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大分道・湯布院IC~日出JCT間の通行止め解除、九州の高速道路がすべて通行可能に

2016年5月9日 一般開放

復旧箇所は片側一車線規制

 平成28年熊本地震の影響で通行ができなかった大分自動車道の湯布院IC(インターチェンジ)から日出JCT(ジャンクション)までの区間が5月9日夜、一般開放された。これでNEXCO西日本(西日本高速道路)九州支社管内のすべての区間の高速道路の通行が可能になった。

 大分自動車道の湯布院ICから日出JCTは、地震により土砂崩落と、並柳橋の支承と主桁が損傷、4月27日のNEXCO西日本の記者会見でも復旧の見通しが立たないとしていた。その後、国土交通省からゴールデンウィーク明けに一般開放との見込みが示され、9日に「9日午後に開放の見込み」と発表されていた。しかし、仮復旧箇所が通行可能な状態になっても現地の天候が霧のためにそのまま通行止めが続き、9日の22時40分に通行止めが解除され、4月16日未明以来、初めて通行が可能になった。

 湯布院ICから日出JCTは仮復旧で、一部が片側1車線の通行となり速度は50km/h制限。また、付近は霧によって速度等の規制がかかることもある。

ジャッキ等で応急復旧した並柳橋
地震後の様子。並柳橋の支承と主桁が損傷

(編集部:正田拓也)