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都心の喧噪から隔離された全30室のラグジュアリーホテル「ホテル アラマンダ青山」

6月プレオープン、8月グランドオープン

2016年6月1日 プレオープン

「ホテル アラマンダ青山」を車寄せとエントランス側から見る。建物自体は既存の複合ビルとなっていて、車寄せは2階部分にあたる

 ユニマットプレシャスは、東京都港区青山に「ホテル アラマンダ青山」を6月1日にプレオープン、8月にグランドオープンして営業を開始する。

「アラマンダ」は、同社が運営する沖縄県宮古島にある全室スイートルームのリゾートホテル「シギラベイサイドスイート アラマンダ」で展開しているホテルブランド。南国リゾートのスタイルで上質な大人の寛ぎの空間と心のこもったホスピタリティを提供するとしている。

 東京メトロ銀座線の外苑前駅から徒歩1分という立地のよさがありながら、車寄せとホテルエントランスは青山通りから少し奥に入った位置にあり、都会の喧騒から線を引いた、特別な空間を感じさせる。

 建物自体は既存の複合ビルとなっていて、2階が車寄せとロビーに、客室が2、6、7階で、8階がレストラン&バー、9、10、11階が会員制フィットネス&スパという構成となっている。

「ホテル アラマンダ青山」を青山通り側から見る。東京メトロ銀座線の外苑前駅からはわずか徒歩1分
クルマは人通りの多い青山通り側から入らず、1本奥に入った道からアクセスする
青山通り側にも入口があるが、写真はビルテナントと共通のエントランス。フロントへは建物内エレベーターを使う必要がある
車寄せとホテル専用エントランス、ホテルの銘板がある。ここは2階になっていて、すでに周囲の喧噪からは隔離されている
ホテル専用エントランス
フロントの様子
フロント前には落ち着けるロビーが用意されている
6階エレベーターホール
7階エレベーターホール
廊下は幅がありゆったりとしている

 ホテルの総客室数は30室。取材したプレオープン時には先行して、クラシカルなインテリアの7タイプ20室が用意され、8月のグランドオープンでは残り10室がシックな落ち着いたモダンデザインで用意されることになっている。チェックインは15時で、チェックアウトは12時だ。

 今回の内覧では、このうちプレオープンされた4タイプの客室を見ることができたのでレポートする。館内は全体的に広く、ゆったりとしている。

 7階にはこのホテルでもっとも広い142m2の「ロイヤルスイート」ルームがあり、広いリビングダイニングが特徴。ケータリングにも対応可能だ。ハリウッドツインベッド(120×210cm)があるベッドルームに加え、低いデイベッド空間も備え、リゾート感がある。1泊の料金は28万円(税、サービス料別、以下同)。

ロイヤルスイートは、広いエントランスホールを備えている
リビングダイニングには、大きなソファーやデスクなどが置かれる
ベッドルームも寝室とは思えないほど広い
窓際に低いデイベッドがあり、休憩や昼寝、マッサージなどに使える
ロイヤルスイートのパウダールーム
パウダールームにトイレがあるが、別室にもさらにトイレがある
スイートルーム系のアメニティ
シャンプーとコンディショナー、ボディウォッシュは「John Masters Organics」のもの

「スタジアムスイート」ルームは、秩父宮ラグビー場が大きな窓から目前に見える、1室のみ用意される65m2の特別な部屋。ダブルサイズベッド(180×210cm)を備えるベッドルーム、ベッドルームと振り分けになったリビングにサウナまで用意されている。窓からは秩父宮ラグビー場のグラウンドでの様子がよく見え、ラグビーファンには夢のような眺望。その奥に神宮球場が見える。球場での試合を楽しむのは難しそうだが、8月に開催される(2016年は8月20日開催)神宮外苑花火大会の鑑賞にはベストポジションではないだろうか。1泊の料金は13万円。

スタジアムスイートにはベッドルームに大きな窓があり、秩父宮ラグビー場が眼下によく見える
スタジアムスイートのリビング。ベッドルームとは別部屋
スタジアムスイートのリビング。こちらの窓からもスタジアムが見える
ベッドルームのベッドはダブルサイズ
スタジアムスイートのパウダールーム
スタジアムスイートのトイレ。左のドアはサウナの入口
スタジアムスイートには特別にサウナがある

「ジュニアスイート」ルームは、66~103m2で5室あり、スイートルームではもっとも多く用意される部屋のタイプ。ベッドルームとリビングダイニングという構成で、1泊の料金は16万円。

ジュニアスイートのリビング。広く落ち着いた雰囲気
ジュニアスイートのベッドルーム
ジュニアスイートのパウダールーム。バス側
ジュニアスイートのパウダールーム。トイレ側

「スタンダード」ルームは、34~40m2で9室あり、ベッドルームのみのもっともベーシックなタイプ。ベッドは、ツインもしくはダブルになる。1泊の料金は4万8千円。

スタンダードはベッドルームのみのベーシックな客室
パウダールームは、バスとシャワーが分かれていて、サイズ以外スイートと大きく変わらない
スタンダードのアメニティ
ロイヤルスイート(1室)

広さ:142m2
間取り:リビングダイニング、ベッドルーム、デイベッド
宿泊料金:28万円

スイート(1室)

広さ:113m2
間取り:リビングダイニング、ベッドルーム、サウナ
宿泊料金:21万円

ジュニアスイート(5室)

広さ:66~103m2
間取り:リビングダイニング、ベッドルーム
宿泊料金:16万円

スタジアムスイート(1室)

広さ:65m2
間取り:リビング、ベッドルーム、サウナ
宿泊料金:13万円

デラックス(4室)

広さ:56~58m2
間取り:ベッドルーム
宿泊料金:8万9千円

スーペリア(9室)

広さ:45~50m2
間取り:ベッドルーム、デイベッド
宿泊料金:6万7千円

スタンダード(9室)

広さ:34~40m2
間取り:ベッドルーム
宿泊料金:4万8千円
※宿泊料金は1室1泊の料金で税、サービス料、宿泊税は別。今後変更の可能性がある

 8階には席数30席のオールディカフェ&ダイニングがあり、朝食、ランチ、ディナーからバーまで、早朝6時30分から23時30分まで利用できる。宿泊者以外も利用可能だ。窓からはスタジアムスイートと同じように、秩父宮ラグビー場方面を一望することができる。レストランの座席配置はまだ暫定で、プレオープンではとくにエリアを区切っていないが、以後変更になる可能性もあるとのこと。今回はメニューの公開はなかったが、美と健康を意識した「身体に美味しい」をテーマに、有機野菜など旬のこだわりの食材をふんだんに使った食事を楽しめる予定だ。

オールディカフェ&ダイニングの窓からは秩父宮ラグビー場方面を一望できる
バーカウンターも用意される
オールディカフェ&ダイニングの一角。眺望は抜群

 9~11階には、会員制フィットネス&スパ「アラマンダ・スパ青山クラブ」があり、ホテル宿泊者はビジター料金の4000円(税別)で利用できる。25m×4コースのプールとジャクジー、フィットネスジム、ゴルフレンジがあって本格的。スパは大浴場、ドライサウナ、ミストサウナがある。営業時間は6時30分から22時まで。

会員制フィットネス&スパ「アラマンダ・スパ青山クラブ」のプールとジャグジー
25m×4コースの本格的なプール。日差しもよく入る
フィットネスジムの設備も充実している
3打席設けられたインドアゴルフレンジ。中央の休憩室も広い

 わずか30室のラグジュアリーなプライベート感のある神宮外苑に面した都心のホテル。一等地での大人の隠れ家として、自身がリラックスするのに利用するのもよいが、都心でもてなす際に活用しても喜ばれそうだ。宿泊予約はすでに公式サイトで受け付けている。