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JAC、2017年1月受領予定の「ATR 42-600」型機の機体デザイン披露

ハイビスカスと水引が離島をつなぐエアラインを象徴

2016年7月4日 発表

JACが2017年1月に導入するATR 42-600型機のデザイン

 JAC(日本エアコミューター)は7月4日、2017年1月に初号機の受領を予定している「ATR 42-600」型機の外装デザインを発表した。同社は2015年のパリ航空ショーでATRと共同記者会見を開き、現在運用しているSAAB340B型機の後継機として、ATR 42-600型機を8機(確定)発注したことを発表している。

 新たに導入されるATR 42-600型機のデザインは、JACが就航する離島や地域の多くの市町村の花に認定されているハイビスカスを、機体後方にデザイン。ATR機は機体後方のドアから乗降することから、乗客が搭乗時に印象的に映えるデザインにしたという。鹿児島県唯一のデザイン系専門学校で、産学連携のデザイン制作にも取り組んでいるタラデザイン専門学校と共同で制作した。

 機体左側は、最も大きなハイビスカスが鹿児島県を象徴し、その左下に鹿児島県内で空港のある7離島を表現。機体右側にも同機がつなぐ地域を表わすハイビスカスをあしらった。

 そして、これらのハイビスカスを“結の心”を象徴する水引に見立てたラインでつないでいる。ラインの色は、奄美大島固有種のルリカケスの色である赤、黒、瑠璃色を基調としている。