大城和歌子の沖縄グルメ&スポット
テーマパークのように楽しくてかわいい買い物&グルメスポット
(2015/9/12 00:00)
千葉県浦安市にある某人気テーマパーク。そこに行くとワクワクするのは、アトラクションやキャラクターたちの魅力ともう1つ大きな要素があると思う。それはパーク内の町並みだ。
タイムトリップというか、次元トリップしたような気にさせてくれるコンセプトを貫いた町並み。そこにキャラクターショップやレストランが軒を連ねる。歩いているだけでワクワクし、ついつい財布の紐も緩むというものだ。
それと似たようなワクワク感をもたらしてくれるショッピングタウンが沖縄にもある。北谷町(ちゃたんちょう)の「アメリカンビレッジ」(美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ)だ。
名前のとおり、アメリカを、しかもちょっと昔のアメリカをイメージした建物群。迷路のように入り組んだ路地を歩いていると、どんな店に行き当たるのだろうとワクワクする。
カラフルな外観は、レゴブロックで作ったような感覚だ。雑貨店や洋服店、レストランや屋台風パーラーなどカジュアルな店が並んでいるのも、若者からシニア層まで幅広く楽しめるポイントだ。
アメリカンビレッジを擁する北谷町の沿岸部は1981年まで米軍の基地が置かれ、アメリカンビレッジのある「美浜地区」は返還後に埋め立てによって生まれた新しいエリアだ。
基地返還後のまちづくりは沖縄にとって重要な課題の1つだが、アメリカンビレッジはそれが上手に行なわれた好例ではないだろうか。
そんなアメリカンビレッジに久しぶりに訪れた。
しばらく路地を通り抜けながらウインドウショッピング。昼どきも近かったのでランチの場所も探す。
ぱっと目にとまった「デッカーズキッチン」に決めた。私は魚とエビのシーフードメニューを、同行の連れはチキンのメニューをオーダー。
近くには遊泳はもちろん、バーベキューもできる「サンセットビーチ」もある。
この日は天気があまりよくなかったが、多くの海水浴客でにぎわっていた。
映画館もある。沖縄初のシネコンとしてオープンした「MIHAMA 7PLEX+1」だ。開館当初は7つの上映会場を有していたが、今は8会場に増えたのでこの名前になった。
たしか私が沖縄で初めて行った映画館はここだった。見たのは「ハムナプトラ」だったはず(古っ!)。
そして北谷といったら忘れてならないのは大観覧車「SKYMAX60」だ。那覇から国道58号を車で北上すると見えてくる観覧車。ああ、北谷に来たなーと思わせてくれるランドマーク的存在だ。
思えばこの観覧車を擁する「カーニバルパーク・ミハマ」の完成が、今のワクワク感あふれるアメリカンビレッジの始まりだった。
オープン間もない頃に乗ったことがあるのだが、その時はすっかり日が落ちた時間帯で、当時は周囲の建物も少なく夜景が寂しいものだった(苦笑)。海は真っ暗で何も見えないし、反対側は米軍の住宅地なのでポツポツと暖色系の灯りが見える程度……。
いつか最新の北谷の夜景を見たいと思っているのだが、実はこの日は台風が接近していたため運休。希望叶わず。
音楽好きな方にはライブハウスも充実しているのもうれしい。「りんけんバンド」の照屋林賢さんがプロデュースするライブハウス「カラハーイ」では、「ティンクティンク」など若いアーティストによる琉球民謡とポップスを融合させた音楽。老舗ライブハウス「MOD'S」(ライブハウスモッズ)では注目の若手から県内外の有名アーティストのライブが目白押しだ(余談ですが私もMOD'Sでライブをさせてもらったことがあります! 気持ちよかった!)
近くの北谷公園には野球場もあり中日ドラゴンズの春期キャンプ場になっている。キャンプシーズンには各球場をまわるシャトルバスが運行されるので、野球ファンは2月の沖縄にも注目だ。
そういえば今年のキャンプ期、私のバイト先に山本昌選手のサイン入りシャツの忘れ物があったのだけど、ちゃんと持ち主の手に戻ったのだろうか……?(そんな大切なもの忘れちゃダメーっ!)
施設情報
カーニバルパーク・ミハマ
所在地:中頭郡北谷町美浜15-69
アメリカン・デポ
所在地:中頭郡北谷町字美浜9-2
デポ・アイランド
所在地:中頭郡北谷町美浜9-1
MIHAMA 7PLEX+1
所在地:中頭郡北谷町美浜8-7
TEL:098-936-7600
カラハーイ
所在地:中頭郡北谷町美浜8-11
TEL:098-982-7077
ライブハウスモッズ
所在地:中頭郡北谷町美浜9-1
TEL:098-936-5708