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圏央道、高尾IC~愛川IC間に「相模原IC」が3月29日12時に開通

相模原市から圏央道へのアクセスが向上

2015年3月29日12時 開通

オープンした相模原IC料金所

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は3月29日12時、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の高尾山IC(インターチェンジ)~相模原愛川IC間に、相模原ICを新規開通した。併せて、相模原ICへのアクセス道路となる津久井広域道路も、新小倉橋~緑区根小屋区間が同日同時刻に開通した。

 圏央道の高尾山IC~海老名JCT区間は、2014年6月28日に開通していたが、同時に開通された相模原愛川ICに対し、相模原ICのみ開通が遅れていた。相模原ICが開通したことで、東名高速道路海老名JCT(ジャンクション)~中央自動車道高八王子JCT間のIC全てが稼働。相模原市から圏央道へのアクセスが向上する。

2015年3月29日12時開通を知らせる看板
緑区根小屋側の相模原IC入り口。制限速度は40km/h
新小倉橋側の相模原IC入り口、出口付近

 また、津久井広域道路の開通により、国道16号橋本五差路付近からストレートに相模原ICへとアクセス可能になった。同時に神奈川県道510号長竹川尻線のバイパスとして、その先の国道412号を経由して相模湖にいたるアクセスや、413号(道志みち)を経由して山中湖にいたるアクセスも向上する。

 津久井広域道路自体は、相模原ICより西側で、現在も2車線から4車線への工事および、周辺の整備を行なっている。部分的に対面交通となるので注意したい。ほか、国道16号橋本五差路~二本松の間も、部分的に道路整備を行なっており、休日などでは混雑もある。

開通前の津久井広域道路、緑区根小屋側
緑区根小屋よりさらに西も開通したが整備が進められている状況
開通直後の津久井広域道路、緑区根小屋側。先導車両がまさに走りだす瞬間
開通前の津久井広域道路、新小倉橋側
開通後の津久井広域道路、新小倉橋側。開通に合わせ案内板の幕もはがされた

 開通式および「津久井広域道路及び圏央道相模原インターチェンジ完成記念イベント」は開通前日の3月28日に開催。開通日当日は12時に津久井広域道路の両端に設置されていたバリケードが撤去され、パトカーおよびNEXCO中日本の警備車両が先導する形で一般車両を誘導し、相模原ICへの乗り入れを開始した。こうしたことから、開通時は双方から30台前後が乗り入れ、ちょうど相模原ICへの入り口付近ですれ違った。

津久井広域道路、小倉原歩道橋付近から。開通直後はまだ少なかった交通量も、13時を過ぎた頃には増え始め、多くの車両が通行していた。小倉原歩道橋は津久井広域道路を横断する歩道橋で、近くには遊歩道もあり、これを歩いて登ると相模原ICの構造を一望できる
津久井広域道路双方の入り口から侵入した先導車は相模原IC入り口付近で交差した
津久井広域道路の一部ではまだ工事を行なっており、対面通行となる箇所もある
開通間もない相模原IC
圏央道入り口部分の看板
津久井広域道路側の看板
IC横にはNEXCO中日本の施設と駐車場がある
料金所には自動発券機を設置

石川ひさよし