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ハーツ、レンタカーで巡るアメリカ「フライ&ドライブ」を訴求。ハワイやカリフォルニア、ラスベガスなど紹介
2019年12月26日 07:30
ハーツは12月、レンタカーで巡るアメリカのお勧めスポットを紹介する「フライ&ドライブ」セミナーを開催した。ハーツは世界4000か所以上に営業所を持つレンタカー会社だが、このセミナーではレンタカーを使ったアメリカ観光を提案。日本から飛行機で飛んで、空港でレンタカーを借りて巡るといった提案を行なった。
ハーツ・アジア・パシフィック 日本地区総支配人 広脇敬氏は、ハーツ(Hertz)のポリシー「We're here to get you there」を紹介。ハーツのレンタカーはアメリカにおいて多くの日本人観光客に利用されており、とくにクルマ社会であるアメリカではレンタカーを使うことで旅が広がるという。ハーツのレンタカー貸し出しシステムも年々進化しており、「Hertz Connect」というコネクティング端末によるサービスも提供。ホテルやレストランが簡単に検索できるほか、オプションでWi-Fiルーターにもなるという。
また、全米の主要空港で展開されている「Hertz Ultimate Choice」では、指定されたエリアに置いてあるクルマを自由に選ぶことができ、すぐに乗り出し可能といったサービスが行なわれている。記者もラスベガスのマッカラン空港のレンタカービルで利用したことがあるが、現地での滞在時間を最大にできるのが便利なサービスだった。
広脇総支配人のレンタカーサービスのあとは、アメリカ各地の観光局がレンタカーでのドライブスポットを紹介。最初は日本からの観光地として人気のあるハワイ州観光局だった。
海外レンタカー初心者にお勧めのハワイ島
ハワイ州観光局 酒井剛士氏は、ハワイの基本情報に加えハワイのドライブ事情を紹介。ハワイは8つの大きな島からなるが、その中でも最大のハワイ島のドライブ観光スポットに焦点を当てていた。このハワイ島は、ハワイでも最大の島となるため移動にはクルマが便利だ。コナ国際空港からハーツレンタカーまでは、5分に1本というレベルでシャトルバスがでており、すぐにレンタカーセンターに到着する。そこから、レンタカーでホテルに行くのもよいし、ハワイ島を巡ってみるのもよいだろう。
ハワイ島で安心できるのは、交通が激しくないのと、島であるため道を間違っても、それほど遠くまで行かないこと。低い方に降りていけば、島を巡る道路に出ることが可能だし、海外レンタカー初心者にはお勧めのデビューエリアになる。酒井氏は、そんなハワイ島のモデルコースを紹介していた。
ロサンゼルス国際空港とサンフランシスコ国際空港からアクセスするカリフォルニア
カリフォルニア観光局の原幸代氏は、パシフィックコーストハイウェイなど人気のコースを紹介。全長1115kmもあるシエラアドベンチャーなど、アメリカ本土らしい、雄大なドライブコースを提案していた。カリフォルニア州の玄関口となるのが、日本からも直行便が多く飛んでいるロサンゼルス国際空港とサンフランシスコ国際空港。この2つの空港のレンタカーセンターの紹介なども行なった。
自然が一杯のオレゴン
オレゴン州観光局の松永知恵氏は、日本ではなじみの少ないオレゴン州の紹介からスタート。オレゴン州はカリフォルニア州の上、シアトルのあるワシントン州の下に位置し、メインとなるアクセス空港はポートランド国際空港。日本からも成田からデルタ航空の直行便が出ているため、よく知られている空港だ。この直行便が2020年3月29日から羽田~ポートランド便になる。より利便性が高まることを紹介していた。
松永氏は、オレゴン州を7つの地域に分けて紹介。川沿いのルート、海沿いのルートなど、自然あふれるルートがオレゴン州ドライブの特徴となる。いずれも眺めのよい長めのルートとなっており、オレゴン州を訪れる方はしっかりプランニングして出かけてみてほしい。
ホテルのネオンなどが輝くラスベガス
ラスベガス観光局 加藤雅代氏は、投資が進み変貌するラスベガスを紹介。ラスベガスの中心街はストリップと呼ばれており、このストリップ沿いにさまざまな巨大ホテルが並ぶ。夜はそのネオンが美しく、このストリップを通ってノープレミアムアウトレットまで行くルート、そして雄大な地形のレッドロックキャニオンへ向かうルートなどを紹介した。
マウントレニア国立公園などがお勧めのシアトル
シアトル・ワシントン州観光事務所の渋谷奈々子氏は、スターバックスの本社やシアトルマリナーズの本拠地として知られるシアトル近辺のドライブスポットを紹介。マウントレニア国立公園、オリンピック国立公園、ボーイングの工場見学やサンファンアイランドなど、自然や産業施設などにあふれるシアトルを訴求していた。
各ドライブスポットは、観光局のスライドを見ていただきたいが、アメリカはクルマ社会だけあって、クルマがあると楽しめるエリアが格段に広がる。もちろん、日本とは異なる交通ルールの国を運転するというハードルはあるが、道案内などはスマートフォンのカーナビを用いればよい時代にもなっている。
ハーツの広脇氏のお勧めは、ハーツレンタカーは日本でも契約できるので、なるべく現地でやり取りのないコミコミの契約にすることだという。こうすることで、現地での英語のやり取りを減らすことができ、契約や保険に関する間違いやトラブルもなくなる。もちろん、現地での契約にかかる時間も短縮できるので、とくに初心者にはお勧めの契約であると語った。