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首都高、歩行者や自転車等の立ち入り・逆走を検知して警告するシステムの試行運用を27日開始

2015年3月27日10時開始

首都高の目黒出口に設置される立入、逆走検知・警告システム

 首都高速道路は3月26日、歩行者・自転車等の立ち入りや逆走車を自動検知して即時対応することを目的とした「立入、逆走検知・警告システム」の試行運用を、2号目黒線の目黒出入口、横羽線の大師出入口の2カ所で、3月27日10時より開始すると発表した。

 歩行者等の立ち入りや車両の逆走は、重大事故につながる危険性がある。首都高では、立入禁止看板や路面文字等の対策を実施していたが、さらなる立ち入り等の防止や保護までの時間短縮のため、民間企業との共同研究による自動検知・即時対応システムを試行運用を開始する。

 システムの内容は、歩行者の立ち入りや逆走車などを検知すると、警告表示板やスピーカーで注意を促すとともに、交通管制室に即時に発生を知らせ、パトロールカーの出動やマイクによる呼びかけ等を行なうことができるというもの。

 立入、逆走検知・警告システムの試行運用は、5号池袋線の護国寺出入口においても実施予定で、今後は効果等の検証をしつつ、必要な改良や運用方法の見直し等、実運用に向けた検討を行ない、新たな設置箇所を選定して導入予定。

目黒出口と大師入口での試行運用

編集部:椿山和雄