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西東京バス、日本初の携帯・スマホ充電用コンセントを客席に装備した路線バス「電源バス」を八王子地区ほかで運行開始

2015年度は11月までに23両を導入

2015年7月15日 発表

電源バスの外観。前面の行き先表示の左側にピンク色のステッカーが掲示されている

 西東京バスは、携帯電話やスマートフォンが充電できるコンセントを車内の客席に備えた路線バス「電源バス」の運行を開始した。運行されるのは、八王子市、あきる野市、日の出町、福生市などを運行する同社路線。7月現在では3両が導入されており、特に路線を限定せずに運用される。

 「電源バス」は同社がバスメーカー3社(三菱ふそうトラック・バス、いすゞ自動車首都圏、東京日野自動車)に対し開発を依頼していたもので、一般路線バスの新製時に充電用コンセントを搭載したバスは日本初とのこと。本車両は、充電用電源の供給用として専用インバーターを搭載しており、中扉後部の窓側座席に充電用コンセントを中型車は8個、大型車は12個設置している。なお、PCなどの消費電力が大きいものは使用できない。

 「電源バス」は、外観で判別できるように、前面の行き先表示の左側にピンク色のステッカーを掲示するほか、前面にバスマスクを装着する。

 西東京バスは、2015年度に関しては11月までに「電源バス」を23両導入するとのこと。また同社路線バスにはすでに「au Wi-Fi SPOT」が設置されている。

「電源バス」の車内。客席の壁面などにコンセントが設置されており、携帯やスマホを充電できる
(編集部:柴田 進)