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東京ディズニーシー、「ニモ&フレンズ・シーライダー」のオープンにドリー役の室井滋氏、マーリン役の木梨憲武氏、ハンク役の上川隆也氏、デスティニー役の中村アン氏が登場

2017年5月12日 オープン

写真左からデスティニー役の中村アン氏、マーリン役の木梨憲武氏、ドリー役の室井滋氏、ハンク役の上川隆也氏

 オリエンタルランドは5月12日、東京ディズニーシーのポートディスカバリーに新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」をグランドオープンした。

 オープンを記念して、ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ドリー」の日本語吹き替え版に出演した声優陣がアトラクション前にサプライズで登場。アトラクションを訪れたゲストを笑顔で迎え、一緒にオープンをお祝いした。当日の様子が報道公開されたのでレポートする。

5月12日に東京ディズニーシーのポートディスカバリーにオープンした「ニモ&フレンズ・シーライダー」

まさかのサプライズで大盛り上がり、声優陣が約240名のゲストと握手

 東京ディズニーシーのポートディスカバリーに新たにオープンした「ニモ&フレンズ・シーライダー」。映像とライドシステムの動きを組み合わせることで、ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ニモ」と「ファインディング・ドリー」で展開される海の世界を体験できるアトラクションだ。

「海洋生物研究所(MARINE LIFE INSTITUTE)」のポートディスカバリー支社から冒険は始まり、美しいサンゴ礁をはじめとした映画の世界を、カクレクマノミのニモやマーリン、ナンヨウハギのドリーたちと、同じ魚の目線で楽しむことができる。

 オープン当日は、ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ドリー」の日本語吹き替え版の声優陣がアトラクション前のステージに登場。忘れん坊のナンヨウハギ・ドリー役の室井滋氏、心配性のカクレクマノミでニモの父親・マーリン役の木梨憲武氏。7本足のミステリアスなミズダコ・ハンク役の上川隆也氏。ドリーにクジラ語を教えたジンベエザメ・デスティニー役の中村アン氏らが、アトラクションを体験した感想などを話した。

デスティニー役の中村アン氏、マーリン役の木梨憲武氏、ドリー役の室井滋氏、ハンク役の上川隆也氏らがパークに駆けつけた。肩や胸ポケットにはそれぞれ声優を務めたキャラクターのぬいぐるみが
新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」で海を冒険中の声優陣(写真提供:オリエンタルランド)
忘れん坊のナンヨウハギ・ドリー役の室井滋氏

 ドリー役の室井滋氏は、「想像以上です。ずっとここにいたいほど。ドリーが叫ぶのに合わせて、私も叫んでしまって、恥ずかしいくらい騒いでしまいました。生涯“忘れられない”1日になりました」とコメント。

 さらに「とても大きなリアクションをしながら声を録っていましたが、出来上がったアトラクションに乗り、『なるほど、こういうことだったのか!』と分かりました。3回体験しましたが、どの冒険も違うストーリーで『何パターンあるの?』と聞きましたが『秘密』だそうですよ。『こんなに沢山声を入れたかな?』と思うほどでした」とアトラクション制作時の話なども交えて話した。

カクレクマノミのニモの父親・マーリン役の木梨憲武氏

 続いてマーリン役の木梨憲武氏は「3回乗らせていただきましたが、本当に『サイコー!』です。もちろん1回乗るだけでも、見て、体で感じて、ここでは言えないさまざまな冒険ができます。

 マーリンの声を聞こうと最初考えていましたが、足をアトラクションに踏み入れた瞬間から海の世界にどっぷり入り込んでしまい、ちょっとスリリングな体験などもできて、もう夢中。

 実は今日、東京ディズニーシー・デビューだったので、それもあってうれしくて、うれしくて! 朝5時に家を出ましたが、『サイコー!』な午前中を感じています」と初めての東京ディズニーシーと、アトラクションに大興奮していると語った。

ミズダコ・ハンク役の上川隆也氏

 そして7本足の、気難しいように見えながらも実は心優しいミズダコ・ハンク役の上川隆也氏は、「まさに『海の中で体験した!』としか言いようがないほどのひととき。この年齢になって、まさか『ワー! キャー!』言えるとは思いませんでした。本当に楽しかったです」。

 さらに「臨場感がものすごい。東京ディズニーランドのオープン当時から、とにかく最先端技術を体験できる場所というイメージで来園していましたし、何度来ても新鮮に楽しめると感じていました。個人的には『ビジョナリアム』が好きでした」とアトラクションの感想とともに自身のお気に入りも披露。

 また、「目の前に広がる光景や身に起こるすべてのことを感じて、見ていただきたいです。潜水艇シーライダーの前方はもちろん、天井にも窓があるのですが、右側を泳ぐ魚を追うこともできたり、その作り込み、完成度に目を見張りました。1回乗って全部分かった気になっちゃダメです!」と細部の描写まで絶賛した。

ジンベエザメ・デスティニー役の中村アン氏

 ラストは、ドリーの幼いころのパイプ仲間、ジンベエザメ・デスティニー役の中村アン氏。「自然と声が出るほど素晴らしくて、小さいお子さまから大人まで楽しめると思いました。今までの東京ディズニーシーでは体験できないような、新しい感覚のアトラクションだと思います。

 かわいらしい場面やジェットコースターに乗っているような雰囲気のときもあったり。乗ったあとは自分も『今すぐ海に行きたい! 泳ぎたい!』となりました。『タートル・トーク』も体験しましたが、デスティニーとアトラクションで会えることにとても感動しました」と、同日リニューアルオープンしたアメリカンウォーターフロントの人気アトラクション「タートル・トーク」についても話した。

同日にリニューアルオープンした「タートル・トーク」

 リニューアルオープンした「タートル・トーク」は、アオウミガメの150歳の現役サーファー・クラッシュと、海底展望室でおしゃべりをしながら「サイコー」なひとときが過ごせるシアタータイプのアトラクション。室井滋氏は「ロケ先が近いときは東京ディズニーリゾートによく立ち寄るのですが、今日初めて体験しました。自由にお話できて、そこに住んでいるんだなって!」と目を輝かせていた。

「タートル・トーク」でクラッシュと会話を楽しむ声優陣(写真提供:オリエンタルランド)

「ニモ&フレンズ・シーライダー」のオープンに心躍らせるゲストを、アトラクションのエントランスで声優陣がお出迎え。突然のサプライズに驚きながらも笑顔のゲストに、声優陣は「楽しんできてね!」や「いってらっしゃい!」と声をかけながら一人一人と握手。

 室井滋氏に小さな子供が「ドリー!!」と話しかけたり、木梨憲武氏は映画のファンから「大好きです!」と告白されたりと、コミュニケーションを楽しんでいた。

 アトラクションを体験したあとのゲストに話を聞いたところ、「声優陣と握手できるなんて、思ってもいませんでした。一生の思い出ができたと思います」という声も。小さな子供は「ニモとドリーにも会えて、クラゲの上でボヨーンと跳ねておもしろかった!」と大満足。また「ラッコのアップと、ごっつんこの場面が本当にかわいかったです」と、ストーリーのキュートさもイチオシと教えてくれた。

アトラクションのエントランスで声優陣がゲストをお出迎え
笑顔でアトラクションを訪れるゲストと握手やハイタッチを交わす声優陣

 約240名のゲストと交流したあとの囲み取材で、木梨憲武氏は「皆さん、いい顔していましたね!」と、中村アン氏も「皆さん笑顔で私自身もパワーを貰いました!」と、直接のコミュニケーションをスマイルで振り返った。

 室井滋氏も「涙ぐまれる方もいらっしゃって、私もウルッとなりました。そんなに喜んでいただけるなんて!」と、映画が愛されているのをさらに実感した様子。ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ニモ」と「ファインディング・ドリー」を未鑑賞の層に対しても「アトラクションを体験して、『映画を見てみようかな』と思っていただけたらうれしいです。すでに鑑賞いただけた方もアトラクションに来たあとは、また映画が見たくなるはず。そしてまたアトラクションに来たくなる! あとでも先でも楽しめます! 今日から新しくなりました『タートル・トーク』『ニモ&フレンズ・シーライダー』、お待ちしておりますので、全国から全世界からお越しください!」と締めた。

囲み取材に応じる声優陣

 新アトラクションのオープンで、さらに魅力的な場所となった東京ディズニーシー。美しいサンゴ礁で暮らす海の仲間たちと出会いに、今年の夏は東京ディズニーリゾートへと足を運んでみてはいかがだろう。きっと、今まで訪れたことのない海の世界の冒険旅行で“忘れられない”体験ができるだろう。

 なお、新アトラクションやそれに合わせた新しいグッズやメニューなどについては、「東京ディズニーシー、5月12日オープンの『ニモ&フレンズ・シーライダー』やスペシャルメニュー&グッズをレポート」も参照していただきたい。

ニモ&フレンズ・シーライダー

体験時間:約5分(メインショー)
乗車定員:1キャビンあたり122名
キャビン数:2台
場所:ポートディスカバリー

タートル・トーク

体験時間:約30分
定員:約200席
場所:アメリカンウォーターフロント S.S.コロンビア号内