ニュース

国内航空券の予約は出発29日以前の日曜が最安。エクスペディアが節約ガイドを発表

2021年10月13日 発表

エクスペディアとARCが「2022年の旅行予約に役立つガイド」を公開

 エクスペディアは、Airlines Reporting Corporation(ARC)と共同で「2022年の旅行予約に役立つガイド」を公開した。

 ARCによると2020年~2021年の航空券は2019年に比べて平均価格が上がっており、予約を行なうのに最適な時期や曜日、旅行を開始するのに最適な時期を把握しておくことが、旅費節約のポイントになるという。

 例えば航空券を予約する際、国内線は出発日の28日前に料金が上がり始めるため、29日前に予約すると代金を抑えることができる。同様に、国際線は91日前に上がり始めるため、92日前に予約するとよい。

 曜日と代金にも相関があり、国内線の予約に適しているのは日曜で、最も高くなる水曜と比べて最大40%節約することができるという。国際線も日曜で、最も高くなる金曜と比べて約35%節約できる。

 国内旅行の出発日は金曜、海外旅行の出発日は土曜が最適で、ともに最も高くなる月曜に比べると、それぞれ約40%節約、最大20%の節約になるという。

 いつ行くかは目的地や動機に依存するところだが、旅行する月についても結果が出ている。国内線は9月出発が最適で、続いて2月、3月、5月が安く、最も高い月に比べると20~25%ほど節約できる。国際線は1月出発が最適で、最も高い8月との比較では約15%節約できる、としている。

 宿泊費についても調査結果が出ている。国内宿泊施設の平均料金は、2020年2月以降は下落傾向にあるものの、Go To トラベル期間中は一時的に上昇しており、緊急事態宣言が解除されたことで再び値上がりする可能性がある。

 国内旅行では、平均客室単価が最も安くなるのは木曜の予約で、最も高くなる土曜に比べて約10%節約できる。海外旅行では火曜の予約が最適で、日曜と比べてこちらも約10%の節約になる。

 国内旅行の宿泊初日(チェックイン日)は火曜が最適で、土曜に比べて最大25%節約できる。海外旅行の宿泊初日は月曜が最適で、木曜に比べて10%節約できる。

 また当然ながら、宿泊施設のランクを下げることでも節約が可能。国内では5つ星から4つ星、4つ星から3つ星にすることで、平均65%の大幅な節約が行なえる。海外では5つ星から4つ星にすることで平均45%、4つ星から3つ星にすることで平均35%の節約になるという。

 また、国内は2019年と比較すると、2021年の3つ星ホテルと3.5つ星ホテルの宿泊代金が安くなっており、それぞれ約30%、約20%節約することができる。

まとめると

 まとめると、飛行機を使って国内旅行をする場合、旅行の出発日は9月、2月、3月、5月の金曜に設定して、出発日の29日より前の日曜に航空券を予約するのが最も安くなる。

 海外の場合は1月の土曜を出発日にして、その92日より前の日曜に航空券を予約するのが最安。

 宿泊は3つ星のホテル/旅館を選び、国内は火曜を宿泊初日に設定して、予約は木曜に行なうのが最安になる。同様に海外は月曜を宿泊初日に設定して、火曜に予約するのが最安になる。

 最安の曜日が航空券と宿泊施設でずれてしまうため、実際の予約・旅程でこのルールを取り入れるのは難しいかもしれないが、緊急事態宣言の解除を受けて旅行を考えているなら、参考にしてもよいのではないだろうか。