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Warrantee、いつでもスマホアプリで保険に加入できるオンデマンド型保険「WarranteeNow」を発表

デジタル家電で24時間39円から

2017年7月3日 発表

オンデマンド型保険「WarranteeNow」の発表を行なった、株式会社Warrantee 代表取締役社長 庄野裕介氏(左)と、東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員 大塚祐介氏(右)

 Warranteeは7月3日、都内で記者会見を開催。東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、三井物産インシュアランスと共同提供するオンデマンド型保険「WarranteeNow」を発表した。

WarranteeNowの保証範囲
保険の仕組み。Warranteeが契約を行ない、代理店が介在する形で各保険会社が引き受ける

 WarranteeNowは、スマートフォンアプリを使いすぐに加入できる保険で、商品名などを選び、所有する商品の写真を登録するだけで、加入できるよう工夫されているという。保険加入はいつでも行なえ、保険期間は最小24時間から設定できる。主な対象製品は生活家電、デジタル家電で、生活家電は24時間19円から、デジタル家電は24時間39円からという安価な保険料を設定できるとのこと。

WarranteeNowの詳細について説明する株式会社Warrantee 代表取締役社長 庄野裕介氏

 保証内容は、自然故障(デジタル家電は発売後3年、生活家電は発売後5年)、破損・汚損(発売後10年まで)、水濡れ(発売後10年まで)、紛失・盗難(近日対応予定)としており、基本的なサービスインは8月末から、紛失・盗難に関しては2017年内を予定している。保険加入に関しては国内からのみ(GPSなどを活用)という制限はつくものの、商品の自然故障や破損・汚損が海外で起きても保証範囲になるとのこと。海外旅行などにおいても活用できる保証内容となっている。

保険料イメージ

 このように保険加入をスマホアプリで提供することで、従来より気軽にそして手軽に保険に入ることができ、1年後には10万人、2020年度には100万人という多くの人が保険に入ることを見込んでいる。

 Warranteeの庄野裕介 代表取締役社長は、このWarranteeNowは現在展開しているWarranteeという保証書管理サービスから発展したものとし、保証書を管理するだけでなく、保証書の保証する期間(通常新製品購入時から1年)以上のものをユーザーに提供したかったらからだという。

 このような取り組みで気になるのは不正な保険請求などの対応だが、これに関しては「登録する際にクレジットカード、携帯電話情報などで信用情報をチェックしていく」とし、社内的なルールにのっとって判断していくとのことだ。

 iOS用、Android用スマホアプリのリリースは、サービスインと同じく8月末を予定している。

保険会社を代表して東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員 大塚祐介氏が出席。Warranteeがサービスするインシュアテック(テクノロジーを活かした保険)分野への期待を述べた