ニュース
共通利用を一斉終了する「スルッとKANSAI対応カード」の2018年2月1日以降の取り扱いを各社発表
カードごとに発行会社で払い戻し。券売機での継続取り扱いは対応分かれる
2017年10月11日 12:25
- 2017年10月10日 発表
スルッとKANSAI対応カード発行各社は10月10日、2018年1月31日をもって駅の自動改札機やバスでの共通利用を一斉終了するプリペイド式磁気カード「スルッとKANSAI対応カード」の、2018年2月1日以降の取り扱いについて発表した。
1996年3月に関西圏の私鉄などを中心に導入されたスルッとKANSAI対応カードは、ポストペイドのICカード「PiTaPa」の普及などで利用者が減少。2017年3月31日にカードの販売を中止し、2018年1月31日の営業終了をもって共通利用を終了することを発表していた。
2018年2月1日以降、カードの未使用残額については原則としてカードごとに発行各社が払い戻しを行なう。払い戻し期間は2023年1月31日までの5年間を予定している。
券売機や精算機についても、多くの会社が2018年2月1日以降はスルッとKANSAI対応カードが利用できなくなるが、近鉄(近畿日本鉄道)、神戸電鉄/北神急行電鉄、山陽電鉄(山陽電機鉄道)、京都市交通局では当面の間、券売機/精算機でも利用可能としており対応が分かれている。
また既報のとおり、阪急電鉄、能勢電鉄、北大阪急行(北大阪急行電鉄)、阪神電車(阪神電気鉄道)の4社が発行するスルッとKANSAI対応カードは、4社の路線で2018年2月1日以降も利用できる。ただし、他社発行のスルッとKANSAI対応カードについては改札での利用が行なえず、券売機と精算機のみで利用できる。
2018年2月1日以降のカードの取り扱いや払い戻し窓口などの発表資料へのリンクは下記のとおり。
スルッとKANSAI対応カード発行各社の発表資料へのリンク
阪急電鉄「ラガールカード」(PDF)
能勢電鉄「パストラルカード」(PDF)
北大阪急行電鉄「レジオンカード」(PDF)
大阪高速鉄道「モノカード」(PDF)
阪神電気鉄道「らくやんカード」(PDF)
大阪市交通局「レインボーカード」
南海電気鉄道「コンパスカード」(PDF)
泉北高速鉄道「ブルーライナーカード」(PDF)
京阪電気鉄道「スルッとKANSAI K カード」(PDF)
神戸市交通局/神戸新交通「スルッとKANSAIこうべカード」
山陽電気鉄道「エスコートカード」(PDF)
神戸電鉄/北神急行電鉄「すずらんカード」(PDF)
京都市交通局「スルッとKANSAI都カード」(PDF)
近畿日本鉄道「スルッとKANSAIカード」(PDF)