旅レポ
ポルトガルの世界遺産「ポルト歴史地区」で地中海グルメとポートワインを堪能
2017年4月20日 00:00
ポートワイン発祥の地、ポルトガル第2の都市「ポルト」。私はお酒が大好きなのでワイナリーに行きたいと以前から思っていたのと、魚介系の美味しいものが食べたいというザックリした気持ちで2017年の1月に行ってきました。
まずは、この旅の一番の目的地ポートワインのワイナリーへ。ポートワインとは発酵途中にアルコール度数77度のブランデーを加えて、発酵を止めた製法が特徴で、独特の甘みとコクがあり、アルコール度数は20度前後で、保存性に優れたワインです。
古都ポルトの対岸の街、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(VILA NOVE DE GAIA)には、たくさんのワイナリーが集まっています。街全体がほのかなワインの香りがして、地面がワイン色に染まっているところも。
私が行ったのは、1692年創業の老舗ワイナリー「TAYLOR‘S」。
石畳の高台にあるので辿り着くまで、ちょっとした運動になります。
レセプションで受付を済ませ、ひんやりとした貯蔵室にはワイン樽がずらり。ガイドツアーもありましたが、私はゆっくり写真を撮りたかったので自由に見学しました。
館内でポートワインの歴史・製造方法などを学び、お楽しみのテイスティングへ。
係の方がスイートとかドライなど、味の説明をしてくれます。本場の雰囲気もあって、濃厚な味が一段と美味しく感じました。
かわいいミニボトルのポートワインをお土産に。
お次は、世界遺産であるポルト歴史地区を散策。
カラフルな街並みと、洗濯物が干してある親しみやすさ。
ヨーロッパ諸国の中では比較的、物価が安いです。
どこか懐かしい雰囲気で居心地がいいところでした。
そして、どのお店に入っても美味しい!! 1日3食グルメ三昧。
大きなエビちゃんでお腹いっぱい!
リスボン空港近くでお腹が空いて、何となく行ってみた小さな街のレストラン。
ローカルな雰囲気と、親切なお爺さんのお店です。ここが1番美味しかった。
英語も通じないし、メニューもポルトガル語のみ。
とりあえず笑顔で「オラ!(こんにちは)」と挨拶をして、何かオススメ料理をくださいとジェスチャーで。
出してくれたのが、キャラパウ(CARAPAU、鯵)とクエッロ(CUELHO、手羽先)です。
キャラパウは、こんがり焼いた鯵に酸味の効いたソースで、玉ねぎとハーブがアクセント。あまりにも美味しくて、もう1回注文しようか悩んだくらいの味でした。
クエッロは、どこか懐かしい甘ダレでトロトロになるまで煮込んだ手羽先。肉汁を余すことなく吸い込んだバケットと一緒に食べると最高に美味しい。
この料理は? とお爺さんに聞くとテーブルの紙に書いてくれました。
私は読み方をメモリながら、こういうローカルなお店で美味しい料理と素敵な方との出会いが、たまらなく好きなんだな~と実感しました。
ポルトガルには4日間の滞在でしたが、今回も本当に来てよかった! ノスタルジックな街並みを地中海グルメとポートワインで楽しむ旅はいかがでしょうか?