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JR西日本、「ありがとう381系 きのくに線」ツアーを11月4日15時に発売

381系と289系や283系などのすれ違いをホームから見られるダイヤを設定

2015年11月04日15時 発売

きのくに線(紀勢本線)で10月30日まで運用されていた国鉄型特急車両「381系」

 JR西日本(西日本旅客鉄道)と日本旅行は、11月4日15時より「ありがとう381系 きのくに線」ツアーを日本旅行より発売する。ツアーは、きのくに線(紀勢本線)で10月30日まで運用されていた国鉄型特急車両「381系」に天王寺駅~新宮駅まで乗車し、片道乗車のみから往復乗車し1泊2日のホテル付きプランまでラインアップ。価格は1万200円~3万4900円。本ツアー運転で381系のきのくに線での営業運転は終了する。往路は12月5日、復路は12月6日に開催。

 購入は、日本旅行 大阪予約センター(TEL:0570-666155、9時30分~18時)および日本旅行、日旅サービス、日本旅行オーエムシートラベルの全国の支店と店舗で行なえる。

 本ツアーの運行の詳細は以下のとおり。

・12月5日 天王寺駅10時47分頃発~新宮駅16時20分頃着
・12月6日 新宮駅12時50分頃発~天王寺駅18時06分頃着
使用編成:381系6両編成(普通車指定席、グリーン車指定席)

 1人1席の利用のほか、グレードアッププランとして、1人で並んだ2席を占有できる「普通車らくらくプラン」(片道2500円増/往復5000円増)や1両に2席だけある1人掛け席を確約する「普通車1人掛席プラン」(片道1000円増/往復2000円増)、グリーン車プラン(片道3000円増/往復6000円増)が用意される。

 ツアーの特典として、往路と復路で、かつてきのくに線(紀勢本線)を走った特急列車をイメージした異なるヘッドマークをクハ381(6号車)に取り付けて運転(2種類のうちいずれか)するほか、特製掛け紙のお弁当、記念乗車証、記念乗車品をプレゼント(往路、復路のそれぞれで1人1個)、JR西日本和歌山支社オリジナルの「くろしお」号手提げ袋をプレゼント、車内でグッズ販売会を実施、「ありがとう381系 きのくに線」記念撮影ボードを車内に設置、381系パンダシートで最後の記念撮影などを実施する。

また、往路では、以下の見どころを設定。
・289系、283系くろしお号とJR東海キハ85系の南紀号と381系との出会い(すれ違い、追い越し)をドアの開く駅で設定(新宮駅を含む)
・海が見えるビューポイントでの徐行
・通常ではほとんどの列車が停車する、白浜駅を通過する貴重な体験
・駅舎に特徴のある那智駅での停車および283系くろしお号と行き違い(ドアが開きホームに降車可能)

復路でも以下の見どころを設定している。
・新宮駅にて、381系展示会(復路に乗車の人限定、6号車クハ381のヘッドマークを回して展示)
・双子山信号場で停車(ドアは開かない)
・海が見える湯川駅、見老津駅で停車(ドアは開かない)
・新宮駅で283系くろしお号、JR東海キハ85系南紀号、381系は並んで停車
・283系、287系くろしお号と381系との出会い(すれ違い)をドアの開く駅で設定
・かつての特急停車駅、椿駅で停車(ドアが開きホームに降車可能)

「ありがとう381系 きのくに線」ツアーで掲出されるヘッドマークと特典のヘッドマークをデザインした手提げ袋

(編集部:柴田 進)