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「GATA-BAR from SAGA」が22日オープン、佐賀県知事と矢口真里さんが干潟の泥まみれ
東京・表参道駅近くに期間限定開設、31日まで無料で泥に浸かれる
2016年7月21日 17:16
- 2016年7月22日~31日 オープン
佐賀県が取り組む情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一つとして、佐賀直送の干潟の泥に浸かれる「GATA-BAR(ガタバー) from SAGA」が東京・表参道駅近くに7月22日から31日までの10日間オープンする。泥に浸かりながら佐賀県の日本酒や珍味を楽しむことができる。
有明海の海は、佐賀県民にとって母なる海
オープン前日となる7月21日には報道公開を行ない、佐賀県知事の山口祥義氏、プロデュースしたアフロマンスさん、タレントの矢口真里さんらが、期間限定営業に先がけて泥に浸かった。
干潟の泥は、佐賀県知事の山口氏は「有明海の海は、佐賀県民にとって母なる海なんです。人生つらいときないですか? 苦しいとき、やり直したいときに、そういうときに、入るのが母なる海、干潟なんです」と説明。「もともと干潟は、仕事の海だった。入るような海でなかったのがガタリンピックの開始から、これで遊ぼうとなった。漁師のみなさんにも理解していただき30年がたった」と干潟をレジャーで活用するようになった経緯も語られた。
また、佐賀県のサガプライズ担当の田中裕資氏は、干潟の泥に浸かれる場所は地元にいくつかあるが、街なかでGATA-BARのようなものはないと説明。「サガプライズは世界を驚かそうとしているが、ぼくたちも、地元の人もびっくりした」とエピソードを明かした。「佐賀県の名産や日本酒を楽しみなら、一風変わった非日常体験をお楽しみいただけたらと思ってる」と述べ、干潟の泥の感触はソフトクリームみたいな泥も体験してほしいと述べた。
イベントをクリエートしたアフロマンス氏は「今まで泡パーなど騒ぐイベントを企画してきたが、今年からはもう少しリラックスした非日常を作っていきたかった」というテーマを明かしたうえで、最初は泥にまみれて騒ぐ「GATAパー」も検討したことを明かした。アフロマンスさんによれば「リラックスなんだけど非日常」というコンセプトが流行ると考え、そのうえで検討を進めたという。さらに干潟の泥を直送した今回のイベントを「めちゃめちゃ特別な体験ができるわずかな機会」と貴重な機会であることを強調した。
一方、矢口さんは知事から「やり直したいときに入るのが干潟」と繰り返し説明されると、「辛いことはあったんですが、私、もう立ち直ってるんです」と返して場を和ませ「期間短めなんですが、ぜひとも皆さんに来てほしいなあ」と話した。
GATA-BARでは佐賀の酒や珍味も提供
GATA-BARでは「バー」の名前のとおり酒やつまみを提供する。The SAGA認定酒として120mLを500円で提供するほか、佐賀海苔(100円)、有明海に生息するムツゴロウを丸ごと1匹使った、「むつごろうドライフード」(250円)など佐賀の名産品を用意した。
今回は矢口さんが日本酒、海苔、ムツゴロウを試食した。日本酒は純米吟醸酒を試飲、腹の底から「おいしい~!」とうなり、海苔は「甘味があり、口どけの感じがいい」と述べ、ムツゴロウのドライフードには「すごいー!」と歓声をあげ、ムツゴロウを頭からほおばった感想は「お酒にめちゃめちゃ合うおつまみ」と話した。
泥に浸からなくても佐賀のメニューが楽しめる
GATA-BAR from SAGAは、青山通り「COMMUNE 246」のTOBACCO STANDに併設する形で設置、当日に先着順で受け付け、有明海の干潟の泥に浸かることは無料で参加できる。ただし、泥に入るためには汚れてもよい服装や、タオル・着替えの持参が必要。着替え用にGATA-BARのTシャツと短パンも販売しているほか、1室のみシャワー室も用意しているが混雑によって待たせる場合もあるとしている。
GATA-BAR from SAGAで用意されるメニューは佐賀県の地酒や珍味。泥に浸からなくてもこれらのメニューを楽しむことができ、COMMUNE 246内のスペースで味わうことも可能となっている。
GATA-BAR from SAGA
開催期間: 2016年7月22日~7月31日
営業時間: 17時~22時
所在地: 東京都港区南青山3-13 COMMUNE 246 エリア「TOBACCO STAND」