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JR各社、2016年12月1日~2017年2月28日の「冬の期間」の臨時列車などを発表

2016年12月1日~2017年2月28日 運行

500 TYPE EVAも運行する

 JR旅客各社は「冬の期間」としての2016年12月1日~2017年2月28日の間の臨時列車などを発表した。年末年始の帰省客向けに増発するほか、SL列車の運転、主要な初詣先への臨時列車など、北海道から九州までさまざまな列車が増発される。

JR北海道

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は、年末年始に北海道新幹線「はやぶさ」を2往復増発する。これは、通常は東京駅~新青森駅間を運行する列車を、新函館北斗駅まで延長運転するもの。期間中、合計56本の増発となる。

 または、在来線は新函館北斗駅と函館駅を結ぶ臨時快速列車「はこだてライナー」を運行する。ほか、SL(蒸気機関車)牽引による列車「SL冬の湿原号」を釧路駅~標茶駅間を1月下旬から2月の休日中心に運行する。

JR東日本

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は新幹線、在来線あわせて3939本を増設する。年末年始の新幹線では北海道への延長運転のほか、すべての新幹線の路線で増発を行なう。そのほかの冬の期間では、GALA湯沢スキー場への直通新幹線の運行を行なう。走る美術館「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」は週末中心の運行となる。

 在来線では、イベント列車として、「SL館山」「DL勝浦」を1月21日と22日に勝浦駅~館山駅の間で運行し、それに合わせて東京方面からの臨時特急「さざなみ」「わかしお」を運行する。

 伊豆方面の「踊り子・マリンエクスプレス踊り子」は、東京駅発着のほか、常磐線のあびこ駅発着の臨時列車も運行する。また、リゾート列車の「IZU CRAILE(伊豆クレイル)」も運行する。

 そのほかでは、大船渡線で100匹以上の元気なポケモンたちに出会えるという「POKÉMON with YOU トレイン」を運行するほか、初詣シーズンの臨時列車などを運行する。

JR東海

 東海道新幹線を増発するJR東海(東海旅客鉄道)は、冬の期間では過去最多となるという3万2252本の新幹線を運転する。平日の朝夕や週末に運行数を多くし、1日平均では前年よりも7本多い358本。年末年始期間は1日平均401本を運行し、のぞみは1時間あたり10本運行する。

 在来線では、特急列車の「しなの」「ひだ」「南紀」に臨時列車を設定するほか、年末年始に東京駅~大垣駅間の快速列車「ムーンライトながら」の運行、名古屋駅~伊勢市駅までの快速「みえ」も運行する。

JR西日本

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は新幹線では「500 TYPE EVA」を年末年始含めて「こだま」で運行、九州新幹線や東海道新幹線へ直通する新幹線の運行、山陽新幹線内だけを運行する「ひかり」の運行を行なう。また、北陸新幹線は年末年始の132本の臨時列車を運行する。

 在来線は合計201本を増発。東京駅と出雲市駅を結ぶ臨時の寝台特急「サンライズ出雲91/92号」を運行するほか、臨時特急では「サンダーバード」「ビジネスサンダーバード」「しらさぎ」「はまかぜ」「こうのとり」「きのさき」「くろしお」「スーパーはくと」を運行する。

 そのほかに観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」を使って瀬戸内エリアで「ラ・マル しまなみ」「ラ・マル せとうち」を運行するほか、金沢エリアでは「花嫁のれん」などを運行する。

JR四国

 JR四国(四国旅客鉄道)では、主に初詣にむけた列車を運行する。金比羅宮、薬王寺、大麻比古神社に向けた臨時列車の運転や臨時停車を行なうほか、金比羅宮には東京駅発の「サンライズ瀬戸」を琴平駅まで延長運転する日を設定した。

 また、特急「しおかぜ」は多客対応のため、通常は宇多津駅、多度津駅で分割・併合している特急「いしづち」を別列車とし、「いしづち」利用者が岡山方面まで行く場合は乗り換えが必要となる。アンパンマンカーは特急「うずしお」「剣山」に増結して運行となる。

JR九州

 JR九州(九州旅客鉄道)は年末年始に九州新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」のそれぞれを増発する。また、在来線特急では「かもめ」「九十九島みどり」「ハウステンボス」「ソニック」「にちりん」を増発、特に「ハウステンボス」は冬の期間中に448本増発する。