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スカイマーク、茨城線・長崎線・那覇線での増便を記念し神戸空港で式典

2019年8月1日 開催

記念式典の様子

 スカイマークは8月1日、神戸空港の発着枠拡大に伴い、同日から神戸~茨城線、神戸~長崎線、神戸~那覇線で増便することを記念し、神戸空港で記念式典を開催した。

 式典は、茨城空港に向かう184便の搭乗口前で開催され、同社 代表取締役社長の市江正彦氏が関係者を前に「本日8月1日より増便できることとなりました。これにより、今まで以上に神戸・関西エリアの利便性向上に貢献したいと思っています。そして神戸を訪問するお客さまの増加、産業経済の発展につながればと願っています。2006年の開港以来、これまで神戸空港の増枠は難しく、ようやく今回、初の増枠となりました。

 関西エアポートと神戸市に感謝申し上げます。以前から発着枠が増えたら増便したいと思っておりました。当社にとって神戸空港は西の拠点、関西3空港の中で唯一使用しており、神戸空港の7割の便数を当社が飛ばしています。従いまして、当社の増便は神戸空港の発展につながります。時間延長の方もできる限り早く実現していただければと考えております。今後も引き続きお客さまの利便性向上に努めてまいります」とあいさつした。

 これを受けて来賓として出席した関西エアポート 執行役員の田中淳隆氏は、「スカイマークの3路線増便おめでとうございます。また、関係者のみなさまありがとうございます。関西3空港から茨城に飛んでいるのはスカイマークのみ。ロードファクターも高いと聞いています。今回昼の便が追加されたことにで利便性が高まり、それにより関西と関東の交流がさらに活発になることを期待しています」と述べた。

 その後、囲み取材に応じた市江氏は、3路線での増便の背景について「神戸は1日2往復の路線が多かった。朝と夜しかないと不便であるため、3往復以上にしたいと思っていた。茨城線に関しては茨城県からの要望もあった。仙台や鹿児島も現在は2往復であり、検討していきたい。長崎線は朝の便がなかった。お仕事で利用される方には朝の便は便利。那覇線は午前中に3便あったが午後の便はなかった。お客様は使いづらいだろうと思っていたので増便することとした」と回答。

 今後の計画については「まだ2往復しかない路線をどうしていくか。鹿児島空港は奄美便もある。奄美空港への乗り継ぎが1時間以内で収まるような便を設定したい。関西には奄美出身者が多くおられる。利便性が上がるものと考える。仙台線を含め、国内の他の路線をどうするか検討しているところ。成田の可能性もある。年内に成田~サイパンの定期便開設を目指している。関西のお客様の需要にお応えしたい」(市江氏)としている。

 なお、184便の搭乗者には、記念品としてフェイスタオルやボールペンが手渡され、茨城に向かって飛び立っていった。

184便の搭乗者には記念品が手渡された