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サミット関係者向け「おもてなしブース」を名古屋駅とセントレアに設置

名古屋城をレゴで再現

2016年5月23日~28日 設置

名古屋駅の「おもてなしブース」でテープカットが行なわれた

 伊勢志摩サミット東海会議は5月23日、日本を訪れるG7伊勢志摩サミット関係者等に対する交通案内および東海地域のものづくりを紹介する「おもてなしブース」を名古屋駅とセントレア(中部国際空港)の2カ所に開設した。設置期間は5月28日まで。

名古屋駅の「おもてなしブース」でセレモニー

 開設初日となる5月23日は、JR東海(東海旅客鉄道)名古屋駅中央コンコース内に設置された「おもてなしブース」でオープニングセレモニーが開かれた。伊勢志摩サミット東海会議の会長である三田敏雄氏をはじめ、愛知県知事の大村秀章氏、名古屋市長の河村たかし氏、三重県副知事の石垣英一氏、岐阜県商工労働部観光国際局副局長の北川幹根氏、JR東海 名古屋駅長の安藤貞典氏が参加、テープカットを行なった。

伊勢志摩サミット東海会議会長 三田敏雄氏

 最初に挨拶に立った伊勢志摩サミット東海会議の三田氏は「サミットのゲートウェイである、ここをお通りになる海外からのメディアの方などを中心に、産業、観光などいろいろなことを発信していきたい」「東海地域の魅力である伝統文化や観光、最先端技術などを実物や模型、映像等で紹介する」と述べ、伊賀組紐の実演や鈴鹿墨と豊橋筆の書道体験など、伝統工芸を体感してもらえるように工夫したと話した。

愛知県知事 大村秀章氏

 愛知県知事の大村秀章氏は「いよいよあと3日になった。愛知県は、セントレアと名古屋駅がゲートウェイとなり、受け入れ、歓迎、おもてなし、そしてセキュリティ、準備万端で取り組みを進めている」と現在の取り組みを紹介、おもてなしブースについては「テクノロジーとトラディションが一目で分かる。東海地域のよさを知っていただいたら大成功」と果たす役割に期待を寄せた。

名古屋市長 河村たかし氏

 名古屋市長の河村たかし氏は「東京がくそみたいに威張っていますが、圧倒的に国を支えているのは、伊勢湾地域ですから」と河村節を展開。展示のからくり人形を実現するような木工技術が今の自動車のトヨタにつながっている点を示し、「東京じゃにゃーぞ、ということを覚えておかないかん」と強調した。また、自身が掲げている名古屋城の木造復元についても「もうちょっと待ってくれたら本当に木造になる」と述べた。

三重県副知事 石垣英一氏

 三重県副知事の石垣英一氏は「おもてなしのブースができたことを喜んでいる。観光案内や、先端技術をアピール、おおいに世界に発信されることを期待している」と話し、三重県では「三重県も県民あげて、せいいっぱいおもてなししようと、いうことで、いろんな取り組みを準備している。オール三重で取り組んでいきたい」と述べた。

サミットのマーク入りの帯でテープカット、伊勢志摩サミット東海会議会長 三田敏雄氏(左から3番目)、愛知県知事 大村秀章氏(左から4番目)、名古屋市長 河村たかし氏(右から3番目)、三重県副知事の石垣英一氏(右から2番目)、JR東海 名古屋駅長 安藤貞典氏(左から2番目)
おもてなしブースのイメージ画像。からくり人形をメインに、MIRAI、MRJ、名古屋城、伊勢神宮、リニアモーターカーと東海地域の象徴的なものを描いている

「和の茶室空間」をイメージした名古屋駅ブース

 名古屋駅のおもてなしブースでは「和の茶室空間」をイメージ。入ってすぐのところに茶店風に緋毛氈がかけられた縁台に日傘が立てかけられた。東海地域を代表する技術としてトヨタのMIRAI、三菱航空機のMRJ、三菱重工業のH-IIAロケットのミニチュアが展示された。

 そして、愛知県半田市の「山車」のミニチュアやからくり人形も展示されたほか、伊賀組紐の実演も行なわれる。

 ブース周辺には英語対応のボランティアスタッフを配置し、ブースへの誘導や交通案内を実施する。名古屋駅のおもてなしブースの対応時間は9時から18時まで。サミット取材のために訪れたメディアやサミット関係者が対象だが、混雑していなければ一般の方も見学は可能となっている。

おもてなしブースの受け付け
愛知県半田市の「山車」のミニチュア。時間帯によっては忍者姿のスタッフの対応する
緋毛氈がかけられた縁台に日傘がある休憩スペース
PCやプリンターを配置、電源もあり、簡単な仕事もできる
案内スタッフはG7伊勢志摩サミットのロゴのある法被を着用する
三重県といえば伊賀や甲賀もあり、忍者の衣装は分かりやすいらしい
トヨタの水素自動車「MIRAI」
MIRAIのミニチュア
三菱航空機の国産ジェット機「MRJ」
MRJのミニチュア
三菱重工業のH-IIAロケット
名古屋城をレゴで再現、製作はプロレゴビルダーの三井淳平氏で1万5000個のブロックを使用
九代玉屋庄兵衛によるからくり人形
伊賀組紐
三重県と言えば真珠
伊賀焼
伊賀組紐は実演ブースを設けており、技を見ることも体験してみることもできる

“和モダン”で演出したセントレアのブース

 おもてなしブースはセントレアにも設置した。セントレアは“和モダン”で演出というコンセプトで、セントレアに設置してあった観光プロモーション「昇龍道プロジェクト」のオブジェを活用してブースを構成した。

 名古屋駅と同様、東海地域の技術や文化の展示のほか、着物の試着や、鈴鹿墨と豊橋筆による書道体験ができる。書道家が待機し、外国人の名前を当てて漢字を書いたり、毛筆の体験も可能だという。

 また、JR東海のリニアモーターカーのジオラマも展示、実際に磁気浮上のリニアモーターカーが素早く走行する様子も見ることができる。

 セントレアのおもてなしブースも名古屋駅と同じ28日まで開設、対応時間は8時から19時まで。英語対応のボランティアスタッフも配置する。

セントレアのおもてなしブース
愛知県半田市の「山車」のミニチュアと、山車にある彫刻の実物を展示
セントレアの受け付け
サミット会場の賢島や五十鈴川のメディアセンターへの交通案内は大きなパネルで表示
作業スペースも設置
東海地域の伝統工芸品の展示
トヨタ「MIRAI」とMRJは東海地域の2大技術となる
リニアモーターカーの展示は東京都立大崎高校ペーパージオラマ部が制作、磁気浮上で動く
リニアモーターカーが走行中
東海3県のポストカードを展示
お茶を運ぶからくり人形
こちらにも真珠の展示
着物の試着が可能。外国人には定番
書道体験には鈴鹿墨と豊橋筆が用意されている。名前の当て字やサミットに関連する漢字が書いてある
観光プロモーション「昇龍道プロジェクト」のオブジェがある

(編集部:正田拓也)