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東京ディズニーシーにハロウィーン復活! 豪華衣装の水上ショーに新ステージ、みたらし&チャイの大人味なチュロスも

2022年9月15日~10月31日 開催

水上の船からポルト・パラディーゾのゲストたちに手を振るミッキーマウス

 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、10月31日まで「ディズニー・ハロウィーン」を開催している。東京ディズニーシーでも3年ぶりとなる本格的なハロウィーンイベントが再開され、園内は怪しげで華やかな世界に様変わり。この秋だけのグリーティングや新ステージ、スペシャルメニューなどが楽しめる。

豪華な音楽と衣装で登場!「ディズニー・ハロウィーン・グリーティング」

公演期間: 2022年9月15日~10月31日
公演場所: メディテレーニアンハーバー
公演時間: 約10分間(1日2回)
船の数: 1隻
登場キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダック、チップ、デール、グーフィー、マックス

 ハロウィーンのスペシャルイベント中に1日2回、メディテレーニアンハーバーでミッキーマウスと仲間たちの豪華なグリーティングが実施される。1隻に人気キャラクターたちが勢ぞろいし、ゲストにグリーティングを行ないながら湾内を2周する。キャラクターたちが身に付けているのは、2019年にメディテレーニアンハーバーで公演された「フェスティバル・オブ・ミスティーク」のコスチュームだ。

メディテレーニアンハーバーにミッキーマウスたちが乗る船が登場

 メディテレーニアンハーバーに怪しげなフェスティバル・オブ・ミスティークの音楽が流れると、ミッキーマウスたちが乗る船が登場。ミッキーマウスたちが「皆さん、ハッピーハロウィーン!」とゲストたちに声をかける。イタリアの港町を再現したエリア「ポルト・パラディーゾ」ならではのハロウィーンは、海の生き物をモチーフにした仮装や飾り付けをして楽しむユニークなお祭りということを紹介していく。

フェスティバル・オブ・ミスティークの豪華な衣装で登場
ドナルドダックとデイジーダックは船に向かって左に乗船
グーフィーとマックスは船の正面に乗船
チップとデールは船の右側に乗船

 キャラクターたちのかけ声とともにハロウィーンパーティがはじまると、ミニーマウスとデイジーダックが振り付けをレクチャー。2019年に行なわれたフェスティバル・オブ・ミスティークの振り付けと同じものだ。

 右手を上げ、続けて左手を上げ、手拍子を3回。右手を上げてポーズを決めて、その右手で右肩、左肩をトントンと1回ずつ叩いたら再度右手を上げて空をトントンとノックし、そのまま手でぐるりと円を描く。

 これを4回繰り返したら、最後に体の前で腕をクロスして、両手を上でキラキラと振る、という振り付けが1セットだ。

湾の中央でミニーマウスがゲストたちに振り付けをレクチャー
ミッキーマウスと仲間たち全員で、ゲストを巻き込んでダンス

 ハイテンポな音楽とかけ声に合わせてゲストも一緒に手拍子ダンスへ参加し、ポルト・パラディーゾが明るい一体感で包まれる。船は湾を2周し、ミッキーマウスたちは最後までゲストに手を振りながら去って行く。

 2019年に新プログラムとして登場したフェスティバル・オブ・ミスティークのショーは、ミッキーマウスたちの豪華な船が何隻も登場し、セイレーンたちの迫力あるステージが楽しめる素晴らしいステージだった。グリーティングは約10分間と短い時間だが、懐かしい音楽とともに3年前の振り付けを思い出して、ぜひあの一体感を再現しよう。

ミッキーマウスも踊りながらゲストたちに手を振る
覚えやすい振り付け。短い時間ながらゲストたちと一体感でいっぱいになる

歴代のハロウィーンイベントが映像で蘇る「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」

公演期間: 2022年9月15日~10月31日
公演場所: ハンガーステージ
公演時間: 約25分間(1日4~5回)
座席予約: エントリー受付
登場キャラクター: ミッキーマウス、ミニーマウス、チップ、デール、スケルトン、ジャファー、セイレーンの末裔ほか

 ロストリバーデルタにある劇場「ハンガーステージ」では、新プログラム「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」がスタート。東京ディズニーシーで行なわれてきた歴代のハロウィーンイベントや厳選した名シーンの映像がバックに流れ、ヴィランズと人気キャラクターたちが登場する。

カリブ海のジャングルがテーマのロストリバーデルタにある「ハンガーステージ」

 ハンガーステージは、飛行機の格納庫だったという設定の雰囲気あるシアター。最近、時空を越えた旅の出発点になっているという噂があるという。そんなハンガーステージでのハロウィーンパーティを、チップとデールが主催。ふたりが呼んださまざまな“友達”が登場する、見応えあるステージだ。

看板も怪しげな「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」のデザインに
広いステージに向かってベンチが並ぶ客席。エントリー受付を忘れずに!
主催者のチップとデール、司会者がステージを進行していく(画像提供:オリエンタルランド)

 最初に登場する友達はスケルトンたち。「ハロウィーン・デイドリーム」(2012年公演)や「ニューヨーク・ハロウィーン・フォリーズ」(2014年公演)に登場した人気キャラクターで、当時のままのオシャレな姿で3体が現われる。ゲストと一緒にスケルトンダンスを踊ってポップに盛り上げる。

懐かしの歴代イベント映像とともに、おしゃれなスケルトン本人たちも登場(画像提供:オリエンタルランド)

 次に「ミステリアス・マスカレード」(2009年~2010年公演)の怪しげな音楽が流れるなか、仮面貴族が生歌を披露。豪華な衣装のミッキーマウスとミニーマウスが登場し、過去にウォーターフロントパークで行なわれた仮面舞踏会のステージ映像をバックに、ミッキーマウスとミニーマウスが大人っぽい雰囲気でシックに踊り上げる。

「ミステリアス・マスカレード」の怪しげな雰囲気が蘇る(画像提供:オリエンタルランド)
ミッキーマウスも当時の豪華な衣装で登場(画像提供:オリエンタルランド)
マスカレードマスクを持ったミニーマウスも怪しげな雰囲気(画像提供:オリエンタルランド)

 続いては、おなじみ「ザ・ヴィランズ・ワールド」(2015年~2018年公演)の音楽に合わせてアクロバティックな動きの手下がステージをジャック。時空を越えてジャファーが登場し、魔法の呪文「ブンブンババーン」で会場を巻き込み、翻弄していく。

 映像にはウィックド・クイーンやマレフィセントなど、誰もが知るヴィランズが次々に登場する。そこへさらにセイレーンの末裔が登場し、「フェスティバル・オブ・ミスティーク」(2019年公演)の映像とともに美しい歌声を披露し、神秘的な世界に引き込んでいく。

ジャファーやセイレーンの末裔が登場し、見応え&聞き応えのあるステージを展開(画像提供:オリエンタルランド)

 最後にチップとデール、ミッキーマウスたちもステージに戻り、スケルトンも再登場。全員でハロウィーンを祝い、豪華なフィナーレを迎える。キャラクターたちが繰り広げるキレのある動きに見入りながらも、背景のスクリーンに映し出されたイベントの多様さと豪華さに改めて感心した。

 初めて観る人には新鮮で、記憶がある人には懐かしい、そんな素敵なステージに感動しつつも、ハロウィーンイベントの完全復活を願わずにいられない。1日4~5回と公演回数も多いので、ぜひともエントリー受付にチャレンジしよう。

装飾や花火もハロウィーン仕様、ゲストのフル仮装も解禁!

「ディズニー・ハロウィーン」の期間中は、エントランスにもハロウィーンのデコレーションが復活。毎年恒例だったディズニーキャラクターの大人のフル仮装も解禁になった。原則マスクの着用が必要なため、マスクまで含めて豪華に仕上がっているゲストが多く、パークが華やかだ。フル仮装のゲスト同士で再会を喜ぶシーンも方々で見られた。屋外で人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、撮影時などで会話をほとんどしない場合にはマスクを外すこともできる。

エントランスも久々にハロウィーン仕様のデコレーションが復活

 またグループでおそろいのプチ仮装や気合いの入ったフル仮装で撮影したら、Instagramのタイムラインにハッシュタグ「#ディズニー仮装2022」をつけて投稿するのもお勧め。東京ディズニーリゾートの公式インスタグラム(@tokyodisneyresort_official)では、一部の投稿写真が紹介される。

 このほか、夜には花火の特別バージョン「ナイトハイ・ハロウィーン」が実施されるほか、ディズニー・ハロウィーンをイメージしたリゾートラインのフリーきっぷ2種類と、各駅で違うデザインが施されたディズニー・ハロウィーンのスーベニアメダル(1回100円)も登場。

期間限定メニュー&スーベニア付きスペシャルセットにも注目!

 パーク内では、「ディズニー・ハロウィーン」メニューも多数ラインアップ。ユカタン・ベースキャンプ・グリルで販売している「スペシャルセット」(1980円)はドクロ形のライスと骨付きソーセージ、ローストビーフの“映える”メニューだ。

ユカタン・ベースキャンプ・グリルの「スペシャルセット」(1980円)ハロウィーンらしい写真映え!(画像提供:オリエンタルランド)

 セバスチャンのカリプソキッチンや、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテで注文できる「チョコレートドリンク(コーヒーゼリー入り)」(600円)は、スマホでカップの側面のQRコードを読み取るとARコンテンツが楽しめる特典付き。ほろ苦いコーヒーゼリー入りの濃厚なチョコレートドリンクとともに、購入したゲストだけの特別コンテンツを楽しもう。

「チョコレートドリンク(コーヒーゼリー入り)」(600円)はカップのQRコードを読み込むとARコンテンツが楽しめる(画像提供:オリエンタルランド)

 スーベニア付きメニューは多数あるが、なかでも注目したいのは毎年大人気のスーベニアランチケース付きセット。「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」「ニューヨーク・デリ」「セバスチャンのカリプソキッチン」で、対象メニューにプラス1200円でセットにできる。

 濃い紫色の生地にミッキーマウスや仲間たちがパークにハロウィーンの魔法をかけている面と、ポップなアイコンやロゴが描かれた面があり、両端のスナップを留めるとボックス型に。ランチケースとして使いやすそうだ。

ニューヨーク・デリの「スペシャルセット」(1470円)のスーベニアランチケース付きセット(プラス1200円)
ボックス型になる便利なスーベニアランチケース。内側はハロウィーンらしいオレンジ色
裏側はポップなロゴが描かれたポケット付き。スナップを外して薄く広くしても使える

 セットにおすすめのメニューは、ニューヨーク・デリの「スペシャルセット」(1470円)。内容はスペシャルサンド(タンドーリチキン&パンプキングラタン)とフレンチフライポテト、ソフトドリンクのチョイス。ソフトドリンクはプラス450円で生ビールに、プラス480円でスパークリングカクテルにも変更できる。

スペシャルサンド(タンドーリチキン&パンプキングラタン)が、スパイシーで文句なしに美味しい

 このスペシャルサンドは、ハロウィーンらしい華やかな色合いのサンド。ピンク色をしたモチモチ食感のバンズに肉厚タンドーリチキンがサンドされ、スパイシーでとても美味しい。旬のカボチャがゴロゴロ入ったグラタンやピーカンナッツが入ってボリューム満点なので、ランチにもぴったり。

チュロスとサンデーに新メニュー! 「みたらし味」&「チャイ味」

 9月4日からは、東京ディズニーシーのグランドメニューとして、チュロスとサンデーに新フレーバーが登場している。和風の「みたらし味」と、エキゾチックな「チャイ味」だ。

 まずは、アメリカンウォーターフロントのレストラン櫻の隣に位置するフードスタンド「リバティ・ランディング・ダイナー」で販売されている「チュロス(みたらしシュガー)」(1本500円)から。しょうゆの香りがする甘じょっぱい風味のチュロスで、おせんべいを思い出すようなほっとする味。チュロスからこの味がするのがなんだか新鮮だ。包みも和風レトロなデザインで、裏面には6種類のオリジナルメッセージがランダムに描かれている。

ほっとする味の「チュロス(みたらしシュガー)」(1本500円)と「リバティサンデー」(1個850円)

 このリバティ・ランディング・ダイナーでは、みたらしシュガーのチュロスを使った「リバティサンデー」(1個850円)も新発売。こちらは「あんみつ」をイメージした和風のサンデーで、カップの底には寒天や黒豆、たっぷりのみたらしソースにモチモチの小さな大福とサクサクの雷おこしも入っていて、1杯でいろいろな食感が楽しめる。たっぷりのミルクソフトクリームと、みたらしシュガーのチュロスも添えられた食べ応えのあるスイーツだ。意外にも甘すぎずさっぱりしているので途中で食べ飽きることもない。

「あんみつ」をイメージした「リバティサンデー」は、和風スイーツをいいとこ取りしたような一品

 一方、チャイ味のチュロスとサンデーは、アラビアンコーストの「サルタンズ・オアシス」で販売中。「チュロス(チャイシュガー)」(1本500円)はスパイスが香る濃厚なチャイ味にたっぷりのシュガーがかかった新フレーバー。紅茶やミルクによく合いそうな印象に残る味だ。包みはゴールドが使われたディズニー映画「アラジン」のキャラクターのアラジン、ジャスミン、ジーニーのどれかがランダムに描かれている。このチュロスは、サルタンズ・オアシスのすぐそばにあるチュロスのワゴン「オープンセサミ」でも販売中だ。

濃厚なチャイ味の「チュロス(チャイシュガー)」(1本500円)と「サルタンズサンデー」(1個850円)

 このチャイシュガー味のチュロスを使った「サルタンズサンデー」(1個850円)も、同じくサルタンズ・オアシスで販売中。カップの底には、濃厚な紅茶の香りを感じるチャイゼリーが。やわらかなマンゴープリンやパイナップルに、たっぷりのミルクソフトクリームとチャイシュガーのチュロスが添えらてている。全体的にとてもフルーティーで香り高く、大人っぽい味わいだ。チョコやココナッツチップがフレークでトッピングされており、そのサクサクした食感も面白く、最後の1口まで食べ飽きない。

フルーティーで香り高い「サルタンズサンデー」

 まだ完全復活とまではいかないが、ハロウィーンの大人っぽい雰囲気が復活した東京ディズニーシー。スペシャルイベントからステージ、そして期間限定メニューまで、この時季だけのパークを楽しんでみてはいかが。