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京急、2100形がモデルの2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」公開

運行ルートは9月下旬発表予定

2017年9月11日 実施

京急2100形をイメージした2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」

 京急(京浜急行電鉄)は9月11日、京急ファインテック 久里浜事業所(神奈川県横須賀市)において、2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」を報道公開した。運行ルートについては9月下旬に発表される予定。

 KEIKYU OPEN TOP BUSは三菱ふそうの2階建てバス「エアロキング」のオープントップ改造車をベースに、エクステリアおよびインテリアを同車の看板車両である「2100形」をイメージしてデザインしたもの。フロントの2階部分には同社のマスコットキャラクター「けいきゅん」がデザインされている。改造は京急ファインテック 金沢事業所(神奈川県横浜市)が行なう。

 乗車スペースとして用意される2階部分はスライド式のオープントップを採用。シートは、フレーム部分は2100形のシートの手すり部分と同様のカラーリングとするとともに、背もたれを同ヘッドレストの、また壁や床部分も近似色とすることで、2100形の車内イメージを再現。また、座席を一列減らして定員を42名とすることにより、780mmのシートピッチを実現。約3.5mの高さから快適なバス旅を満喫できる。

 1階部分のシートには2100形で使用されている生地を採用したほか、カーテンも同車両と同じものとなる。リクライニングも可能となっているが、こちらは通常使用せず補助席扱いとなる。

KEIKYU OPEN TOP BUS(右)と2100形電車
ルーフオープン時
ルーフクローズ時
サイドビュー
リアビュー
フロントまわり。けいきゅんがお茶目
ナンバーの数字は2100形電車に因んだもので、ラグビーワールドカップ記念ナンバープレートとなっている
タイヤ&ホイール。ホイールキャップの三菱ロゴもワンポイントとして着色
前部ドア
2階席前方のガラスは通常ブラックアウトされているが連続感を出すためにボディ同色に塗装したフィルムを貼り付けている
ホワイトの部分はラッピング。電車と同じ色合いにするためホワイトのフィルムに着色している
外観4か所に「隠れ」けいきゅんのシールが貼られている。ちなみに右手または左手を挙げのポーズが各2体ずつとか
2階席。立ち上がると電車の屋根と同じくらいの高さがある
ルーフを閉めた状態
雨天時の濡れを考慮してレザー風の生地を採用。ベース車両から色合いの変更だけでなくクッション性も高められている
2100形と同様のカラーリング
照明は白色LED
2階席を後方から
2階最前部はガイド席
列車種別やけいきゅん表示は中から見えないタイプのデカールを使用。ガイド席があっても長めは抜群だ
1階席
後方はラゲッジスペース
リクライニングも可能
運転席
後方ドアと2階への階段部分
エントランスの天井部に各種表示がある
京急2100形とKEIKYU OPEN TOP BUS