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世界一周チャレンジ中の「ブライトリング DC-3」が4月29日午後に熊本到着
30日は熊本城や阿蘇上空を周回飛行
2017年4月29日 14:40
- 2017年4月29日 熊本到着
スイスの時計メーカーであるブライトリングが航空機の遺産保全を目的に修復などを支援している「ブライトリング DC-3」が、4月29日午後に熊本空港(阿蘇くまもと空港)に飛来した。これは世界一周飛行への挑戦「ブライトリング DC-3 ワールドツアー」の行程中のもの。このあと約1カ月間、日本各地に寄航する。
ブライトリング DC-3 ワールドツアーは、3月9日(現地時間)にスイスのジュネーブ空港を出発。いわゆる「南回りヨーロッパ線」のように中東やアジア各国を経由して日本へ。機体はブライトリング・カラーにペイントされた「HB-IRJ」で、1940年3月9日に初飛行したもの。そこから77年を経てなお、文字通り世界の空を飛びまわっているわけだ。
実は日本飛来については直前で予定が変更され、元々の予定では台北から上海へ飛び、上海から熊本へ進むルートを予定していたが、28日に台北から鹿児島空港へ到着。日本にその第一歩を刻んだ。ちなみに鹿児島空港では、雨の影響でコックピットに雨漏りが発生するアクシデントもあったそうだ。
29日は鹿児島空港を出発後、13時45分ごろに熊本空港上空に姿を見せ、13時50分ごろに着陸。いったん熊本空港のターミナル前へ移動した。同日行なわれる、ブライトリング DC-3歓迎式典、ブライトリング DC-3機長や主催者であるブライトリング・ジャパン、協力団体である日本航空協会の各代表による記者会見などについても、別記事で紹介する。
ブライトリングでは「みんなで大空を見上げよう!」プロジェクトとして、歴史的な飛行機が飛ぶ熊本の空を見上げてもらい、平成28年熊本地震からの復興への励みになることを目的に周回飛行を実施。
4月30日に益城町の小学生を乗せたブライトリング DC-3による、阿蘇周辺と熊本市街地、熊本城上空の周回飛行を実施する。公開しているルートは下記図のとおりで、約1400フィート(約426m)の高度での飛行を予定している。