トピック
吉田由美のジープ「レネゲード」と南房総を巡る春摘みクルマ旅
地魚と菜の花、びわを堪能! 最高の海辺の夕焼けにも出会った
- 提供:
- FCA ジャパン株式会社
2019年3月25日 00:00
春。お出かけしたくなる季節。とはいえ、花粉症の私には目と鼻が厳しい季節でもあるのですが、それでも花粉症対策用のメガネを装着してまでも出かけたくなるのが不思議。それが春。ポカポカと暖かい日差しに包まれると、無条件にリフレッシュできます。
今回は都内に集合して、ジープ「レネゲード」でのクルマ旅。アメリカを代表する本格派SUVのジープブランドの中で最も小さいSUV。エクステリアデザインはジープの原点である「ウィリス」をフィーチャーし、その現代版として作られたとのこと。スクエアなボディにジープブランドのアイコンである7つのスロットルグリルと台形のホイールアーチ。しかし、一番のチャームポイントはリアのライト。「X」のデザインが施され、ライトがつくといっそう目に留まります。これは1940年代に米軍がガソリンの運搬に使ったジェリー缶をモチーフにしたとのことで、「X」モチーフはほかにも、前席のカップホルダーや、室内灯のスイッチなどもそんな雰囲気。ほかにもジープの「セブンスロットル」のアイコンは、前席のドアグリップ、リアのライトの中にも隠れていて、発見すると楽しい。
日本では2015年から発売されていますが、この度、マイナーチェンジをしたのです。3つあるグレードのうち、最初に日本に導入されたのはレザーシートと充実した装備の「Limited(リミテッド)」。しかも発売日は私の誕生日である2月23日! これは何かのご縁かも!?(笑)。
今回変わったのはフロントのデザインが「レネゲード」のアニキ分、新型「ラングラー」風に。ヘッドライトはすべてLEDに変更し、ぱっちりお目目になって目ヂカラが増したうえ、明るさも20%向上したとのこと。ほかにもドアミラーの色がグレーになったり、ホイールアーチのデザインが変わったり。
エンジンはこれまでの1.4リッターターボエンジンから新しい1.3リッター4気筒のマルチエアエンジンに代わり、最高出力は11PS増えて151PSに。
……と、こんなことを踏まえて新型「レネゲード」とご対面! うーん、確かに言われてみると、丸型のヘッドライトやフォグランプのデザイン、ウインカーの色なども変わっていて、特にヘッドライトの外周が丸くクリアになって、透明感と目ヂカラアップ。よりレネゲードのフロントマスクが個性的に。
さて、そんな新しくなった「レネゲード」とどこに行きましょうか……? 都内より少しだけ春が早く訪れる場所、千葉県 南房総へ。首都高からアクアラインを渡れば木更津までは15分程度。途中、海ほたるでひと呼吸してから南房総を目指します。ちなみに、今回の行き先で唯一決まっていたのが「道の駅 富楽里(ふらり)とみやま」でのランチ。スマートフォンに行き先を設定し、USBで接続したらあとはApple CarPlayで設定した場所までカーナビが案内してくれます。
途中、高速道路ではアダプティブクルーズコントロール(ACC)を設定したので、前方車両との車間距離をキープしながら安全運転。しかし、この部分は直感的とはいかず、少し慣れが必要です。加えて車線内もキープする「レーンセンス(車線逸脱警報プラス)」があるので、車線をはみ出すことはありません。ただし、ハンドルを一定時間握らないと、ハンドルがブルブルしてクルマに怒られます。それ以外はほぼ直感的に画面に触れると操作ができるので操作に戸惑うことはありません。
アクアラインを渡ったら館山自動車道~富津館山道路を経由して、鋸南冨山IC(インターチェンジ)で降り、道の駅 富楽里とみやまへ。ここまでの所要時間は1時間ちょっと。駐車場にはすでにソメイヨシノが咲いていて、太陽が眩しい。ちょっとだけ南に来ただけなのに。
しかし、この道の駅 富楽里とみやまで私のテンションが上がるものに出会いました。私も出かけた先々で立ち寄りますが、道の駅では地元の新鮮な野菜や果物、名産品が購入できます。この富楽里とみやまにも旬の商品がズラリ。充実した品ぞろえにビックリ。まずは、どんなものが置かれているかパトロール。時期的に「菜の花」や「いちご」などが気になります。そして「葉玉ねぎ」という、理科の実験で使うビーカーのような玉ねぎに遭遇。気になるけど、買い物よりまずはお食事が先。
2階の「食事処 網納屋(あみなや)」へ。ここは岩井富浦漁協直営の海鮮レストランで、小浦漁港で水揚げされる地魚を使ったお寿司や定食が人気のお店。奮発してお勧めの「あみなや丼」のスペシャルバージョンをいただきました。地元のお魚が贅沢に盛り付けられ、昼間から自分へのご褒美。
とはいえ、あまりゆっくりするわけにもいかず……。先を急ぎます。と、その前に地元の野菜を自宅用に購入。先ほど見た葉玉ねぎと、菜の花を2束を買うことに。菜の花はお食事しているうちに値段が下がったらしく、1束100円だったのが半額の50円に! 2束購入してもこのお値段なんてうれしすぎる。袋には生産者のお名前が書かれていて、なんだか地元の農家の方とつながったような感じがしてうれしいですね。それとお土産用に、完熟びわのゼリーも購入しました。びわは千葉県の名物の1つだそう。知らなかった……。
そして購入した商品をトランクに。荷物を出し入れしやすいトランクの奥には、お洒落な迷彩柄の車検証入れを発見。なんと! こんなところまでお洒落~♪ しかもジープのイメージにピッタリ。それにしてもこんな車検証入れ、初めて見ました(笑)。
そして、ここから先は行き先を決めないふらり旅。Googleマップを頼りに、初めて通る山道ばかり。少なくとも千葉ではないみたい。クルマ1台がやっと通れるような細い道でトンネルもいっぱい。たまに対向車線からクルマが来ると、ちゃんと広いスペースがあるほうがそこで待つという暗黙のルール。でも、こういう山道だからこそ、レネゲードのサイズ感や加速性能の実力が発揮されます。コンパクトだけどジープファミリーですから。
快適なドライブを楽しんでいる間に、近くに「道の駅 とみうら枇杷倶楽部(びわくらぶ)」というまたまた道の駅を発見。ここも平日なのに結構な賑わい……。と思ったら、南房総のなかでも富浦町はびわの代表産地で、明治42年以来、天皇・皇后両陛下に100年以上献上している最高級の「房州びわ」の産地。そのため、びわを使ったメニューが豊富。中でも気になるのは「びわソフト」。せっかくなので、カフェレストランで素敵な景色を見ながらびわソフトをいただき、運転の休憩を含めてリフレッシュタイム。
この時期、菜の花畑が拡がり、その前を流れている川がのどかです。ほかにもびわを使った「びわジュース」「びわ葉茶」「びわの葉紅茶」「びわフロート」「びわパフェ」などびわのメニューは豊富。そして何より……美味しい~!! 想像以上の美味しさ! お土産コーナーを覗くと、「びわの葉ソープ」「びわの実キャンディ」「びわの葉キャンディ」「びわカレー」などなどびわ尽くし。結局ここでは何も購入しませんでしたが、あとで後悔。ちなみに5月上旬から6月下旬は完熟びわ狩りもできるとか。間違いなく混んでいそうですが、やってみたい!
と、そんなこんなのドライブでお腹も気持ちも満タンになったので、帰路に就くことに。帰る途中には、素敵な砂浜で夕暮れを迎えるという幸運。なんだかんだで走行距離はなんと250km以上にもなりましたが、燃費は山道をたっぷり走ったのに11.1km/Lとまずまず。
しかし、なによりデザインがかわいい! レネゲードという選択……ありですね。
道路使用許可:木更津警察署 第10924号/館山警察署 第282号