
「A滑走路脇」に到着すると次々と離着陸する飛行機に全員が釘付けに。ここでは約30分ほどかけて「騒音測定体験・迫力ある航空機の騒音を測定しよう!」を行なった。成田空港の空港業務で実際に使用されている測定機材で、離着陸する飛行機の音を測り、日常と結びつけ、どのくらいの大きさなのかを学習した。
プログラム開始時には共生・用地部門地域共生部所属の今井氏が「騒音とは何でしょうか?」と参加者に投げかけた。そして成田空港にて実施されている騒音対策を「1:低騒音型航空機」「2:防音対策」「3:離発着時間」の3つのポイントから解説。低騒音型航空機の促進や、防音林・防音堤を整備。そして時間を決めての離発着などで音に対して対策をしていると今井氏が話してくれた。
測定器の使い方のレクチャーのあとは、実際に小型機やジャンボの離陸時の音をチェック。近づく機体へと測定器を向ける表情は真剣そのもの。結果は小型機が約72.2dB、ジャンボ機は96dBほど。日常生活の場合話し声が60db、カラオケや犬が吠える声などが90dBほどであるなど、今聞いた音が日常生活でどのような場面の音と同じ大きさかを具体的に教えてくれた。
想像以上に日常生活で聞く音の大きさに近かったことや、機体の大きさにより音の出方も異なることが測定器の数字を通じて具体的に分かり、参加キッズたちもうなずいていた。
続いては、「チーム対抗・大声コンテスト」を開催。測定器のマイクを囲みグループ全員で「ワー!」や「ギャー!」など叫びやすいフレーズでどのくらいの数値を出せるか挑戦することに。
午前中、そしてランチをともにし、団結力が深まったエコキッズ・クラブのメンバーとチームリーダーともに、笑顔で参加していたのが印象的だった。結果、“116.3dB”や“120.7dB”そして“121.7dB”など、飛行機以上の数値が! 滑走路脇の草原で青空の下、大声を出し切り、皆いい表情をしていた。
なお、成田空港では、1978年の開港から騒音測定を実施しており、空港周辺の33カ所に航空機騒音測定局を設置し通年で測定を行なっている。また、千葉県、茨城県を始め合計100以上の局で常時測定。そして空港内地上騒音測定のために空港内外5カ所に地上騒音測定局を設置している。
エプロン地区での環境対策を学習、巨大電源とホースは環境への配慮の賜物
「A滑走路脇」をあとにした一行は、続いてエプロン地区へ移動。エージーピーの協力による68番スポットでの「GPU見学・飛行機内がエンジンを止めても涼しい理由を体感しよう!」に参加した。このプログラムではGPUの仕組みと作業内容、そしてメリットや環境に対しての取り組みなどを総合的に体験し学んだ。
GPUとは、エプロン地区などに駐機中の航空機に対し空調や動力を地上の施設から供給するシステムのこと。飛行機はAPUと呼ばれる小型エンジンを使い、駐機中メインのエンジンを停止した状態でも動力や空調を保持できる。しかし、APUを使うと騒音が発生し、地球温暖化物質や大気汚染物質の排出がされてしまう。そのため上記問題の発生防止、物質排出の削減のため成田空港ではAPUの使用制限を行ないGPU利用を促進している。
エージーピーの北﨑氏、森田氏らが参加キッズにGPUについてを説明。「飛行機は皆さんを乗せる前に荷物を入れたり、掃除をしたりと準備をしています。その際も機内のエアコンを使うので電源が必要ですが、メインのエンジンを動かすと危険です。APUと呼ばれる小型エンジンもありますが二酸化炭素の排出や燃料代、騒音が発生するため空港内ではGPUを使用しています」。
そして「足下のマンホールに注目してください!」と目線をマンホールに。フタを開けると大きなコンセントと約20mほどの長さの太いケーブルが登場。「とても長くて重いコンセントなのでぜひ私たちと一緒に引っ張ってみてください」と実際にコンセントやケーブルを取り出す手伝いも。
どの大きさの飛行機でも対応可能なこととともに、ターミナルビルから供給された電気を変換し115V/400Hzの特殊な電気を作り機体用に使っているなどの豆知識もプラス。
そして、機内の空調温度をまかなうエアコンホースも見学。巨大ホースがピットから登場するとメンバーからは「大きい!」「すごく長い!」と声が上がった。
このホースは18mほどの長さで、基本的にどの機体にも対応でき、機体の大きさにより風力の調整が行なえる。操作部分は色別に分けられ一目でどの風量を出すのかが分かるようになっていた。
プログラムでは地下ダクトを通じてエアコンから送られてくる0℃の強風も体験。地下を通りホースの出口付近では5~8℃に、そして飛行機内で20℃になるように計算されている。夏の日差しのなか、巨大ホースから送り出される涼しい風を体験しメンバーは大はしゃぎ。「すごく冷たい!」や「飛ばされそう!」など心地よい強風を満喫する様子が見られた。今回体験した風量はXLの大型機用のレベル。エアコンホースに乗っても大丈夫なほどの風量と勢いで、機体の隅々にまで冷風を届ける。
なお、現在、成田空港では93カ所にGPUの固定設備を設置済み。固定設備がないオープンスポットでは移動式のGPUを利用。電源車とエアコン車で機体を快適な状態へ導くとのことだ。フライト前に搭乗口付近でぜひ地上作業の様子を確認してみては。
ソーラー発電パネルを使った工作で太陽光で輝くランタン作りにトライ
第1回エコツアーのラストは「エコ工作・ペットボトルを使って、太陽光で光るランタンを作ろう!」。ランタン作りの前には、成田空港が取り組む太陽光を活用した環境に対する取り組みを紹介。自然エネルギーの有効活用のために1999年から太陽光発電システムを導入し、NAA本社の屋上や第1旅客ターミナルビルなどには発電能力120kWの882枚の太陽光発電パネル設置。現在稼働中だ。発電された電気は、NAA本社ビルや旅客ターミナルビルの照明などに利用されている。
プログラム中、「太陽光発電とは?」とチームリーダーが参加キッズたちに疑問を投げかけると、積極的にメンバーが答えを発言する一幕も。メリットとデメリット、これからの太陽光発電の展望についても皆で真剣に考察した。
太陽光発電について考えたあとはソーラーランタン作りに挑戦。1人1人にソーラー発電パネル(ガーデン用)、ランチで飲んだお茶の空のペットボトル1本、トレーシングペーパーなどの材料を配布。テーブルに用意されたマスキングテープ、折り紙、マーカーペン、ハサミ、カッター、のり、セロハンテープは共同で使う。ランタンの外側用のペットボトルはチームリーダーが丁寧にカット。デコレーションや組み立てをメンバーたちが担当しソーラーランタンを仕上げていく。
スライドを使い作り方もゆっくりと解説してくれるので安心。チームリーダーからは「トレーシングペーパーは柔らかな光を生み出すよ」「折り紙に穴を開けて模様にしてみるのも綺麗」などのアドバイスも。自分だけのランタンを生み出そうと、チームリーダーたちに相談しつつデザインを練っていた。
自分好みにペーパーを仕上げ、微調整のために一度ライトを点灯させ見え方を確認。想像どおりに出来上がっているかを見て、手直しなどを繰り返す。ペットボトルの外側を仕上げ、納得の出来となったらパネルを固定しソーラーランタンの完成だ。
全員のソーラーランタンがほぼ仕上がったタイミングでライトアップ。部屋が暗くなると自動でゆっくり点灯。その幻想的な美しさに「うわぁ! キレイ!」や「セロファン使ってみてよかった」などの声も上がり太陽光を身近に感じられたようだった。
なお、完成したランタンのポイントを聞いたところ「とにかく桜を満開にして見たかった」や「お茶のラベルがデザインのポイント」などのコメントが。また「小さなパーツを付けるのが大変だった」など細部までこだわりが満載。
ソーラーランタン作りが終了すると「第1回ツアー振り返り」と「終了式」がスタート。共生・用地部門地域共生部所属の田所氏が「エコキッズ・クラブ13期生の皆さん、どうでしたか?」と呼びかけるとメンバーから「楽しかった!!」と元気な声で返事が。
「今年は成田空港が開港以来旅客数10億人を突破し、記念プロジェクトも実施しています。たくさんの方々が訪れる空港には、さまざまな仕事があり環境のために色々な取り組みが行なわれていることを知ることができたと思います。ぜひ、家に帰ったらお家の方に今日あったことを話してください。声に出して伝えることで記憶に残りますので、今後環境問題を考えていくうえで活かしてもらえたらと思っています」そして「ツアーはあと2回ありますので、また元気な皆さんに会えることを楽しみにしています」と話した。
なお、参加メンバーには成田国際空港特製のエコバッグとともに、メモ帳や「クウタン」のイラスト入りのペン&ライト。そして、夏に大活躍の水に濡らすとひんやりする携帯タオルとうちわをプレゼント。
アンケートに真剣に答えるメンバーにエコツアーの感想を聞いたところ「色々勉強になりました。エンジンや、特に燃料の入っている場所が翼だったり、知らなかったことがたくさんあって来てよかったと思います」や「エンジンの値段に驚いた!」に「GPUの風がとにかく涼しかった」などを興奮気味に答えてくれた。
約7時間ほどかけて成田空港をはじめデルタ航空格納庫やお仕事見学、エージーピーによるGPU体験に騒音測定などでたっぷり学んだ第1回エコツアー。保護者と会ったメンバーが楽しそうに体験したプログラムについて話す姿をロビーのあちこちで見ることができ、たくさんの収穫があったことがうかがえた。10月21日には第2回エコツアーの開催が予定されており、今後のツアーも目が離せない内容とのことで楽しみだ。