ニュース

マドラス、姿勢を正して足裏が痛くならない医療用ゲル採用「metaインソール」。Makuakeで先行販売

2023年2月17日~ 実施

マドラスが「metaインソール」をMakuakeで先行販売する

 マドラスは、タナックと共同開発した中敷き「meta(メタ)インソール」の今春発売に先がけて、クラウドファンディングサイト Makuakeで2月17日14時から先行販売を行なう。

 metaインソールは、引っ張ると10倍以上に伸び、かつ高い反発弾性を持ち復元性に優れるタナックの医療用ゲル素材「クリスタルゲル」を中敷きに採用したもの。足裏にフィットしつつ全体を支えることで、履き心地の改善、歩行の安定、疲労軽減などの効果があるという。

 マドラスが得意とする革靴やビジネスシューズの領域において、一般的にはその中敷きはシンプルな形状のものが多く、長時間歩いたり立っていたりすると、指の付け根とカカトの2か所に集中して負荷がかかり、痛みや疲労の原因になったり、扁平足からの外反母趾につながったり、筋肉の硬直で足裏からつながる内臓に負担がかかったりする。

metaインソールの特徴
クリスタルゲルは1000%(10倍)以上に伸びて破断しないほか、これだけ伸ばしてももとの形状に復元する特性を持つ

 そこでmetaインソールは、足裏のアーチに沿った形状を作ったうえで、全体には柔らかめのクリスタルゲルを配置して、土踏まずの部分に硬めのクリスタルゲルを組み合わせることで、足裏全体をしっかり支える仕組みになっている。また、クリスタルゲルには弱い力でもよく伸びるという特性があるため、足裏の形状になじみやすいという。

 こうした構造を採ることで前出の症状の改善に加え、姿勢改善の効果も見込めるという。発表会の会場で、記者も実際にmetaインソールの入った靴を試用してみたが、事前の想像とは違って「包み込むような感触」というよりは「足裏全体を押し上げるような感覚」があり、土踏まずのサポートに加えてカカトが高くなっていることで、確かに背筋がすっと伸びる。革靴を長時間履いていると、足裏の痛みを逃がすために歩き・立ち姿勢を試行錯誤したりするが、それが姿勢の悪さにつながるというのは自覚していたところだったので、まず痛くならない・姿勢を正すというのは納得感のあるアプローチだ。

metaインソール。表皮のない状態だと土踏まずの部分に硬さの異なるクリスタルゲルを配置しているのが分かる

 発表会で登壇したマドラス 代表取締役社長の岩田達七氏は、ノーネクタイやスニーカー装用といったカジュアル化、安価な輸入品の台頭などで革靴やビジネスシューズの市場は脅かされていると危機感を示し、「靴のイノベーションが必要」という。そのために靴にできることとして、足裏から健康になる「フットセラピースタイル」がmetaインソール開発の根底にあると説明した。

 metaインソールは、紳士靴向け(S~LLサイズ:24.0~27.5cm)と婦人靴向け(S~Lサイズ:22.5~25.0cm)の2種展開で、単体価格は1万3200円。また、標準でmetaインソールを搭載した靴のラインアップも用意しており、マドラスオンラインショップと直営店で3月下旬から順次販売予定となっている。

 なお、Makuakeでは36%オフ(8500円)~28%オフ(9500円)や複数購入割引などの早割を実施する。

metaインソールを標準搭載した靴も3月下旬から順次販売予定。ロゴで判別できる
マドラス株式会社 代表取締役社長の岩田達七氏
株式会社タナック 代表取締役社長 棚橋一成氏
metaインソールの商品説明を行なったマドラス株式会社 商品部部長 石川尚氏
クリスタルゲルの特徴を解説した株式会社タナック 営業開発部次長 内田佳伯氏