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KDDI MUSEUM、8月5日・19日は入館無料に

実は穴場の宿泊施設「LINK FOREST」も併設

2023年8月3日 取材

左手前のビルの2階に「KDDI MUSEUM」がある

 2020年に多摩センターにオープンした「KDDI MUSEUM」。コロナ禍でオープンしたということもあり、あまり知られていない施設だが、実は現代のスマートフォンへとつながる通信の歴史を学べる貴重な史料が集まる興味深いミュージアムだ。

 所在地は、東京都多摩市鶴牧3-5-3 LINK FOREST 2Fで、多摩センター駅から徒歩10分ほどの場所にある。入館料は300円(大学生以下は無料)で、ミュージアムの見学は事前予約制となっている。

 展示内容は、1871年に世界とつながった海底電信ケーブルをはじめ、有線や無線による通信の仕組みを当時の機器を並べ、ところどころでプロジェクションマッピングやVR/ARといった最新技術を使いながら解説するというものとなっている。

通信の歴史がさまざまな展示で学べる

 全体的には大人向けの内容となっているが、「太鼓の達人」的な感覚でモールス信号の発信にチャレンジしたり、ARタブレットで基地局を建てて街を育てていくゲームを楽しんだり、子どもたちも楽しめる体験コンテンツも用意されている。

大人だけでなく子どもが楽しめる工夫も

 本来は平日のみの営業だが、夏休みということで8月5日と19日も開館。この2日は入場料も無料となり、予約なしでも見学できる。ただし、事前に予約すると車載型基地局の組み立て式プルバックカーがプレゼントされるので、せっかくなら予約した上で来場したい。

 8月5日~9月29日には「災害と通信」をテーマにした企画展も実施される。19日には、施設前のロータリーに通信を支えるさまざまな車両が集結。小学5~6年生と保護者を対象にした防災教室も開催される。

事前予約でもらえる車載型基地局の組み立て式プルバックカー

 ミュージアムにはKDDIが応接室などに飾っていた絵画などを展示する「KDDI ART GALLERY」も併設されており、こちらも必見だ。

KDDI ART GALLERY

 同じ建物のなかには「LINK FOREST」と呼ばれる宿泊型研修施設があり、当初は研修向けに絞って企業向けに宿泊サービスを提供していたが、現在は一般の宿泊の受け入れも行なっている。

 シングル171室、ツインルーム10室、デラックスシングル2室という客室構成。研修で長期滞在することを考慮し、シングルルームが25m2と広めの設定となっているほか、無料のランドリーコーナーが用意されている。料金はシングルが9000円~、ツインが1万4000円~。宿泊者はミュージアムの入館料も無料になる。

 近くにはサンリオピューロランドもあり、駅前周辺の商業施設も充実しているため、意外な穴場と言えるかもしれない。

シングル
ツイン
無料で利用できるランドリーコーナー
レストラン
パーティールーム(和)
空室・料金チェック