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キッザニア東京・甲子園、5Gのエリア設計を体験できるauパビリオンをオープン

2020年11月19日 オープン

5Gのエリア設計を体験できるauパビリオン

 キッザニア東京(東京都江東区)とキッザニア甲子園(兵庫県西宮市)は11月19日、5Gのエリア設計が体験できるパビリオンをオープンした。KDDI(au)のスポンサーシップにより「通信会社」の仕事を体験できる。

 キッザニア内には以前、NTTドコモのパビリオンがあり、「携帯電話ショップ」の仕事を体験できたが、2017年に「ロボット研究開発センター」にリニューアル。その後、2018年にはキッザニアを運営するKCJ GROUPをKDDIが買収し、関係を深めていた。

 新パビリオンの体験では、子供たちは「通信エリア設計士」となり、シミュレーターを使って基地局の設置計画を立てるという重要な役割を担う。いくつかの異なる特徴を持った基地局を、どのように配置すれば街全体をカバーできるのかを考えていく。

 実際にKDDIで基地局設置を担当するスタッフの監修の下で体験プログラムが組み立てられており、体験を終了すると、自分が作成した「5G基地局計画書」と園内通貨を8キッゾもらえる。

 所要時間は約30分、推奨年齢は5~15歳で、低年齢から楽しめるようになっているが、現実と同様に基地局を立てすぎると電波干渉の問題が発生するなど、実は奥が深い。設置する基地局の数が多くなればコストが増加するため、限られた予算でいかに効率的にエリアをカバーするか、といったパズル要素もあり、繰り返しチャレンジしても楽しめる。

異なる特徴を持つ基地局を適材適所に配置する必要がある
基地局が密集すると電波干渉の問題が発生する
ジオラマや映像で5Gが普及した社会の世界をイメージできる
体験を終了するともらえる「5G基地局計画書」
auパビリオンの外観
定員は6名、所要時間は約30分
テープカットの様子。KCJ GROUP 代表取締役社長の圓谷道成氏(左)とKDDI 取締役執行役員常務の森田圭氏(右)
XRドアをくぐり、スマートフォンで5G基地局の様子を確認するというオープニングセレモニーの特別演出
セレモニーは東京と甲子園で同時に開催されており、5G通信により両会場をつなぐ場面も