旅レポ
驚愕! 感動! の「大人の遊び、33の富山旅。」2016年春プログラムを体験(後編)
(2016/3/17 00:00)
前編に引き続き、富山県 観光課、富山県観光連盟、富山県内14市町村が主催する「大人の遊び、33の富山旅。」のプレスツアーの模様を、わたくしゆきぴゅーがお伝えします。
里山で五感が刺激されまくり!
2日目はプログラムNo.15「大岩colorie&ランチ」からスタート。富山市街から東へ20kmほどのところにある上市町は、名峰剣岳の登山口でもある自然豊かな里山。そこにある大岩山日石寺がこのプログラムの舞台です。ときに“colorie(コロリエ)”とはフランス語で“彩色する”という意味だそうで。んんん? お寺でぬり絵!? なんだか面白そうですわ~!
まずはガイドさんの案内で日石寺周辺を散策です。新緑や紅葉のシーズンは特に美しいという千巌渓や、ハンドブックの写真にも使われている赤い欄干が印象的な阿覚窟、実際に滝行ができるという六本滝など日石寺のまわりには見どころがいっぱい。自分ひとりだったら見落としてしまいそうなスポットを、ガイドさんが小ネタ満載で説明してくれるのでとっても勉強になります。
特に本堂は必見! ここには岩壁に掘られた3m超えの磨崖仏(まがいぶつ)が安置されているのですが、平安時代初期に彫られたと伝えられているのでざっと1300年は経っているんだとか。奇跡のような状態で現存できているのは、どの時代でも屋根で覆って雨風などから大切に守ってきたから。彫られ方も興味深くて、下から仰ぎ見ることを想定して上半身を大きく彫ってあるそうですの。アオリの効果ですわね。
右脳を使ったらお腹が空いちゃいました! ということで、お次は待ちに待ったランチです。ここ大岩山は美味しい水で作ったそうめんが名物。煮干しと厳選した椎茸を使った出汁がお腹にとってもやさしくて忘れられない思い出の味になりました。
建物自体が美術品! そんな美術館は空間すべてがアートだった
お次はプログラムNo.1「和×アートに浸り尽くす」です。JR富山駅北口から徒歩8分の距離にある樂翠亭(らくすいてい)美術館。ここで大人なアートの楽しみ方を味わうことにいたしましょう。
1時間程度の特別館内ガイドがウリの本プログラム。事前予約が必要なのですが、ここはぜひガイドしてもらいながら鑑賞してみてください。やっぱり違います!
富山駅から徒歩10分以内の距離にこんな素敵な美術館があるなんて富山の人がうらやましい~! 季節ごとに訪れてみるとまた違ったアート鑑賞になりそうですわね。
かつて栄華を極めた廻船問屋のお屋敷を訪ねる
今回のプレスツアー最後に訪れたのは岩瀬。プログラムNo.2「廻船問屋の街と至極の富山旅」で締めくくりです。
江戸時代から明治にかけて活躍した北前船をご存知ですか? 北海道へお米や薬を積んでいき、帰りはどっさりと昆布などを持ち帰ってガッポリ儲けていたそうですが、この北前船の寄港地だった岩瀬には、積み荷の取り扱い業者である廻船問屋さんがたくさんあって、今でも当時の面影が残る歴史的な街並みになっているのです。国の経済を動かすほどの財力持っていたとされる廻船問屋さんって一体どんな!? 一般公開されて見学ができる「北前船廻船問屋 森家」、ここがまた面白いのです!
前編・後編でレポートしてきました「大人の遊び、33の富山旅。」2016年春の特別プログラム、いかがでしたでしょうか? これはほんの一部。ハンドブックをめくっているとまだまだ行ってみたい所、やってみたいことがたくさんあって正直わたくしは困っております。ちなみにプログラムNo.14の「滑川蒲鉾」で手づくり体験が一番気になっていて、No.13の「魚津港で蜃気楼ウォッチング」もいいなぁ~なんて思っていますの。
北陸新幹線開業から今月でちょうど1年。ぐっと近くて便利になった富山へ、この春、皆さまも足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと自分だけの“大人の遊び”を満喫できるはずですよ。