旅レポ

アクティブすぎるハワイツアーに参加してみた(その1)

カウアイ島で映画「ジュラシック・ワールド」のロケ地となった滝をヘリコプターで訪ねる

絶景が広がる、カウアイ島のナパリ・コースト。このナパリ・コーストや、この夏に日本で公開される映画「ジュラシック・ワールド」のロケ地となった滝を空から訪ねてみた

 ある日、ハワイ州観光局のSさんから「アクティブなハワイって興味ありますか?」という連絡が編集部に入ってきた。という話は、「『妖怪ウォッチ ハワイスタンプラリー』にチャレンジしてみた」という記事で紹介したとおり。

 スタンプラリーは締切が関係するため先に紹介したが、本記事以降はアクティブなハワイを体験するツアーを時系列順にお届けする。基本的に弾丸系のアクティブハワイ体感ツアーとなっており、ゆったりとハワイを楽しむためには、これから紹介するアクティビティの中から気に入ったものを、いくつか選択するのがお勧めだ。

 ハワイは日本から人気の観光地のため、さまざまな航空会社が日本各地から航空便を用意している。往路に利用した航空便は、ハワイ路線にとても力を入れているJAL(日本航空)の成田~ホノルル線 JL786便。JALは成田~ホノルル線を毎日3便(往復で6便)、羽田~ホノルル線・名古屋~ホノルル線・関空~ホノルル線を各毎日1便(各往復で2便)運航しているほか、9月には成田~ホノルル線が1便(往復で2便)増便される。

 とくに成田~ホノルル線には、世界最高のエコノミーシートと評価された新・間隔エコノミーシート「SKY WIDER(スカイワイダー)」を搭載したボーイング 767-300ER(愛称:スカイスイート 767、略称:SS6)を2015年から成田~ホノルル線に2便(増便を含むと3便)投入しており、今回利用したJL786便もスカイワイダーを搭載した767-300ERだった。また、SS6では空飛ぶインターネットである「JAL SKY Wi-Fi」を搭載しているものもあり、今回はインターネットが利用できる個体だった。

JALが成田~ホノルル線に投入したSS6。最新シートを搭載した機体のため、長距離移動時の疲れも少ない
今回乗ったSS6で嬉しかったのは、空飛ぶインターネットである「JAL SKY Wi-Fi」を搭載していること。衛星インターネットにより空で最新ニュースがいつでも見られることは、当たり前になりつつある
出発準備中のボーイング 767-300ER
空を飛ぶボーイング 767-300ER。翼のウイングレットが特徴的
間もなくホノルル空港。眼下にはハワイの海が広がる
ホノルル空港到着

 このスカイワイダーなどJALのホノルル路線については、JALが紹介映像をYoutubeに公開しているので、そちらをご覧いただければと思う。

「RESORTFUL ! JAL HAWAII」

ハワイ諸島最古の島「カウアイ島」でヘリコプターに

 JL786便に乗ってホノルル空港へ。JL786便のよいところは、比較的早い時間にホノルル空港に到着すること。成田を19時50分に飛び立ち、ホノルルへ8時30分に到着する。ハワイでの時間の有効活用が図れる便になっている。

 最初の目的地がカウアイ島のため、ホノルル空港でハワイアン航空に乗り換え。オアフ島のホノルル空港からカウアイ島のリフエ空港へ向かうHA143便に乗って、カウアイ島に到着した。所要時間は40分ほどなので、すぐに着いてしまったという感じだ。

ホノルル空港の国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動
ここで腹ごしらえ。バーガーキングのダブルワッパーを食べてみた。日本よりボリュームがある感じなのは気のせいか?
ハワイアン航空の国内線で、ホノルル空港からカウアイ島のリフエ空港に移動
窓からはワイキキの海が見えた
間もなくリフエ空港に着陸
リフエ空港外観。ハワイのローカル空港らしい雰囲気

 アクティブなハワイを楽しむ第1弾は、日本でも8月5日から公開となる映画「ジュラシック・ワールド」のロケ地となった滝をヘリコプターで訪ねること。その名も、Island Helicoptersの「Jurassic Falls Landing Adventure」だ。カウアイ島には、リフエ空港近くにいくつかのヘリコプター観光会社があるのだが、ジュラシック・ワールド」のロケ地となった滝の近くに着陸して、滝を間近で見られるアクティビティを提供しているのはIsland Helicoptersのみ。これは滝が私有地にあり、立ち入りが制限されているためで、Island Helicoptersのみが許可を得ている。

 ヘリコプターに乗る前に、緊急時の説明などが行なわれる。また、靴にカバーをかけ、滝のある地域に別の個所から微生物などを持ち込まないようにしている。

Island Helicoptersのヘリコプター
リフエ空港近くにあるIsland Helicoptersの事務所兼待合室。近くにはあるが歩くには遠いので、訪れる際は電話をしてリフエ空港まで迎えにきてもらおう
近くから見るとこのような感じ
近くには美しい花が咲いていた
Island Helicoptersの送迎車
事務所からヘリポートへ向かう。ヘリポートの入口にあるJurassic Falls Landing Adventureの看板
Island Helicoptersのヘリコプターが着陸してきた
ヘリコプターに乗る前の待合所。1機あたり6名乗ることができるようで、番号付きのイスに座って安全講習を受ける
いざというときのためのライフベスト。できればお世話になりたくない
ライフベストの使い方の解説。英語での説明だが、実演してくれるので分かりやすい
シートベルトについて
ヘリコプターに乗って、いよいよ出発

 記者はヘリコプターに乗るのは初めてだし、ハワイのような絶景地域を飛ぶのも当然初めて。カウアイ島はハワイ諸島最古の島のため地面の浸食が激しく、目の前に広がる風景も変化に富んでいる。崖、川、山と切り替わる目の前の風景は現実のものとは思えず、ただひたすらに「すげぇ」としか言いようのない風景が広がる。映像なども撮ってみたので、写真と合わせて楽しんでいただきたい。

Island HelicoptersのJurassic Falls Landing Adventure
ヘリコプターからは美しい景色を見ることができる
カウアイ島の中央部にある滝に向かって飛んでいく
滝が見えてきた
無事、滝の近くに着陸
ここから滝までは歩いて向かう。およそ5分程度
カウアイ島の自然をしばし満喫
ちなみに靴はこのようなカバーをつける。自然へのダメージを少しでも減らすためだ
Jurassic Falls。映画を見ていないのでなんとも言えないが、どのようなシーンで登場するのか楽しみ
滝を見た後は、カウアイとの中央部を北上してナパリ・コースト方面へ。自然浸食の様々な地形を見られる
ナパリ・コースト。海の透明度もスゴイが、切り立った崖などにも圧倒される
空から見るナパリ・コーストは圧巻ですね
ナパリ・コーストを堪能した後は、リフエ空港へUターン。滝の見学も含めおよそ1時間半のツアーが終了した

 滝とヘリコプターを満喫した後は、空港近くのリゾートホテル「カウアイビーチリゾート」へ。ハワイツアーの1日目は、カウアイ島の不思議な造形を空から思う存分楽しめた。そして2日目は現地ガイドさんの“あの男”が登場。スーパーアクティブなカウアイの日々が始まるのであった。その2へ続く。

編集部:谷川 潔