ニュース

グアム政府観光局、2017年「GUAM TOURISM SUMMIT PRESS CONFERENCE」を開催

就航50周年を記念したSNSキャンペーンでグアム旅行が当たる

2017年3月21日 開催

左からグアム政府観光局 日本代表の山本さとみ氏、グアム政府観光局 局長兼CEO ジョン・ネイサン・デナイト氏、元読売ジャイアンツ投手の宮本和知さん、奈緒子さんご夫妻、2016年度ミス・アジアパシフィック・インターナショナル・グアム オードリー・ラグアナ・デラ・クルス氏

 グアム政府観光局は3月21日、東京・港区のアンダース東京で「GUAM TOURISM SUMMIT PRESS CONFERENCE(グアム ツーリズム サミット プレスカンファレンス)」を開催した。今年は、1967年に日本~グアム線が就航してから50周年を迎える年であり、グアム政府観光局では年間を通じ、「グアム新発見」をテーマにさまざまなプロモーション活動を行なっていくという。

グアム政府観光局 局長兼CEO ジョン・ネイサン・デナイト氏

 カンファレンスでは、まずグアム政府観光局 局長兼CEO ジョン・ネイサン・デナイト氏がグアム観光の現状と最新情報を紹介。デナイト氏は、「2016年度のプロモーションキャンペーンでは、グアムの渡航者数が10%増加の150万人を突破した」と報告。同時に2017年度は「VISIT GUAM 2017 YEAR OF LOVE」をキャンペーンテーマに観光促進を進めていくと発表した。

 現在グアムでは、1967年に日本~グアム線が就航して以来50年、当時ハネムーンや結婚式をした人たちの子供・孫世代が多くグアムを訪れているといい、デナイト氏は「グアムには恋人岬など“真実の愛”に基づいた場所があることから、恋人たちに適した場所でもある。また、スカイダイビングやフライボートなども人気が高く、冒険好きの人にもお勧め」と伝えた。また、グアムには4000年を超える歴史と文化があると言われており、現地でチャモロダンスを教えるなどグアム独自の文化にも触れることができるという。さらに食については、「世界で美味しいものが味わえるランキングで、グアムは5位を獲得している」と伝えた。

「VISIT GUAM 2017 YEAR OF LOVE」をキャンペーンテーマにさまざまな施策が行なわれる

 次にグアムの最新情報として、今年は5月3日~7日まで「グアム ミクロネシア アイランドフェア」というミクロネシアの島々が集った文化の祭典が開催されるほか、スポーツイベントとして4月9日にはユナイテッド・グアムマラソンを実施するという。また、新しいホテルの建設や、安全対策として監視カメラの設置など観光客のための対策もアピールしていた。

今後行なわれるイベント情報
4月9日開催のユナイデット・グアムマラソン
新しいホテルや美術館の建設、安全対策として監視カメラの設置なども行なわれる
バス停に屋根も設置される

 また飛行機の運航状況についてデナイト氏は、「現在グアムへは、全国6都市(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、札幌)から直行便を運航している。現状、席数が減っているが、運航している航空会社と座席の供給ができないか交渉している。今後は運航中のチャーター便の増加や、就航数を増やしていきたい」と話した。

グアム政府観光局 日本代表の山本さとみ氏

 次に、グアム政府観光局 日本代表の山本さとみ氏が、グアムへの日本人来島者年齢別の調査結果を報告した。「調査によると、18~35歳のミレニアル世代が多くなっている。この世代は、小さな子供を持つファミリーと独身の男女で、グアムの主要ターゲットでもある」と説明。一方で、「シニア層がこれから大きな市場になっていく」という考えも示した。

 それを踏まえて現在、グアム政府観光局ではメインターゲットと今後期待できるシニア層へのアピールとして、32種類のグアムならではの楽しみ方をファミリー、OL、シニアに分け提案している。シニア向けにはゴルフやレンタカーを借りたトローリング、ファミリーで楽しめるウォータープレイス、OL向けにはパワースポットなどを紹介した。またグアムの自然にも着目し、美しい景色やチャモロ人が暮らした跡などの秘境をめぐるツアーもお勧めしている。

イナラハン
未整備の道を進むトレッキング「天国の丘ツアー」
鍾乳洞を探検する「アシガ・ケープ・ツアー」
グアムの青の洞窟「パガットケープツアー」

 また山本氏は、グアムが選ばれる理由について、“ポジティブ「安近短」”を提案。日本語や英語が使えるという「安心」、日本から3時間30分で到着するという「近さ」、時差が1時間しかないことや、コンパクトな島であることから観光名所までの移動時間が「短い」ことなどを挙げた。また、今年から導入されたプレミアム・フライデーを例に挙げ、「短期間」の滞在でも楽しめるのがグアムの強みと説明した。

 さらにグアムの魅力として、「ホテルの90%が海の見える部屋であること、他国の文化がミックスした独自の食文化と新店舗の増加によりグルメ特集ができるほどのラインアップになっている」と説明。グアムは輸入関税のかからないフリーポートであることにも触れ、「誰と行ってもいつでも楽しめるのがグアム。皆さまには実際にグアムに行ってその魅力を感じてもらいたい」と伝えた。

 グアム観光局では、就航50周年を記念して「やりたかったんだな、これっ。」と題したSNSキャンペーンを4月1日~9月30日の期間で実施する。抽選でペア50名にグアム3泊4日の旅をプレゼントするという。参加方法は、やりたいことをSNS上に投稿することで応募完了になる仕組みになっている。

グアム政府観光局 日本代表の山本さとみ氏が提案するポジティブ「安近短」
グアムの魅力を紹介
就航50周年記念「やりたかったんだな、これっ。」と題したSNSキャンペーンを4月1日~9月30日まで実施

元読売ジャイアンツ投手の宮本和知夫妻を招いたトークショー

元読売ジャイアンツ投手の宮本和知さん、奈緒子さんご夫妻

 カンファレンスの後半では、グアム通でもあり2003年からグアム政府観光局親善大使を務める元読売ジャイアンツ投手の宮本和知夫妻を招いて、トークショーが行なわれた。

 グアムへの渡米回数について質問された宮本氏は「読売ジャイアンツに在籍していたときは、毎年キャンプでグアムを訪れていた。それからグアムが好きになり、トータルで100回前後は訪れている。2016年だけでも8回渡米した」と語った。好きな理由については、沖縄に30分足しただけで行くことができるという近さ、そして何かあったらすぐに帰れちゃうという気軽さ、食事の充実、買い物も便利にできるなど、グアムの魅力を十分に語った。さらに、「やりたかったんだな、これっ。」というキャンペーンに関連した「やりたかったことはあるか」という質問には「グアムが好きすぎて、家を買ってしまった」と答え、会場を驚かせていた。