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JALがユニバーサル・スタジオ・ジャパンに開設した「JALラウンジ」を訪問
ジャルパック商品およびJALマイレージバンク上級会員向けに用意
(2016/2/1 17:07)
- 2016年2月1日 開設
JAL(日本航空)は2月1日、同社がオフィシャルエアラインを務める「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に、ジャルパック商品およびJALマイレージバンク上級会員向けの「JALラウンジ」を開設した。開設直前に同ラウンジを訪問し、JALラウンジ設置の意図などをうかがった。
一般的に航空会社のラウンジは空港に設置され、ファーストクラスやビジネスクラス利用客および、その航空会社の多頻度利用客(各航空会社によって条件は異なる)向けにサービスが提供されている。
JALは、今回そのラウンジを日本有数のテーマパークである「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に設置。ラウンジサービスをジャルパックによって商品化したほか、同社の多頻度利用客向けサービスであるJALマイレージバンク「FLY ON プログラム」の上級会員「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」向けに提供している。
このJALラウンジは、人気アトラクションである「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」エリアに設置。ラウンジ内では、各種の冷たい飲み物に加え、ポタージュやホットコーヒーといった温かい飲み物を用意。ラウンジ専用のトイレエリアも用意され、ラウンジ利用者のみが使えるようになっていた。
JALがJALラウンジをバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドに設けたのは、先述したように同社がオフィシャルエアラインを務めるほか、このアトラクションへの協賛も行なっているため。詳しい内容については、日本航空 路線統括本部 マイレージ事業部 次長 西川和久氏に聞いてみた。
西川氏によるとJALラウンジを設けたのは、JALを利用するお客さまに特別なサービスを提供したかったことがあるとのこと。ラウンジを提供可能なスペースを全面的に改装。専用シートやテーブルを用意したほか、床材から貼り替え、JALの提供するラウンジであることを意識したものになっているという。一般的に空港のラウンジはビジネス利用客を志向しており、落ち着いた色調になっているものが多いが、このJALラウンジは家族連れを想定し、エッジの効いたものになっているという。実際、その色調は明るく、随所にJALのコーポレートカラーである赤系統の色が使われている。
また、このJALラウンジでは「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」資格を持つ人であれば、本人を含め5人まで利用可能。ラウンジ内には家族で座ることを想定したエリアや、1人でも利用しやすい電源付きカウンターなどが用意され、多様な利用形態を意識したものになっている。
ジャルパックの商品としては、「JALで行く ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの旅」という形で販売されており、航空券やホテル代のほか、JALラウンジの1回利用権、そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」もしくは「ジョーズ」のいずれかのアトラクションへの優先入場が可能な「JAL ユニバーサル・エクスプレス・パス」が付属する。特別なラウンジに入ることができるほか、人気アトラクションの待ち時間を短縮できるわけだ。
ジャルパックの商品ではなく、「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」有資格者としてラウンジに入場する場合は、この「JAL ユニバーサル・エクスプレス・パス」は基本的に付帯されないものの、2月1日~14日に関してはオープニング記念として各日先着50名にプレゼントされる。そのほか、このパスが抽選で当たる(利用は2月15日より)キャンペーンも実施しており、「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」有資格者であればJAL Webサイトから会員ログイン後、「JALマイレージバンク」の「ご利用いただけるサービス」から詳細を確認できる。会員資格でラウンジ入場する場合は、繰り返しのラウンジ利用も可能とのことだ。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは人気テーマパークだけに、確実に休める場所があるのはありがたい。家族で行く場合など、このJALラウンジの利用を前提に計画を立ててみるのはありだろう。