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“ダブルツリー”が関東エリアにも登場。有明にオープンした「ダブルツリーbyヒルトン東京有明」に泊まってみた

東京有明にオープンした「ダブルツリーbyヒルトン東京有明」

 世界有数のホテルブランドであるヒルトンは、「ダブルツリーbyヒルトン東京有明」(東京都江東区有明3-7-3)を1月28日に開業した。東京ビッグサイト(東京国際展示場)にほど近い場所であり、りんかい線やゆりかもめの駅からすぐそばというロケーションのよさが目に留まる。

1階のエントランス(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)

カジュアルなヒルトンブランドが有明の便利な場所に登場

 ダブルツリーbyヒルトン東京有明は、りんかい線・国際展示場駅のすぐ横、ゆりかもめ・有明駅は徒歩1分と駅近であるほか、目の前のバスターミナルからは東京・新橋・錦糸町といった主要ターミナル駅を結ぶ便があり、空の玄関である羽田空港にもアクセスできる。さまざまな展示会が開かれる東京ビッグサイトから近いということもあり、レジャーのほかビジネスでも使えるホテルだ。

国際展示場駅と有明駅がすぐそばにある(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)
ホテルの前はバスターミナルになっており、都内各所と結んでいる(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)

 17階建てのビル内には363室(7タイプ、11種類)の客室を備え、レストラン、バー、24時間利用可能なフィットネスルーム、2つの会議室、長期利用者にうれしいランドリールームなどを設置している。ヒルトンブランドとしては国内で30軒目、「ダブルツリー」ブランドとしては8軒目で、関東エリアでは初の出店となる。

 ブランドのなかでダブルツリーは「おもてなし。快適。スマート。人間味のある旅をお届けするホテル」として位置付けており、カジュアルな滞在をうたっている。チェックイン時には焼きたてのチョコチップクッキーがあいさつがわりに配られるのもダブルツリーならではのサービスだ。

2階のロビーエリア(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)
チェックイン時に焼きたてのチョコチップクッキーがもらえる
24時間利用可能なフィットネスルーム
長期滞在に便利なランドリールームには6台の全自動洗濯機を用意

飲食施設はオールデイダイニングとカジュアルバーの2か所

 飲食施設は2か所あり、1階にはオールデイダイニングの「SAUS(ソース)」を、2階にはカジュアルバー「Brew33 Bar(ブリューサーティースリーバー)」を設置している。SAUSはオランダ語で調味料を意味するレストランで、種類豊富な和洋のメニューとさまざまな種類の調味料を用意しているのが特徴だ。同店のコンフォート・フードとして力を入れているのは、ハンバーガーとエスニックヌードルの2品。どちらも厳選した食材を使い、シェフこだわりのレシピで仕上げている。

1階にある「SAUS」(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)
コンフォート・フードとして用意している「SAUS ダブルスマッシュ チーズバーガー」
SAUS ダブルスマッシュ チーズバーガーは、バンズをレタスにしたもの、丼仕立ての和風にしたものも用意している
コンフォート・フードとしてエスニックヌードルも用意する。写真はライスヌードルのフォーを使ったもの。そのほか、日によってラクサやヴィーガンヌードルを提供するとのこと

 Brew33 Barは気軽に入れるカジュアルなバーをウリにしている。グラスビールは780円、ハイボールは680円から飲めるのがうれしい。店内には165インチの大型モニターが設置されており、スポーツなどを観戦しながらバータイムを楽しめる。

2階にある「Brew33 Bar」(提供:ダブルツリーbyヒルトン東京有明)
Brew33 Barのメニュー。ホテル併設のバーとしてはリーズナブルな価格設定
発酵3種(東京味噌、米麹、チーズ)を使った「みそピッゼッタ」

ロビー横のラウンジではスタバのコーヒーが飲める

 2階のロビーエリアには、ロビーラウンジ「Brew33 Lounge(ブリューサーティースリーラウンジ)」を併設している。ソファとテーブルのほか充電スポットもあるので、仕事などの作業にも使えるスペースだ。

 この一角にあるのが「We Proudly Serve Starbucks コーヒープログラム」で、スタバのコーヒーがセルフ方式で飲めるのもポイントになっている。スタバの豆を使ったエスプレッソマシンが置いてあり、カップを置いてタッチパネルを操作すればよいので、誰でも気軽に楽しめる。支払いはクレジットカードか交通系電子マネーで行なう。

ロビーラウンジの「Brew33 Lounge」
セルフでスタバのコーヒーが飲める「We Proudly Serve Starbucks コーヒープログラム」

客室のグレードは3種類を用意

 ダブルツリーbyヒルトン東京有明の客室は全363室あり、グレードとベッドの違いにより7タイプ、11種類の部屋を用意する。グレードは、22m2の「ゲストルーム」、26~30m2の「デラックスルーム」、43m2の「プレミアムルーム」の3つに分かれている。ヒルトン系列でよく採用されているエグゼクティブフロアやエグゼクティブラウンジは用意していない。施設面では、全室にセパレートタイプのバスタブとレインシャワーを完備しているのが大きな特徴だ。

シンプルな「ゲストルーム」
ベッドが2台用意されている「デラックスルーム」
最上位の「プレミアムルーム」

デラックスルームに泊まってみた

 今回は11階のデラックスルームに宿泊することができたので、こちらの設備を紹介しよう。ベッドはダブルベッド1台とシングルベッド1台が用意されていた。デラックスルームはこのほか、ダブルベッド2台の部屋、シングルベッド2台の部屋がある。室内にはソファ&テーブル、デスク&チェア、40インチのHDテレビ、冷蔵庫、湯沸かしポット、セーフティボックスなど、一通りの設備を備えている。また、加湿機能付き空気清浄機も備えてあり、乾燥がキツイこの時期には非常にありがたかった。

 浴室は広めのバスタブがあり、天井にはレインシャワーも設えてあるので、快適に過ごすことができた。ダブルツリーbyヒルトン東京有明はリブランドしたホテルなので、客室の設備などは以前のホテルそのままの部分も多々あるとのことだが、壁紙などは新しく貼り換えているそうだ。

デラックスルームを窓際から撮影したもの
11階からの眺め。デラックスルームの14~16階は上層階タイプに設定されている
デスク下に設置している冷蔵庫
ミネラルウォーターはボトルタイプ
Type-Cではないが、USBの充電ポートを備えている
ベッド側にもUSBの充電ポートがある
広めのバスタブ。洗面台とはガラス戸で仕切られている
天井のレインシャワー
コンパクトで使いやすい洗面台
トイレはセパレート

総支配人は立地のよさを最大限に活用していくと抱負を語る

 グランドオープンのセレモニーでは、SREアセットマネジメント 代表取締役社長の新井利幸氏、三菱HCキャピタルリアルティ 代表取締役社長の田中秀和氏、ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区 代表のジョセフ・カイララ氏、ダブルツリーbyヒルトン東京有明 総支配人の島宗広明氏が登壇した。

SREアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 新井利幸氏
三菱HCキャピタルリアルティ株式会社 代表取締役社長 田中秀和氏
ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区 代表 ジョセフ・カイララ氏
ダブルツリーbyヒルトン東京有明 総支配人 島宗広明氏

 総支配人の島宗氏は「私も出勤するようになって分かったのですが、新宿、渋谷、新橋など主要な東京の都市も乗り換えなしで30分以内にアクセスできます」と、臨海副都心の中心である有明のなかでも特に立地のよさ、交通便利な場所であることを強調した。

 観光面では「海外のお客さまから最近すごく人気なのが豊洲市場、そしてチームラボですね」と近隣エリアの観光スポットを紹介し、少し足を伸ばすと東京ディズニーリゾートがあることも大きいと説明した。「有明という、本当に特別なロケーションを最大限に活かしながら、心地よい時間、そして空間を提供できるホテルを目指してまいります」と抱負を語った。

グランドオープンを記念して行なったテープカット