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香港・中秋節の夜をまばゆく彩る「国際ランタン・スペクタキュラー」初開催。ガジュマルに着想を得た8m大型展示や水面に浮かぶ巨大な月など世界中からランタン集結

2026年9月17日~27日 開催
香港政府観光局は中秋節にさまざまなイベントを行なう

 香港政府観光局は、旧暦8月15日からの中秋節に合わせて、祝祭を香港流に楽しむ各種イベントを実施する。

 ビクトリア・パーク(1 Hing Fat Street, Causeway Bay, Hong Kong Island)では、同局主催の「国際ランタン・スペクタキュラー(International Lantern Spectacular)」を初開催する。会期は9月17日~27日。期間中、ビクトリア・パークでは康楽及文化事務署(LCSD)による「中秋ランタン・カーニバル」も併催する。

再会をテーマに地元香港と世界中からランタンが集まる

「再会(Reunion)」をテーマに、中国で国家無形文化遺産に認定されている南京の伝統ランタン工芸「秦淮灯彩(Qinhuai lanterns)」をはじめ、香港の地元職人が手掛けたランタンを展示するほか、計20の国・地域から個性豊かなランタンが集結して3つの主要な展示エリアを形成する。

国家無形文化遺産「秦淮灯彩(Qinhuai lanterns)」

 1700年を超える歴史を持つという南京の伝統工芸「秦淮灯彩」の展示は、本イベントのために制作した4基の特注ランタンを用意しており、なかでもビクトリア・パークのメインエントランスには高さ8mの大型テーマランタン「Shadowlight(シャドウライト)」を設置。

 香港に多く自生するガジュマルの木に着想を得た作品で、色彩豊かなガーゼの天蓋で折り重なるようなガジュマルの葉を立体的に表現しており、幹や枝から垂れ下がるガジュマルの気根と合わせて、香港と世界のつながりを象徴しているという。

 このほか、巨大な蓮の葉の間を青や橙の鯉が泳ぐ様子を描写した「Lotus Fish(ロータス・フィッシュ)」や、水面から跳ね上がった2匹の鯉が成就と幸運を象徴する円を描く「Dragon Gate(ドラゴン・ゲート)」、輝く蓮のランタンが浮かぶ水面に7mの巨大な月のランタンを設置する「Moonlit Lotus(ムーンリット・ロータス)」など、フォトジェニックな空間演出を行なうという。

「Shadowlight(シャドウライト)」の展示は9月17日~27日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)
「Lotus Fish(ロータス・フィッシュ)」の展示は9月17日~10月4日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)
「Dragon Gate(ドラゴン・ゲート)」の展示は9月17日~10月4日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)
「Moonlit Lotus(ムーンリット・ロータス)」の展示は9月17日~27日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)

400点超の手作りランタンが彩る「香港ランタン・ギャラリア」

 ビクトリア・パークのヒル・ノール・パビリオンでは、地元職人による手作りランタン400点以上を展示する「香港ランタン・ギャラリア」を展開。

 中秋節を象徴するウサギ・スターフルーツ・金魚など伝統的モチーフのランタンが頭上に飾られ、元朗・大橋街市の「ランタン・ストリート」さながらのお祭り気分を味わえる。

「香港ランタン・ギャラリア」の展示は9月17日~10月4日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)

世界中から3000個以上が集まる「ワールド・ランタン・ブールバード」

 セントラル・ローンのすぐそばには、3000個以上のランタンが集う大通り「World Lantern Boulevard(ワールド・ランタン・ブールバード)」を設置。20の国・地域から各地の特色を表現したランタンが集う。

 韓国・晋州からは家族の健康と幸福を願うという絹のランタン、ブラジルからは温かみと活力を表現したパッチワーク・ランタン、ポーランドからは民俗切り絵の技法を取り入れた作品を展示しており、これら作品群は各地の文化多様性を尊重するだけでなく、香港が持つ包括性を表わすものになっているという。

「World Lantern Boulevard(ワールド・ランタン・ブールバード)」の展示は9月17日~10月4日18時30分~23時(9月25日のみ0時まで)
国際ランタン・スペクタキュラー会場図

全長67mの火龍が練り歩く「大坑・ファイヤー・ドラゴン・ダンス」

 香港の中秋節を代表するイベント「大坑・ファイヤー・ドラゴン・ダンス(大坑舞火龍)」は、今回で147回目を迎える。1万2000本の線香で照らされた全長67mの火龍が大坑の街を練り歩く伝統行事で、線香の香りがあふれ太鼓が激しく鳴り響くなか、担ぎ手たちが滑らかに、激しく火龍を躍動させる。

 この行事も中国の国家無形文化遺産に登録されており、会期は9月24日~26日。舞踊の終了後は、担ぎ手たちから燃える線香を観客に手渡すのが習わしになっており、来場者は単なる観客ではなく、お祭りの参加者として中秋節に触れることができるという。

大坑・ファイヤー・ドラゴン・ダンス(2025年までの開催の様子)